大正7年に起きたスペイン風邪の大流行により、約40万人が亡くなったといわれています。その後、日本の経済は徐々に不景気になり、昭和4年、アメリカで株価が暴落したのをきっかけに世界恐慌が起こり、世界経済は大混乱となりました。 翌年、アメリカの石油禁輸により日本経済はさらに悪化し、大陸の満蒙権益(資源や土地)を得ようと日本軍部が暴走し満州事変が勃発します。その背景には政党政治が弱体化したことが要因となっています。昭和15年には、近衛文麿内閣が既成政党を解散吸収し、大政翼賛会を結成し、太平洋戦争へと突入していきました。
戦後80年をすぎて、いま国際情勢は戦火が絶えない状況になっています。経済は低迷し物価高は国民の生活をひっ迫しています。日本の政治は自民党一強となり、憲法改正や防衛力増強を叫ぶ声が大きくなり、日本ファーストを訴える者も多くなりました。さらにアメリカのイラン攻撃による石油不足と価格高騰は、さらに物価高を押し上げ全世界に経済不安の影響を及ぼしています。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺のとおり、人は同じ過ちを何回も繰り返します。約百年前に日本が歩んできた道を、再び歩まないことを切に願っています。
|