みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
10.11 伝統文化甲斐市親子剣道教室9回目!


 文化庁委託伝統文化親子教室事業の甲斐市親子剣道教室の9回目教室を10月11日、甲斐直心館道場で開きました。2週連続での開催です。

 高校見学などでお休みの中学生もいましたが、初参加の小学生兄弟もいて、幼児、小中学生、一般の計33人が参加しました。初参加者には自己紹介と、好きな食べ物を発表してもらいました。

 先週に引き続き、剣道着・袴を着装し、剣道具を着けた親子などわくわくする気持ちと緊張感がこちらまで伝わってきます。この日初めて剣道着を着たり、剣道具を着けたりする人もいました。教室もいよいよ序盤、中盤、終盤の終盤に入ってきました。

 
 号令は中1伊藤さん。準備体操のほか、変形の握る運動100回、開く運動100回、片足立ち各60秒のほか、跳躍からの両足踏み込み(四股)などを行いました。
 



 竹刀をとり、足さばき、三挙動の正面素振りを行いました。振りかぶりから振り下ろしを素早く行うこと、振りかぶりの際に剣先が下がらないことの大切さを学びました。


 ラダーを2列設置し、4種類ほど足さばきを特訓しました。

 「1周目!」「2周目!」。それぞれの列の先鋒が大きな声をかけて引っ張っていきます。剣道経験が浅くても、巧みなステップを踏める中学生もいます。ラダーは短期間で上達が見えること、剣道の足さばきにも反映しやすいこと、子どもたちの才能を発見するいい機会にもなります。








 面着け後は切り返しの後、指導者、中学生、小学6年生が元立ちになって面打ち、面-小手-胴-小手面の連続打ちを行いました。


 4月の甲斐市剣道体験教室で剣道を始め、この親子剣道教室にも参加した小学生が、竹刀の振りかぶりと振り下ろしが素晴らしく、前回に続いて感心しました。素振りも良くなっていたので、分かっていたことでしたが、粘りのある振りで冴えのある面を打つのに驚きました。経験者でもなかなかこうは打てない振りと冴えです。みんなの前で披露してもらいました。




 打ち込みの後は、初心者も含め、地稽古を行いました。面を着けて初めて、2回目のお父さん方も基本に忠実な打ちを繰り出していて、うれしくなりました。中学生・一般が45秒地稽古を2回、小学生以下が3回地稽古を行いました。左脚が跳ね足になっている癖のある人は早めに直していきましょう。左足は床を蹴る足ではなく、踏み切り足です。






 初参加者や子どもたちから感想発表がありました。剣道着を着けた子どもたちもとてもうれしく、楽しかったそうです。保護者の方からも「子どもの成長している姿を見ることができてうれしい」という感想もありました。

 教室後も、もっと稽古をしたい子どもたちがトレーニング器具「面鳴り」、「零(ZERO)」を使った稽古や、打ち込み台に向かって打ち込みます。零は握りを覚えるのはもちろん、体幹を鍛えるのにも役立ちます。面鳴りは、剣先の冴えがでる正しい振りをしていないと鳴らないので、自分の課題がはっきり分かります。









 
 次回は3週間空いて11月1日(土)17:00〜18:30に10回目を開催します。



 

 本年度、テキストとして2種類の書籍を各20冊購入しました。一冊は大泉書店「マンガでよくわかる少年剣道」(「東松舘道場」3代目舘長 榎本松雄・監修)、もう一冊は「剣道用具マニュアル」(著作・イラスト 石渡康二先生)です。どちらも初心者にも分かりやすい内容ですが、奥深い内容も入っていて、非常に勉強になります。
 

 
 







2025/10/11 8:59:06|稽古日誌
10.11 甲斐直心館朝稽古(小学生以下の部)!


 甲斐直心館の10月11日の土曜朝稽古(小学生以下の部)には19人が参加しました。

 朝5時30分現在の道場室温は22度、湿度70%でした。

 小6中田さんの号令で正座。5種類の素振り100本を行いました。この日は剣道体験発表会を行うため、稽古は短縮して30分間としました。

 面着け後は切り返しのあと、3〜4人一組になって面打ち、相面などを稽古し、指導者元立ちで掛かり稽古をして稽古を締めました。
 
 小学生は体験発表作文を10人が書きました。このうち2年生から6年生までの9人が発表し、4人の審査員による審査の結果、小6中田さんを最優秀賞としました。優秀賞の小6志澤さんとは僅差で、志澤さんは昨年度の県代表で関東大会に出場しましたので、中田さんにも自信を持って県大会に堂々と臨んでほしいです。

 小学生の発表を聞いて、特に指導者からの適切な声かけについて深く考えさせられました。心したいものです。




 







2025/10/11 8:58:55|稽古日誌
10.11 甲斐直心館朝稽古(中学生の部)!


 甲斐直心館の10月11日の土曜朝稽古(中学生の部)には11人が参加しました。

 朝5時30分現在の道場室温は22度、湿度70%でした。参加順に道場の雑巾掛けをしました。

 中2雨宮さんの号令で正座。中3鶴田さんの号令で14種類の素振り280本を行いました。この日は剣道体験発表会を行うため、稽古は短縮して35分としました。

 切り返しのあと、相面、面打ち、小手体当たり、小手面打ち、面に対する応じ胴を修錬し、地稽古を行い、切り返しで締めました。

 剣道1級に合格した中2館生に合格証書を手渡しました。

 

 
 中学生で体験発表作文を書いた3人のうち2人が発表し、5人の審査員による審査の結果、中3鶴田さんを最優秀賞としました。それぞれに感謝の心をもった、向上心のある内容の作文でした。








2025/10/09 0:44:05|稽古日誌
10.8 甲斐直心館水曜通常稽古!


 甲斐直心館の10月8日の水曜通常稽古には33人が参加しました。

 中3鶴田さんの号令で準備体操。北村先生の号令で握る運動、開く運動の補強運動も行い、素振りを行いました。

 



 この後、グループごとに分かれて稽古を行いました。

 小4〜6年生グループは指導者4人、館生13人でした。だいぶ涼しくなってきたこともあって最初から面を着け、切り返しの後は4〜5人一組になり、3〜4人元立ちで面の連続打ち、小手面の連続打ち、面-小手面-胴の連続打ちなどを行いました。跳ね足の癖がある人や左足が前にいく癖のある人は踏み切り足が弱く、前進力に課題があります。打った後に止まってしまう癖のある人も、前に伸びることを覚えます。




 遠間から大きく振りかぶる人には、直前で速く大きく振りかぶり振り下ろすことを求めました。「大強速軽」が剣道の基本です。

 昨年名古屋の八段審査の二次審査を見ても、40代で合格された先生がほかの先生と違ったのはどこか。誤解を恐れずにいえば、もちろん理合その他もあるでしょうが、大きく振りかぶっての速い打ちが圧巻でした。基本の初歩を学んでいる小中学生はまず一拍子で大きな打ちを身につけていくことが大切です。

 2グループに分けて1分間の試合稽古も1人3試合ほど行いました。打った後に気を抜いて打たれる人、相手の打ちを受けっぱなしにして時間が足りなくなる人。それぞれに課題も見えました。

 







 指導者も入って30秒一本勝負も行い、切り返しで締めました。木刀による剣道基本技稽古法も学びました。残心のとり方に進歩が見られた館生も出てきました。
 


 
 







2025/10/05 12:55:00|居合道稽古日誌
10.5 甲斐直心館居合道稽古会 53回目!


 甲斐直心館道場に丹澤孝之居合道教士七段を指導者にお迎えしての居合道稽古会の53回目稽古を10月5日、午前6時から1時間行いました。9月21日以来、2週間ぶりの稽古となりました。道場内室温は22度、湿度は75%でした。

 前日の小学校の運動会がこの日に順延となったこともあり、参加者は甲斐直心館の指導者2人でした。

 制定居合を一本目から十二本目まで抜きました。これまで教えをいただいたことを振り返りながらの稽古でした。

 参加者が剣道指導者だけだったこともあり、丹澤先生が古流の技を披露し、要点を紹介してくださいました。古流の技の意味も考えると、居合道とは生死に関係する重い武道だと感じさせられます。

 次回は10月26日(日)午前6時から54回目稽古を予定しています。

【全剣連制定居合】
一本目「前」・二本目「後ろ」・
三本目「受け流し」・四本目「柄当て」・
五本目「袈裟切り」・六本目「諸手突き」・
七本目「三方切り」・八本目「顔面当て」・
九本目「添え手突き」・十本目「四方切り」・
十一本目「総切り」・十二本目「抜き打ち」

 【全剣連制定居合】
〈正座の部〉
一本目「前」
二本目「後ろ」
三本目「受け流し」
〈居合膝の部〉
四本目「柄当て」
〈立ち居合の部〉
五本目「袈裟切り」
六本目「諸手突き」
七本目「三方切り」
八本目「顔面当て」
九本目「添え手突き」
十本目「四方切り」
十一本目「総切り」
十二本目「抜き打ち」


【初伝 大森流(正座の部)】
一本目 初発刀(前)
二本目 左刀(右)
三本目 右刀(左)
四本目 当刀(後)
五本目 陰陽進退(八重垣)
六本目 流刀(受流し)
七本目 順刀(介錯)
八本目 逆刀(附込)
九本目 勢中刀(月影)
十本目 虎乱刀(追風)
十一本目 逆手陰陽進退(脛囲)
十二本目 抜刀(抜打)


 







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