哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/09/18 8:24:24|その他
真下信一著作集 第4巻 ヒューマニズムの精神 ニ 学びの十字路 戸坂潤の思い出 
私は昭和のはじめに京都大学で哲学を学んでいたころ、すばらしい先生たちとすばらしい先輩たちにめぐまれたことを、今でもなによりもありがたく思います。西田幾多郎先生はたしか私がニ回生のときの一学期の終わりに定年で退官され、そのあとをおそって田辺元先生が哲学第一講座の教授になられた。その退官される直前あたりの西田先生の特殊講義の時間には、そのころはまだ経済学部におらてた河上肇博士や文学部の教官であった和辻哲郎、九鬼周造、天野貞祐などの諸先生の顔も見受けられたし、谷川徹三、木村素衛、高坂正顕、西谷啓治、戸坂潤、中井正一などといった哲学科の先輩たちも居ならんでいた。私たちまだ駆けだしの学部の学生などは広い講義室の中ほどからうしろのほうへかけて小さくひかえているという有様であった。