哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/11/22 22:05:25|その他
 ティリッヒ著作集 第9巻 存在と意味 生きる勇気 第一章 存と勇気 1 勇気と勇敢ーープラトンからトマス ? アクィナスまで15p1g
称賛にあたいすることとは、ある存在がそれに潜在するものを成就すること、あるいはその完全性を実現することである。勇気とは、それに固有な本性を肯定すること、それに固有に内在する目的を肯定すること、つまり、エンテレケイア〔円現〕することである。しかしそれは、「それにもかかわらず」の性格を持つ肯定である。この肯定は、たといそれがわれわれ自身の一部であるにせよ、それを犠牲にすることなしにわれわれ自身の現実的成就に到達できないようなあるもの、を犠牲にする可能性あるいはその不可避性を、そのなかに含んでいるのである。この犠牲は、快楽や幸福の放棄を、いや自分の生命をさえも捧げることすら意味しうる。こういう勇気ある行為が称賛にあたいするのは、常に、それにおいてわれわれ自身のより本質的な部分が、より非本質的部分に対して、それ自身を貫徹するからである。勇気とは美しくかつ善である。それはそれにおいて美や善が実現されるからである。それが勇気を高貴なものにするのである。