哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/07/02 16:06:25|その他
  手塚富雄著作集 第三巻 ゲオルゲとリルケの研究(上) 第一章 序論 文芸学上の諸問題におよぶ 本書の課題
シュテファン?ゲオルゲとライナー?マリーア?リルケとが、十九世紀末から今世紀にわたってのドイツのもっとも注目すべき抒情詩人に属していることは、あらためて多くのことばをついやすまでもないと思う。本質はその二人を、とくに全体として見たその詩業において比較し、比較することによって、それぞれの特質と史的位置をより的確につかむことを目ざすと共に、それをあきらかにすることが、現代文学のありかたをその境位云々とは、もちろんドイツ文芸のなかでのそれをさすだけでなく、ヨーロッパ、さらにひろくはこんにちの世界ぜんたいの精神的状況と密接なかかわりをもち、われわれが刻下の内面の諸問題とも触れあうものであることは、叙述のうちにしだいに明らかになるであろうし、ぜんたいとしては、この二人の詩人の研究を通じて、われわれの精神の進むべき路をよりよくみさだめようとすることに何らかの意味で参与したいと願うのである。?ゲオルゲとライナー?マリーア?リルケとが、十九世紀末から今世紀にわたってのドイツのもっとも注目すべき抒情詩人に属していることは、あらためて多くのことばをついやすまでもないと思う。本質はその二人を、とくに全体として見たその詩業において比較し、比較することによって、それぞれの特質と史的位置をより的確につかむことを目ざすと共に、それをあきらかにすることが、現代文学のありかたをその境位云々とは、もちろんドイツ文芸のなかでのそれをさすだけでなく、ヨーロッパ、さらにひろくはこんにちの世界ぜんたいの精神的状況と密接なかかわりをもち、われわれが刻下の内面の諸問題とも触れあうものであることは、叙述のうちにしだいに明らかになるであろうし、ぜんたいとしては、この二人の詩人の研究を通じて、われわれの精神の進むべき路をよりよくみさだめようとすることに何らかの意味で参与したいと願うのである。