太陽系最大の惑星「木星」は内側から5番目の惑星。
地球から見ると金星の次に明るく輝く惑星で、「夜の明星」と呼ばれることもあります。
木星の直径は、地球の約10倍(太陽の1/10)、表面積は地球の100倍で、体積は1000倍。体積が1000倍なら質量も1000倍かというと、質量は、地球の320倍しかありません。
木星の正体は、巨大なガスのかたまりで、木星の主成分は、水素で90%、残りは、ヘリウムです。
ということは、地球よりも太陽に似ている惑星と言えるでしょう。
大きさは、太陽の1/10と言いましたが、体積・重さとも太陽の約1/1000。
人類は、水星~土星までの惑星については、かなり早い時期から知っていたようです。それ故、「木星の発見者」はいないと云います。
木星を天体望遠鏡で見ると表面の縞模様や木星の周囲を巡る衛星の様子を観察することが出来るでしょう。
現在、木星には、60個以上の衛星が見つかっていて、衛星保有数でも太陽系の惑星の中でナンバーワンですが、望遠鏡で見えるのは、その中でも大きなもの4つ。これは「4大衛星」とか「ガリレオ衛星」と呼ばれています。
実は、この4つの衛星、明るさが5等星、6等星程あって、これは、肉眼でも見られる光度だと云いますが、実際に肉眼で観測するのには条件を考えると、ちょっとハードルが高そうです。
ガリレオ衛星と呼ばれるのは、「1610年にガリレオ・ガリレイが望遠鏡による観測で、 この4つの衛星を発見したため」とされているからです。