ようやく夢のオークスの舞台へ参戦した昂ぶりから日常に戻り、先週末には競馬界の暦の節目であるダービーも終わり、いよいよ来年のクラシック競走に向け今週より2歳新馬戦が始まります。
当然我が厩舎の2歳馬3頭もその荒波に揉まれることとなりますが、出走はおろかトレセンでの調教がはじまる前の現段階ではどの仔も「ダービー馬」もしくは「桜花賞馬」となるだろうと妄想はアベノミクスなのであります。
そのそれぞれのG1を、年上の愛馬の出走情報に忙しく馬名も決まっているのにここまで近況報告をせずにきてしまいました。
というわけで、早くもトレセンに入厩した仔もいる中、馬名の報告から近況報告していきたいと思います。
まずは、我が厩舎筆頭であるダービー候補レディマーメイド11(写真左)ですが、馬名は「ロードフェンネル」(Lord Fennel 冠名+(英語)セリ科ウイキョウ属の植物名)と決まりました。
まあ、セリ科と言う時点でよくわかりませんが、響きは絶好の響きでありキレのある叫びができそうで気に入っています。この感触はヴェッケン大佐のときも同様でしたけど・・・
フェンネルは予想通り夏をケイアイFで越し、秋以降入厩の「王道路線」を歩む予定で進められています。ここまで足下の不安もなく順調に進められていることが何より。今はよく食べよく動き実りの秋を無事迎えられるよう願っています。これが、未勝利戦終了の来春になると万事休すといったところでしょう・・・なんとかその境目を順調に切り抜け夢のダービーの舞台へと誘って欲しいものです。
そして、先日入厩警報が発令され最後の最後で出資したタカオサクセス11(写真中)は、「プランドール」(Plein dOr (フランス語)沢山の金)と名前が決まりました。スペルを見ると「プラン・ド・オール」って感じでいかにもフランス語な上品な名前となりました。
入厩後も特に体調を崩すこともなく、まずは美浦トレセンに慣れることからはじめています。移動後に環境に馴染めず食欲が落ちる仔や、輸送熱によりすぐに近郊牧場に移されるとか頓挫する子も多い中ひとまず環境に馴染んでくれたことは何よりであります。
ただ、2週目となり難関の「ゲート練習」で躊躇することも・・・我が厩舎最大の敵である「ゲート試験」ですが、牝馬ということもあるので昨年のブリュネット同様に馬が納得するまでゆっくりじっくり進めて欲しいものです。もうここまできたら、多少の時間が掛かってもゲートがトラウマになるようなことは避けて欲しいものです。よろしくお願いします、田中先生。
そして、一番のお気に入り馬であるターファイトCのサイレーン11(写真右)は「ブリッジバード」(Bridge Bird 名前の由来:春に開花するアーチ仕立てのバラ)というお洒落な名前に。そういう花の作り物?があるらしいですが正直よくわかりません・・・ただ、響きはよいのでこちらもお気に入りな名前に決まってくれて満足であります。 このブリッジバードですが、私の中では育成場でのVTRを見てかなりの手ごたえを得ており、GW明けに発売された「ギャロップまるごとPOG」でも育成場のページで紹介されるかな?なんて思っていたものの写真はなし・・・クラブのページにも写真はなく「なんでなんだ・・・こんなにいい馬なのに・・・」と意気消沈しながらページを読み進めると、育成場の期待馬に名前が記載!そして、調教師別のそれぞれの期待馬のページでは矢野先生の一番馬として名前が載っておりました!!!これには感慨無量!なのに馬体写真はひとつもなしなんて・・・編集者をがっかりさせるよう、存分に活躍し来春には大きな舞台へ駒を進め見返してやりたいものです。まあ、取材してくれた記者には感謝してますけど、父名をみて「写真イラネ」なんて思ったカメラマンには後悔させてあげたいものです!
そのブリッジバードは、先月末にはラファエルがお世話になる松風馬事センターへ移動し、矢野先生も視察に訪れる中来月中旬の入厩を視野に順調に調整されています。おそらく新潟デビューを視野に入れて調整されていくのでしょうが、なにより「芝」でのデビューに期待したいものです。
というわけで、3頭体制で臨む2011産ですがそれぞれの成長に合わせ、ブリュネットのように私を大舞台へと連れて行ってくれるよう願っています。
行きたいな~桜花賞!そして夢のダービーへ!
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