梅雨らしく、小淵沢でも雨模様の日が続いている。こちらに移住するまで、関西で過ごした梅雨と違うのは、小淵沢では梅雨の時期が、同時に新緑の季節でもあることだ。雨に洗われた緑がことのほか美しい。写真1-3. 写真4は、9日の夕方4時半ごろ。南東の空に巨大な入道雲があった。アメダスの記録によると、ちょうどそのころ甲府で、1時間に19mmの激しい雨が降っていた。きっと、この入道雲の下だったのだろう。 ★『修学旅行で5月に長崎を訪れた横浜市の公立中3年の男子生徒数人が、爆心地周辺を案内していた被爆者で語り部の森口貢さん(77)に「死に損ない」などの暴言を吐き、森口さんが学校に抗議していたことが7日、分かった。』2014年6月7日 こういう中学生がいても意外ではないし、いないふりをするのも良くないだろう。彼らがいるからこそ、語り継がなければならないのだから。 大人側としては、次のようなことも頭に入れておく必要があるだろう。 「人間が若くて元気な時分には、耳できいただけの他人の不幸というものは、皮膚の下へまでは、はいっていきません」(「オオカミに冬なし」 クルト・リュートゲン著、岩波書店) ★『子どもの問題行動に対し、大阪市教育委員会がまとめた具体的な指導案の内容がわかった。一定レベルを超える悪質な問題行動を繰り返す児童・生徒を在籍する市立学校から引き離し、1カ所に集めて指導する「特別教室」を新たに設ける。』2014年6月9日 何のために「隔離」するのかが問題だ。学校で問題行動を繰り返す生徒には、授業についていけない者が多い。隔離すれば解決できることではない。一斉授業から個別授業への転換。校内での遅進者対策。柔軟な進級制度。校内で出来るこれらの取り組みを行った上で、その先を考えるべきだろう。いきなり隔離となると、生徒や保護者にとって落差が大きすぎるような気がする。費用的には、各校で上のような取組をするより、まとめて隔離するほうが安上がりに違いない。橋下市長が、お得意の費用対効果の論理で教育を壟断すると、碌な事にはならない。 |