この話を読んで何か一人でも多くの人に 考えてほしい。
ある小学校の運動会で感動したという話
ある小学校の女の子は緊張するとなぜか頭痛がして動けなくなります。 そのため、毎年、運動会は苦痛で最後まで走れた事がありませんでした。 所が運動会でクラス対抗全員リレーを行う事になりました。
[走れなくなって他の子ども達に迷惑をかけたらどうしよう・・・] と両親はとても不安になりました。 お母さんは心配で見ていられないと先に帰ってしまいました。 いよいよリレーがスタートしました。 3人目の走者としてその子はバトンを受け取って走り出しました。 お父さんは[良かった。このまま無事に走ってくれれば・・・]と安心しました。 しかし、ゴールの手前でその子は頭を抱えて座り込んでしまいました。 その間に他のクラスでは次々とバトンを渡されていきます。 観客席からは[次の子供が取りに行け・・・]と叫ぶ人も現れました。 担任の先生は必死にその子を応援しています。 何とかその子はふらふらと次の走者にバトンを渡すことが出来ましたがそのときには既に他のクラスのアンカーが全員ゴールしていました。 この状況に会場は静まり返ってしまいました。 ところが、その子からバトンを受け取った男の子が必死に走り出しました。 すると、静まり返っていた会場からこの日一番の声援と拍手が湧き起こりました。 大きな声援と拍手の中、子ども達が次々とバトンを渡して全力で走っていきました。
後日、お父さんからそのクラスの先生宛に手紙が届きました。 それには[子ども達は他の子と競って走りたかったと思います。本当に迷惑をかけて申し訳ありませんでした。でも、子供達が一生懸命に走ってくれて救われました。子供達にありがとうと伝えて下さい]と書かれていました。 先生は教室で生徒にこの手紙を読んで聞かせた後、その動けなくなった女の子に [あなたが頑張ったからみんなも頑張ったんだよ] と言いながら拍手しました。教室は再び、大きな拍手に包まれました。 |