その日は激しく雨が降っていました。
平成２５年５月１１日の土曜日でアンダンテの土曜ゼミに参加するため、私はクラシック・ギターを背負い御茶ノ水の楽器街を歩いていました。
私は、最近屋外で弾くことが多くなったのでエレガットを探していました。
しかもノンカッタ・ウエイのエレガットギターです。
ギターのメイカーはOvationと決めていました。
若かりし頃、フェンダー・ギブソンと並んでOvationは私のなかでは高嶺の花でした。
まずOvationを輸入している神田商会に電話し新品でノンカッタ・ウエイのエレガットギターはあるのか問い合わせてみました。
とても親切に調べてくれて折り返し電話をいただきましたが残念ながらOvationの新品でノンカッタ・ウエイのエレガットギターはありませんでした。
仕方がないので中古をネットで探したところOvation 1713 Classic USA  エレガットギターが見つかりました。
１件だけ１１万円で販売していました。
しかし、ギターを１度も弾かず（触らず）にネットで購入するのはとてもためらいがありました。
なので、御茶ノ水の楽器街にあればラッキーと思い激しい雨の中お店をめぐりをはじめました。
なんと２軒目のお店のウインドからデープボウルのOvationのエレガットの後姿が見えたので少し興奮してお店に入り正面からそのギターを見たらOh！！
Ovation 1713 Classic USA！！でありました。
これは偶然といえば偶然ですが奇跡的・運命的なものを感じました。
帰りの「かいじ」の電車の中でギター２本（１本はクラギもう１本はエレガット）を並べ気分は高揚しておりました。
次の日は甲府駅の改札口前で弾く予定がありましたので、買ったばかりのOvation 1713 Classicを持って行きとても幸せな気持ちで控え室で弾いていたところ本番３０分前に４弦が突然プチッと切れてしまうアクシデントが起こってしまいました。（オヨヨ！！でも本番中でなくてよかった）
なので、自宅にいつも使っているタカミネのカッタウエイのエレガットをもちに帰えって本番は間に合いましたが残念ながらOvation 1713 Classicは弾くことができませんでした。
金額は１１万円より安かったです。