哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/10/09 22:25:59|その他
真下信一著作集 第3巻 人間と理性 私をささえた哲学  ニーチェのなにを学んだかーー強烈に訴える「距離のパトス」 196p 16g
なによりも彼のあの謎めいた、妖しげな、それでいて果敢な、断定的なスタイル、宇宙空間を吹き荒れる凄絶と孤独のムード、あらゆる理性的、人間的、道徳的、文化的なもの、普遍妥当的、平均的、客観的なものにたいする憎悪と敵対、現代的なものの蔑視、要するに彼のいわゆる「距離のポトス」が当時の私の心情に最も強烈に訴えるものをもっていたのであろう。私は大正末期という時代の喧騒と醗酵に背をむけて、「季節はずれ」の己れを欲し、ニーチェのかもし出す雰囲気のうちでアット ・ ホームであった。「われ汝らに超人を教う」とか「汝ら、地の意味を知るや」とか、「大いなる真昼」とか、そういったことばに、ひどく深刻ななにかがありそうに思えたのである。