哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/12/12 0:04:59|その他
高坂正顕著作集 第三巻 カント解釈の問題 第ニ章 物一般と意識一般 ニ 意識一般 b 意識一般 99p 7g
我々は一応これらの二つの規定を内感に関する心理的規定及び超越的規定として特色づけ得るであろう。「けだし経験的統覚と同一視された内感は、単に経験的にして、常に転変する」(A.107)ものであり「表象の聯想に依る意識の経験的統一は、それ自ら一つの現象に関わり」(B.140)、従ってその研究は「超越的哲学には属せずして心理学に属する」(B.152)からである。これに反して外感をも間接に包括する内感は、「あらゆる綜合判断の媒体Mediu」であり、「そこに於いてあらゆる我々の表象が含まれている総括、即ち内感及び内感の先天的形式即ち時間」(B.194)と呼ばれるところのものとして、対象認識可能の根源をなし、正に超越的哲学の一要素を形成するからである。