新居弥田

　今スペイン語の勉強してますが、アルゼンチンに帰ってしまいます、ただ６ヵ月だけですが。
　でも、この６ヵ月という間にどのくらい忘れてしまう事やら心配になります。元の木阿弥にならなければいいのですが。

　以前、サハラ砂漠を旅した時窓の閉まらないランドローバーに乗ってただただ砂の起伏の中を走った時、星ってこんなに沢山あるんだ、空中キラキラ輝いて絵本にでてくるような星空でした。
　その中で、ひときわ大きなお月様を見ました。道無き砂漠をお月様を見ながら、つい「月のー砂漠をはるばると・・・」と口ずさんでしまいました。
　今でもあのお月様は忘れられません。でも中秋の名月も捨てられませんね、やっぱり日本人なんでしょう。
　これから、近い内にお月様とその下で光っていた金星が合体してお姫様の耳飾りを作ることでしょう。素敵な夜空に乾杯！

　毎週水曜日の夜に講座を開いています。でも公共の公民館は２ヵ月前からの予約です。
　必ず予約を取るとなると、毎日毎日２ヵ月前に電話予約をしなければなりません。これって大変なことですね、何とかなら無いものでしょうか。

　敬老の日の今日、ＮＨＫで懐メロを流していました。今夜の食事の支度をしながら聴いていました。
　やっぱり、昭和を生きてきた私たち、懐メロに遠い昔のことを思い出してしまいました。
　秋刀魚の刺身を作りながら聴きました、早く作って焼酎の水割りでも飲みながら・・・。と思っている内に番組は終了しました。
　しょうがないからテレビを見ました、そしたら認知症の番組でした。ああはなりたくないなー、と思いながらも見てしまいました。
　認知症、決して成りたくありませんがなった本人にしてみれば幸せなんかも知れませんね。
　この私、これからどうなるのでしょう。

高速バスに乗りました、終点まで約２時間有るのでＮＨＫの「まいにちスペイン語」（録音したもの）聴いていました。
　ところが、前の方の席から「Muy bien 」という女性の声が聞こえてきました、空耳だろうと思って録音を聴いて、ぶつぶつリスリングなどをして、そのまま眠ってしまいました。
　目が覚めて、また録音を聞き始めましたが、また「Muy bien 」と女性の声、今度は耳を澄ませてその声のする方に聞き耳を立てていましたが、女性たちのお喋りばかり、「可笑しいなー」、まさかその声のする方へ席を立って見に行く気にもならず、終点まで。
　そこではじめて声のする席の方に目をやると若い女性に内の一人が外国の女性でした。
　きっとスペイン語圏から日本へステイに来ている人とその友達だったのでしょう。話を聞いているとすらすらと流暢な日本語を喋っていました。
　近くの席だったら、その女性と話が出来たかな？、いや無理だったことでしょう、私にはまだその勇気がありませんから。