犬、猫の避妊・去勢に対する京都市の助成件数が、本年度上半期で前年度を上回ったことが、18日までに分かった。本年度から助成の予算額を増やしたことが主な要因で、これに応じて市が引き取る犬も徐々に減少傾向にあるという。避妊・去勢については動物愛護の立場から議論はあるが、市は「ペットブームの中、数を調整する必要がある」として、さらに奨励する方針だ。 市内在住の飼い主への避妊・去勢助成額は、登録届が出され、年に1回、狂犬病予防注射をしている犬に対し、雄5000円、雌6000円、猫は雄、雌とも3000円が支給されるほか、市獣医師会も同額助成している。
Kyoto Shimbun 2007年11月19日(月) 著作権法第32条より「引用」
ありがたい話です。
助成金があることで、避妊・去勢手術を行う決心を付けられる方も増えると思います。
それは金銭面の援助がありがたいばかりではなく、市町村役所が助成金を出すという自体が避妊・去勢手術を認めているということとなります。
避妊・去勢には賛否両論あることは承知しております。 それも一般の飼育者から、教育者、知識人、ペット業界関係者、獣医師まで、全ての人が統一の見解を出しているわけではないのです。
私たちにも、仔犬を嫁がせたお宅からご質問を頂きます。
傷一つない体にメスを入れて良いの? 全く問題のない子宮などの臓器を取るのは良いの? 神様が赤ちゃんを産める体を授けてくれてのに人間の思惑で手術をしてしまって良いの? 一度は赤ちゃんを産ませた方が良いと言う人がいるけどホント? 赤ちゃんを欲しくなったら、再手術で産めるようになるの? 麻酔や手術での事故や後遺症は無いの? ホルモンバランスが崩れたりするってホント? 従来あるべき臓器を切除してデメリットは無いの?
メリット・デメリットあります。 どちらが完璧に良いなどと言うことはありません。
それでも私は、将来赤ちゃんを望まないのであれば避妊・去勢手術をお勧めします。
それは、 意外にワンコの出産の危険性が母子共に高いこと。 育児放棄をする子が多いこと。 未熟児や奇形児が産まれる可能性のあること。 生ませるための費用負担が高いこと。 血統書登録が案外大変で費用も掛かること。 赤ちゃんの嫁ぎ先を見つけるのが難しいこと。
など多くの課題が山積するからです。
お住まいの市町村によって助成金の有無、資格、助成金額が違います。 衛生課や保健所、動物愛護センターなどに直接問い合わせて下さい。 掛かりつけの獣医師がご存知の場合も多いです。
ここで一つだけお願いです。
大切な税金を使って、個人の趣味・趣向で飼育している犬や猫の避妊・去勢の手術費用を一部であろうと負担することは、特定の人物に対し贔屓している。 認められない!
なんて仰らないで下さい。
実際に、保険所や愛護センターには税金から多額の予算が入り使われています。
その中から、殺処分の為の費用も負担されていると思えば、同じ予算ならば不幸な命を産み出さない様にすることの方がはるかに良いと思いませんか。
HPにもお越し下さい♪ ブリーダーハウス puppys mama http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html puppy@mx3.nns.ne.jp
掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。 誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。
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