近傍銀河までの距離は、変光周期が長ければ絶対等級が明るく、短ければ暗いという性質のセファイド型変光星を使って算出します。
その明るさと周期の関係は詳しく調べられていて、これは銀河の中にセファイド型変光星を見つけ、その周期を測れば、絶対等級がわかることから、それと実際の明るさ(実視等級)との比較で距離を求めるというもの。
この方法を見つけたのは、アメリカの女性天文学者、リービット(1868〜1921)と云う人物で、正確には天文学者ではなく天文台職員だったそうですが、彼女の偉大な業績であるのは変わりはありません。 比較的近くの銀河で、変光星が観測できる距離まではこの方法でいいとして、それより遠くの銀河は、タリー・フィッシャー関係が用いられています。 これは銀河の回転速度とその絶対光度の間に、明るい銀河ほど回転速度が大きいという関係があって、明るいということは重いということで、重い方が速く回らないと釣り合いが取れない・・・という経験則。
経験則なだけに距離算出には不確かさが残ります。その両方で観測された銀河のひとつがNGC2403であって、宇宙の距離を決める一里塚となった銀河でもあります。
セファイド型変光星を使った距離の算出は比較的正確で、NGC2403までは1100万光年とされていますが、それでも二桁目の100万光年は怪しいそうです。 NGC2903までの距離は2000万光年で、こちらはというとかなりの誤差を持っています。
※参考画像は渦巻き銀河「NGC2403」。 |