「読書の記事が載りませんね」という鋭い指摘がありました。 雨が降ったら、勿論読書はしています(汗)
ということで、久しぶりの「読書」カテゴリーへのアップです。
取り上げるのは、大原悦子著「フードバンクという挑戦」。 我が国の食料自給率低下の中で、食品廃棄物が問題となってきました。食品工場からの残渣、コンビニ弁当の消費期限前の廃棄などなど。「飽食ニッポン」を象徴する大量生産・大量消費・大量廃棄は食品部門でもすさまじく進行しています。
その中で、賞味期限内にもかかわらず「表示」の印字が薄いとか、梱包している箱が潰れていたとかの理由で廃棄されていた食品が「必要とする所」に再配分される仕組みを作ったのが「フードバンク」です。アメリカでは40年前から始められていました。 適正な生産が望まれることは自明です。しかし、商品経済の中で生み出された「廃棄物=食べもの」をどうするのか、どう生かしていくのかを分かりやすく教えてくれます。 やはり、食品残渣においても3Rです。リサイクルよりリユース、リデュース!
県内でも「フードバンク」設立に向けた取組みが始まりました。 その学習会にも参加してきました。県内のメーカー、流通、市民、福祉団体などが力を合わせれば、割とスムーズにスタートできるのではないかと思いました。「食べ物が必要な人に届く社会」をめざして!
これから、「フードバンク」から目が離せません。
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