おはようございます。
去る1月23日に、
哀しい、釣りの事故がありました。
八丈島で「釣りをしていた親子が海に落ちた」…小4男児が岩場から転落、助けようとした父親も死亡(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース当方が毎年の夏に通い、
多感な中学生達と共に、数々の体験を紡ぐ場所―
その場所が、伊豆諸島の八丈島です。
中学生と共に、釣りをする機会もあって、
ずっと当方が、釣りの指導に当たらせて戴いて居ます。
が、そのニュース記事を読んで、
おそらく、あの辺りだろうな・・・
って、感じた場所が、
幾つか思い浮かびました。
事故に遭われたのは、
地元にお住まいの親子だったのですが、
どうして、岩場でなんかで釣りをしたのだろう・・・
釣りをする場所だったら、
他にもたくさんあるだろうに・・・
思い浮かべた場所は、
海岸線に岩場が連なっている環境ですが、
釣り人的な視点のみで見れば、
そこで釣れそうな「魚」が、連想できます。
その場所は、
いわゆる「石物―」
と、呼ばれる魚のポイントしては、一級です。
石物とは、
主にイシダイや、イシガキダイの事―
クチジロ、クチグロって、聞いた事ありますよね。
磯釣りをする方の、究極の獲物です。
只、足場が悪いし、
海面からの高さが割とあるので、
相当な熟練者でないと、ここで石物釣りは危険かも・・・
しかも今回の事故は、
親子揃っての哀しい事故ですから、
もちょっと
海面が近くて、狙った対象は、
おそらくですが、
ルアーによる「ロックフィッシュ」か、
小型カンパチなど磯場も廻る、回遊魚釣り―
ではないかと、想像でき、
と、なると、
もしかしたら、
あそこか・・・
と、ピンポイントで、
現場が思い浮かびました。
その時に、ライフジャケットを着けていたのか、
装備は正しかったのか・・・
割と軽装で、釣りをされていらっしゃる方を、
地元で散見しているので、
それを思うと、
この事故は、防げたのではないか・・・
そう感じずにはいられませんでした。
山梨には「磯」は、ありません。
が、もうすぐ、
岩場が多い、渓流釣りが解禁となります。
慣れ親しんだ地元の方は、
海で遊び、川で遊ぶなかで、
自然との向き合い方を、危険を含めて体験して、
対処を学んでいきます。
その一方で、
ここなら、このスタイルで大丈夫・・・
と、軽装で出掛け、事故に遭うケースが、
決して少なくありません。
だからこそ、自然を甘くみてはなりません。
自分は大丈夫・・・
この意識を、「正常性バイアス」と、云います。
が、そんな事は、あり得ません。
リスクは、等しいのです。
どんなに知ってる通ってる場所であっても、
装備はしっかり整えて、
釣りを楽しんでください。
敢えて、文章のみで書きました。
釣りで、事故に遭ったり、
ましてや命を、落とすなど、
絶対にあってはいけません。
釣りの最大の釣果は、
『無事に帰ること』です。
自分への戒めも含めて、
安全管理を、徹底して釣りに臨もうと思います。
※リンクのニュース記事は、投稿時に切れている可能性があります。
予め、ご承知置き下さい。