新築工事の投稿がだいぶ遅れていますが、徐々に載せていきたいと思っています。
1月1日の能登半島地震、甲府でも震度3の揺れでした。 改めてお亡くなりになった方々のご冥福と被災された方々にお見舞い申し上げます。
地震や災害で住宅に被害が出たニュースを見ると、被害の大きさ・被害の原因・被害を 最小限に抑えるための対策など、家づくりをする者として考えます。
能登半島地震では倒壊した建物の下敷きになった事で亡くなられた方が多かったです。
過去の大きな災害の後、建築基準法はその都度見直されてきました。 このHPでも書きましたが、建物の強度を表す指標のひとつ耐震等級3が耐震性能が高いとされています。
では耐震等級3の建物なら絶対に安心かと聞かれれば、私個人は絶対に大丈夫とは言い切れません。なぜなら自然災害は予想をはるかに超えてくるからです。
住宅は建築基準法に沿って建てられます。基準法通りに建てられた家は絶対に安心ではなく、避難できるまで耐えられる建物という解釈になると私は思ってます。 新耐震基準になってからの建物は、倒壊・全壊した棟数が旧耐震基準に比べてかなり少なかった事は事実です。一部損壊しても倒壊せずに人の命が助かるための基準だと思っています。耐震等級3の住宅は標準化されていくのではないかと思います。
また耐震と共に考える必要があるのがやはり省エネ性です。
ライフラインが寸断され、復旧までに時間がかかってしまう現実があります。停電により冷暖房が使えず、暑さ寒さに耐える生活が復旧するまで続いてしまいます。日射取得を考えた省エネ住宅であれば、晴れてさえいれば部屋を暖かく保つことができます。 東日本大震災では電気の復旧まで無暖房で生活され、平均15℃〜16℃を保っていたとの事で、断熱性を実感されたお話を聞きました。
高断熱・高気密住宅は災害対策のひとつと捉え、耐震と共に快適な居住空間をご提供 できるよう努めてまいります。 |