新聞、雑誌等に書いたもの、どっかでしゃべったこと、書き下ろし……の置き場です。 主に文学・歴史関係が多くなるはずですが、何にでも好奇心旺盛なので、どこまで脱線するか?!。 モノによっては長いのもありますが、興味のあるところから御覧下さい。
 
2012/12/22 11:44:19|艶笑譚・世界
産祷の若妻のふざけた言葉

 かなり馬鹿正直なフィレンツェの或る若妻が、まさに分挽しようとして、すでに相当永いあいだ、烈しい苦痛を訴えていたので、産婆はローソクを手にして、子供が今に姿を現わしはしないかと、問題の筒所を点検していた。
「もう一つの方もよく見て頂戴」
と愚直な女はいった。
「主人(たく)は時々もう一つの方でも勤めたのよ」

昭和26・1/ホッジョ・大塚幸男訳「風流道化譚」(鹿鳴社)






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