T-Dome79(旧名称:都留バッティングセンター)

創業から40年、地域唯一のバッティングセンターとして何とかやりくりしてきましたが、建物も機械設備も、もう限界。すべてを使い果たしました。 世間では「オワコン」(終わったコンテンツ)と言われていますが、野球に真面目に取り組むこどもを応援し、その笑顔を実現するため、「事業再生劇場」と銘打ち、その歩みをお伝えしていきます。
 
2021/12/01 15:04:00|バッティングセンター
vol.26「T-Dome79の特徴➒:女性が選ぶ施設を目指して」の巻

野球 "待合いエリア"で最も力を入れたのが"トイレ"です。ここだけは設計段階から絶体に妥協しないと決めていました。なぜなら、旧施設のそれは女性客が利用するには清潔とは言えなかったからです。男女共有の狭いトイレに、一般のお客さまも利用する共有の手洗い場が1つあるだけ。天井には裸電球が付くなど老朽化も重なり、特に女性はトイレの利用を避けていたと思われます。

野球 もうひとつ"トイレ"に力を入れた理由があります。男性客が多いバッセンに、女性客にも来店していただきたいと考えたからです。"トイレ"の良し悪しが女性の来店を左右する…。トイレメーカーのTOTOが実施した「飲食店トイレに対するお客様意識のアンケート調査」によると、約8割の人がトイレの印象でお店のイメージが良くなると回答しています。

野球 全国のバッセンを視察したときは必ずトイレを見ました。「トイレに力を入れているところはきっと繁盛店に違いない…」と考えたからです。そして見えてきたのは、多くが清潔感はあるのですが、公共的なトイレを踏襲している点でした。ならばウチは「ここに来たらトイレを利用しておかないともったいないと思わせるぐらいのトイレにしてやる…」と考えました。

野球 女性目線を徹底的に取り入れるために、私の妻や娘などに細かな点まで何度もヒアリングしたり、おしゃれなカフェ等のトイレを視察したりしながら、レイアウト、壁紙、床材、便器、手洗い場などを決めていきました。そして同時にコロナウイルス対策も心掛けました。

➊ 男女別のトイレとし男性トイレには小便器を設置
➋ 人感センサーにより室内を自動点灯
➌ 洋風便器のフタが自動開閉し、フタが閉まった後に水が流れる
➍ 手洗いスペースはトイレとは別に設け、自動水洗・自動石鹸で冬には"お湯"が出る
➎ 手洗いスペースとは別に化粧直しをするスペースを確保しアメニティグッズを配置(女性のみ)
➏ 荷物置きの設置
➐ 暖房便座・ウォシュレット・水流音の装置を設置
➑ 洗面台にはバックライト付きの大きな鏡を設置
➒ 壁は一面のみ漆喰を採用(漆喰はイやな臭いを吸収する効果が高いうえ吸湿効果も高く、カビやダニの発生も抑える)
➓ 床材・壁紙(クロス)は消臭効果と汚れ防止の効果の高い素材を採用
⓫ 天井には暗くなると光る"畜光素材"を採用し夜空の星をイメージ
⓬ トイレの外壁は自然の木々をイメージしたデザインを採用

野球 トイレは毎日きれいにしています。多くの人が利用してくれればうれしい限りです。








2021/11/11 15:40:00|バッティングセンター
vol.25「T-Dome79の特徴➑:全面パラマウントビューの視界」の巻

野球 前回(vol.24)に関連したお話です。床から2段上がったスペースにVIP観覧席を用意しましたが、そこから見えてくる景色も、野球観戦と同じにしたいと考えました。そうしなければ、躍動している打者の臨場感が"待合いエリア"で見ている人に伝わってこないからです。

野球 球場のバックネット裏の観覧席から見た視界を、そして遮(さえぎ)るものがない視界を実現したい……。

野球 視察した中に1か所だけ目を引くバッセンがありました。"バッティングエリア"との壁をガラス張りにした、まさに"全面パラマウントビュー"で、他のバッセンでは見たこともない強烈なインパクトでした。

野球 「これだ!…」しかし、ガラスだとボールやバットが当たれば割れてしまうかもしれないと考え、最大10mm厚の強化ガラスを採用し、扉もガラス張りに、さらに柱の数をできる限り少なくし、視界を邪魔するものを排除しました。

野球 "待合いエリア"のどこからでも見ることができるバッティング風景、どこからでもわが子が見えるという安心感が当施設の"売り"です。待合いエリアから見えるパラマウントビューの世界をぜひ見に来てください。

野球 ただし、デメリットがあります。ガラス拭き掃除が大変なことです。自動ガラス掃除機が欲しいなぁ…とつくづく感じます。腰が痛いよー泣き








2021/10/29 11:59:03|バッティングセンター
vol.24「T-Dome79の特徴➐:スタジアムのVIP観客席がモデル」の巻

野球 バッティングセンターは通常、2つのエリアに分かれております。「バッティングエリア」と「待合いエリア」です。今回は後者のお話です。

野球 ファミリーやカップルなど、複数でご来店いただいた場合、1人がプレイしているとき、もう1人(あるいはそれ以上)は、それを見ながら待つことになります。その待っている人たちを「いかに快適に過ごさせるか」ここを徹底的に考えました。なぜそう思ったのか? 実は苦い思い出が引き金でした。

野球 リニューアルする前の建物は老朽化が激しく、既に40年以上経過した建物でした。強い雨には雨漏りが、冬にはすきま風が、イスはパイプ椅子やベンチシートで、穴が開いてボロボロ等々、待っている人には過酷な環境でした。あるとき、親子でご来店されたお客さまが、こどもだけ車から降りて、ご自身は車から降りてきません。こどもはひとりぼっちで黙々と打っていましたが、誰も見てくれないのでとても淋しそうでした。そこで私は声を掛けました。

私:「お母さんは見ないの?」
こども:「車のほうが居心地がいいんだって」
私:「……。」

野球 全国のバッセンを約80か所視察し、「待合いエリア」の形態を見てきました。見えてきたのは、どのバッセンも「バッティングエリア」には力を入れているが、「待合いエリア」はどこも似たような風景でした。スチール製のベンチシートや、丸テーブルにパイプ椅子のセットだったりと、長時間の使用には不向きでした。

野球 ところが、視察したバッセンの中に1か所だけとても印象に残ったバッセンがありました。それは「バッティングエリア」がよく見れるように、床から1段高くしたスペースにイスと机を配置したバッセンでした。そこに座っているお客さまは、とても居心地がよさそうに飲み物を口にしていました。

野球 「これだ! これをもっとバージョンアップしよう…」それをヒントに目指したのが「スタジアムのVIP観覧席」です。
➊前列はベンチシートで、座面に芝生調の分厚いカーペットを敷き、座り心地を良くしました。
➋後列は床から2段高くし、カウンターテーブルと座り心地の良いダイニングチェアを配置し、カフェとして飲食できるようにしました。
➌2段高くしたスペースに分厚いカーペットを敷き、靴を脱いで利用するお座敷スタイルにしました。
➍2段高くした階段部分を反対サイドにも設置し、ベンチシートとして卓球の観覧等に利用できるようにしました。
➎電源およびUSBコンセントを等間隔に配置するとともに、Free Wi-fiを設置しました。

野球 ただ打つだけのバッセン(つまりバッティングエリアの充実)では生き残れない。バッセンだからこの程度という「待合いエリア」の慣習に捕らわれない。バッセンだってきっとできる。お客さまの満足度というモノサシを持つことを……。



 








2021/10/23 15:12:00|バッティングセンター
vol.23「T-Dome79の特徴➏:その存在を打ち消す防球ネット」の巻

野球 T-Dome79の最大の特徴はテント型ドーム施設(vol.20でお話し済み)です。壁・天井はテントですので、ボールが直接当たれば当然、テントは破れてしまいます。そこでテントの内側に防球ネットを張り巡らし、テントを保護しております。

野球 その防球ネットの色ですが、よくあるのが「グリーン」で、学校のグランドや球場でもおなじみの色ですね。全国のバッセンでも最も採用されている色ですが、横浜スタジアムのように「ブルー」や、他に「ブラック」、「グレー」を採用しているところも少数ですが、あります。

野球 果たしてT-Dome79は何色の防球ネットを採用していると思いますか? ヒントは、テントの色は「ホワイト」で、鉄骨の色は「こげ茶」という点です。

野球 当施設で採用した色は全国でも珍しい「こげ茶」です。テント内の限られた空間を、障害物が無く、いかに広く感じることができるか、つまり防球ネットの存在そのものを打ち消す色は何か、という観点で徹底的に比較検証した結果、たどり着いた答えです。

野球 「大きい!大きい!入ったー、ホームラン!」気持ちよく振りぬいたボールはどこまでも遠くへ飛んでいった……、そんな爽快感を味わっていただければ、うれしい限りです。








2021/10/21 15:45:00|バッティングセンター
vol.22「T-Dome79の特徴➎:ICカードを使用した新手法」の巻

野球 バッセンの利用料金を支払う方法としてよくあるのが、➊「現金方式」 ➋「メダル・コイン方式」 ➌「プリペイドカード方式」で、この3つの方法のいずれかをほとんどのバッセンが採用しております。しかし、T-Dome79はそのいずれでもありません。全国でもまだ導入が少ない「ICカード方式」を採用しました。

野球 「ICカード方式」は、各打席に装備されている操作パネルのICカード読み取り機に、ICカードをかざすだけの、カンタン、スピーディーな決済手法(スイカやパスモ等交通系ICカードと同じ)です。実はこの手法は、コロナウイルス対策としてのタッチレス(非接触)対策にもなっているのです。

野球 初めてT-Dome79を利用する際は、ICカードを作っていただきます。そのとき、預かり金として200円いただきますが、ご不要になった場合にICカードを返却していただければご返金いたしますので、ご安心ください。そのICカードに利用料金をあらかじめチャージすることで、そのチャージした分だけ利用できるシステムです。チャージした金額は6か月間有効です。

野球 ご利用料金をチャージする方法は、➊「現金」 ➋「VISAなどの各種クレジットカード」 ➌「PayPayなどの各種QRコード」の3つです。クレジットカードが利用できるバッセンもまだまだ少ないなか、QRコードまで利用できるのは極めて珍しいと思われます。昨今のスマホを利用したQRコード決済が普及・拡大している現状を踏まえ、当施設ではいち早く対応することといたしました。

野球 最後に、もうひとつ、ウルトラCをお教えします。実は、一見(いちげん)​​​​​​のお客さまや、カードをたくさん持っているので、これ以上増やしたくないといったお客さま向けに、ICカードを作らずご利用できる方法があります。それは、直接、各打席に装備されている操作パネルで「PayPayなどのQRコード決済」をすることができるんです。ただし、この手法は、ICカード利用によるポイント特典(チャージ金に振り替え可能)が加算されなというデメリットがありますので、ご注意ください。

※T-Dome79の「T」は「T
echnology/テクノロジー」の「T」です。