疲れた体を引きずりながら、お家に帰ってきました。 なんか何日も帰って来てなかったような懐かしさ。 嗚呼、Sweet My Home。 和也「おかえりぃ」 友紀「ただいまぁー!!疲れたよぉ」 和也「おつかれw」 友紀「この胸の勲章見た?」 和也「見た見た。カレー作ったよ。」 友紀「嘘・・・優しい」 涙が出そうでした。カレーを作ってくれてただけじゃなく、2日連チャンで山登りのために出来なかった洗濯物までしておいてくれました。
>メンバー< 友紀、しんちゃん、みきねー、とちこ
昨日、2:00くらいまで寝れませんでした。おかげで今日は寝不足+寝坊。みきねーの家に6:00の予定が7:00に・・・。しかも、起きたのはみきねーの電話でしたからまったくもって・・・。 とちこを拾い、いつものようにセブンイレブンに買出し。お昼を買いました。飲み物は昨日のお茶があったので買いませんでした。今思うとこれ失敗だったかもしれない。2Lが半分になってたので1Lしかなくて、全然足りませんでしたから。 乾徳山の駐車場の出発が8:00。登山道入り口まで結構歩きました。
乾徳山、人気のお山みたいです。人とすれ違うのが多かった。 通りすぎる人に「こんにちはー」と挨拶するのは山のマナーだとなんかの漫画で読みました。だから、あたしはこれを実行しているのであります。
テクテク歩いて銀晶水のところまで来て休憩。 ドンドン登って錦晶水のところでお水を補給。 月見岩がある分岐のところまで登ってきました。 謎のおやじ「ここからがいいですよ!」 見るからに山登りしてそうな人です。あたしが山登りで感じる楽しさとは別の楽しさを感じる人だと思いました。その人がいいって思うって・・・? 友紀「山登りしてそうだぁー」 謎のおやじは軽く微笑みながら下りて行きました。
頂上付近です。 頂上付近らしく傾斜がついてきました。でも、このくらいはもう慣れました。 さぁ、今回のハイライト、鎖場です。 あたしの身長の1.5倍くらいかなぁ・・・あたしの身長170cmです。 そんな岩肌を鎖で登るってやつです。曲岳なんか目じゃない高さですね。しかも、高い山なだけに見晴らしがいいです。でも、もうくじけたりしません。 鎖持って、足をかけて地道に登りだしました。 しんちゃんが見えるくらいまで登ったんですが、次にどうすればいいのかわからなくなっちゃいました(゚д゚;)次は左足をちょっと高くしないと右の出っ張りに足かけられないんですよ。でもいいところがないんですよ。 しんちゃん「引っ張ろうか?」 友紀「・・・」 引っ張ってもらうしかない?あたし、うなづきました。 みきねー「左手持とうか?」 友紀「・・・(うなづく)」 両手ともに人任せです。 引っ張ってもらううちに足をかけようと探ってみても何も足に引っかからない!そのうちに体が右へ右へと流れて行きました。 そして、ついに両足浮きました。あの高さで足が浮くって凄い恐怖です。見晴らしもいいので岩の他に目に入るのは空です。 友紀「離さないでねっっ!!!!!」 しんちゃん「アハハハハハ」 もう、どうしようどうしようってそればっかりしか考えてなくて、しんちゃんが笑ったことなんかどーでもいいくらい、足はバタバタ引っかかりを探してました。・・・この姿、客観的に見ると凄く面白い姿だと思いませんか?下から登って来る人がみたら「なんだあれは!」って感じでしたよ、きっと。 みきねー「もう引き上げちゃおう!」 グイグイ引っ張られたんですが登り切るところの岩がちょっと出っ張ってるので、それが邪魔してうまく上がりません。 もうパニックです! とちこも引き上げに参加してくれました。 すると、右足を上げたら岩の上に乗るようになりました。ズルズル引っ張られ岩の上にうつぶせに寝そべる形になりました。 情けなさとパニックからの開放で動けなくなりました。 でも、いつまでも寝てるわけにはいきません。 みきねー「ヒザじゃなくて足を立てて!」 欲しがりません!勝つまでは!いざ、山頂へ!
山道しか見えなくなってたんですが、胸に土のあとがついてるのに気付きました。さっき、引き上げられた時に引っかかったあとです。頑張った証です。(頑張ったのは引き上げたほうだっていう突っ込みはいらないです。)
山頂に着きました。14:00。でも、着いたーって開放感がありません。なぜなら帰りがどうなるかわからないから。帰りの道は2択。 →来た道を帰る。あの鎖場を通る。 もう1つの道を行く。未知の道。 あたしの頭ん中じゃ、あの鎖場は有り得ない。 来た道を帰る。あの鎖場を通る。 →もう1つの道を行く。未知の道。 やっぱりこうでしょう。でも、未知です。山頂に来る人に話しを聞きました。 親切なおじさん「こっち(未知の道)は、鎖場はないですよ。」 来た道を帰る。あの鎖場を通る。 ◎もう1つの道を行く。未知の道。 はい、決定! みきねー「帰りの道は友紀に選ばせてあげる。」 あなたは天使ですか? 友紀「こっち(未知)の道行く!」
食欲がありません。山頂でごはんを食べれませんでした。 多分、パニクったショックだと思います。
ダラダラした道をひたすら行きました。 途中、吐き気に襲われオエッオエッってなりました。でも、山頂でごはんを食べてないのでツバみたいのしか出ませんでした。 そのうち、めまいがしてきました。 とちこ「低血糖症じゃない?」 食欲はないけど、おにぎりを食べました。
そのうち日が暮れてきました。 みきねー「早くしないと暗くなっちゃう」 みきねーが杖をくれました。落ちてた木を折って作ってくれたやつです。 みきねー「これでバランスとれるから」
とちこがこけ始めました。
先に下りて行ったしんちゃんが、車を林道の側まで運んできてくれていました。19:00、車に到着です。 お水を買ってきてくれていました。 何から何まで、すみません。
みきねーの家から自分の車に乗り換え、お家へ。 11時間の長い長い山旅が終わりました。
PS.寝ようと目を閉じると、山道を下っていてツルっと滑る映像でうわっと目がさえるのを繰り返して、なかなか寝れませんでした。悪夢です。 |