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2012/04/18 13:32:14|美術品まめ知識
油彩画の油 【美術品まめ知識(2)】


お客様からいただいた質問をもとに、今日は油彩の特徴についてお話したいと思います。


Q 油絵(あぶらえ)というのは、絵の具にサラダ油が入っているんですか?



通称サラダ油として知られている油は、食用ですね...
なたね、ひまわり、とうもろこし、等が一般に使用されていると思います。


油絵に使われるのも植物性です。
でも、一般的なのは、亜麻仁(あまに)、くるみ、けしなどの植物の種から採取された油です。
酸化乾燥すると固定するので、顔料がガンヴァスなどの絵が描かれる素材に定着するようになります。

この油で顔料という色のもとになる物質を溶き、その絵具をテレピン油という精油で希釈して油絵が描かれるのです。
いまのところ、私が知っている画家さんの中ではサラダ油を用いている方はいらっしゃいません。


ちなみに油絵の発生といわれるフランドル地方(現在のベルギー)は亜麻仁の産地だったそうです。



油彩は、絵具が乾燥するのにかなり時間がかかりますが、鮮やかな発色と塗り重ねができるというのが大きな特徴です。


 


次回は油彩画の描かれる素材についてお話します。


アートギャルリー日本ぶっくあーと、太田でした。
2012.04.18.







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