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2014/03/24 16:40:00|色々なアート
ルーブル・ランス、概要と行き方 [アート色々:海外編]


こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 見習い14年目のmayumiです。
ルーブル・ランスでフランソワ・ブーシェ「巣」1740年頃作(François Boucher, Le Nid)を熱心に見ている少女があまりにもかわいくて思わず撮ってしまったのが上の画像です。
 

日本テレビ開局60年特別番組「ビートたけしの超訳ルーブル」(2014年3月18日放送)をご覧になられた当ギャラリーの上得意様からご質問がありました。

「ルーブル・ランスってどこにあるの?パリのルーブル美術館と何が違うの?」

公式HPでは良く分からず、情報が載っているガイドブックも見当たらないとのこと。
ブログ等でご紹介されている方もいらっしゃいますが、たまたま私も先月行ってきたばかりですので記憶が確かなうちに書いてみようと思います。

 

ルーブル・ランス Louvre-Lens
 

場所
ベルギー国境にほど近いフランス北部の街ランスLensにあります。
1960年に閉山された炭鉱の街でした。

 

特徴
2012年12月4日にオープンしたルーブル美術館の分館。
所蔵品はなく、パリのルーブル美術館の厳選作品が5年間貸し出されて展示。
メインとなるグランドギャラリー La Grande Galerie、補足展示場 Le Pavillon de Verre、
そして特別企画展示室La Galerie des Espositions Temporairesから成りますが、
もっとも特徴的なのがグランドギャラリーの「時のギャラリー Galerie du Temps」。
これまで一般公開されていなかった所蔵品を主に、パリのルーブルで展示されていた「教科書で見たことある」作品も加え、ルーヴル・パリの全部門(デッサンを除く)から選ばれた紀元前3500年頃~19世紀までの200点以上が時系列にコンパクトにまとめられて展示されています。
約20%が毎年12月4日に入れ替えられるとのこと。

金沢21世紀美術館を手がけた日本人建築家ユニットSANAA(サナア/妹島和世さんと西沢立衛さん)設計による建物はもちろん、
ミシュラン2つ星獲得シェフのマルク・ムラン氏 Marc Meurin 監修レストラン L'atelier de Marc Meurin、炭鉱跡地を巧みに利用した広大な公園、など魅力いっぱいです。 

石炭採掘でできた「ボタ山」が遠くに見えます。
パリのルーブル美術館のシンボル、ガラスのピラミッドとイメージを重ねたところは実に巧妙!

なお、日曜日はランス市街のお店は閉店。
かろうじて駅前のカフェやレストランが数軒オープンしているくらいですので、お茶やお食事等は美術館で済まされるとよろしいかと思います。



電車でのアクセス方法
最寄駅はランス「Lens」。
(1)パリから: 北駅~ダンケルクDunkerque線のTGVで約1時間20分。ランス駅で下車。(Paris Nord -Arras - Lens, 約220㎞)。
(2)リールから: リール・フランダース駅Lille Flandres~ランス線のTER(Ligne 13)で約40分。ランス駅で下車。(途中10駅、約39㎞、停車駅数は「快速」「急行」「各停」などにより変わるらしい)。

※リールに滞在していた私は(2)の方法で行きましたので、(2)の補足説明をします。
普通列車ですから座席予約はありません。
TGV乗車時にはチケットをSNCF(フランス国鉄)のサイトから直接買っていますが、
今回は普通列車でしたので、駅に多数設置されている黄色の券売機からクレジットカードで
当日購入しました(片道8.1ユーロ/2014年2月時点)。
月~金の運行は30分から2時間に1本。途中停車駅なしの「通勤快速」が1日数本あるようです。
土日祝は1~2時間に1本の運行。ローカル線の旅が楽しめます。
リールからランスへは、Libercourtを過ぎたあたりから進行方向右側の遠方に「ボタ山」が見え始めます。  Corons de Mericourt~Pont-de-Sallaumines では左方向に「ボタ山」かなり近し。
 

駅から美術館へのアクセス方法
小さな駅舎を出てすぐ左に進むとバスターミナルがあります。
一番手前のAのりばからシャトルバスNavetteに乗って5分ほど。(1時間に3本くらい)
美術館仕様のラッピングバスなのですぐに分かります。
徒歩でも行けます。公式HPによると駅~美術館の距離は1.5㎞。
身長160㎝・短足の私のペースでは20分以上かかりました。
帰りは炭鉱列車が走っていたというルートを利用した遊歩道や沿道の「炭鉱アート」作品を存分に堪能し、激しく変化する空模様の写真を撮りつつ呑気な散歩を大満喫したため約40分。

※美術館→ランス駅 シャトルバスの時刻表を追記します(2014年2月のものです):
≪美術館発≫
始発8時45分
9時~17時は毎時05分、25分、45分発
18時05分、最終18時25分

知りたい方が多いと思われるランス駅→美術館のバス時刻ですが、こちらの方は写し忘れたため情報掲載できないことをお許しください。
ただ、美術館からのバスが20分間隔の運行ですので、毎時15分、35分、55分ランス駅発といったところでしょうか???(あくまでも推測です)

 

インフォメーション
(2014年3月現在の情報です。お出かけになる前には公式HP等でご確認ください)

◇入館料: 特別展のみ9ユーロ(2015年以降のグランドギャラリー料金などは未定)
◇開館時間: 午前10時~午後6時(入館5時15分まで) ※9~6月の第1金曜日は午後9時まで
◇定休日: 火曜日と5月1日
◇公式ホームページ(仏語 ※英語と蘭語もあり)http://www.louvrelens.fr/



今回はただの概要になってしまいました。
次回はルーブル・ランスの個人的な感想、その他を書く予定です。
 

2014.03.27.


アートギャルリー日本ぶっくあーと、見習い14年目 
mayumi


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