ユーカリ学習塾

 
習うより慣れろーその2ー

 英語の勉強でも「習うより慣れろ」は登場します。繰り返し英文を読んだり会話を練習するのは、まさに「習うより慣れろ」です。もちろん、意味も解らず、ただまねをしても英語力は向上しません。自分が何を読んでいるのか、何を話しているのか理解した上で練習する必要があります。この時、理解した上でとはどういうことでしょうか?英語を日本語に訳すことができるということでしょうか?英文を読んだり、英語で会話を練習する時に、いちいち日本語に訳していたら時間がかかって間に合いません。英語を英語のまま理解する必要があります。
 英語を英語のまま理解するとはどのようなことでしょうか?例えば、英単語を覚える時に、まずは日本語訳とセットで覚えます。bookは日本語で本です。最初はこれでOKです。次の段階は、bookという単語を見た時に、本という日本語を介さずに本のイメージを思い浮かべましょう。これが英語を英語のまま理解するということです。そもそも本という日本語がわかるということは、その言葉から本のイメージが思い浮かぶということです。英語のbookから直接本のイメージを思い浮かべます。
 この習慣が身につくと、単語を覚えるのが楽になります。そして、何よりも英文を理解するスピードが格段に速くなります。さらに、英語を英語のまま理解することが必須なのが英会話です。英会話のテンポは速く、日本語に訳していたら会話になりません。
 英語の授業を受ける時、英語を英語のまま理解する練習をしましょう。ネイティブの発音を聞く、一斉に音読する、1対1で会話練習する、いろいろな場面で英語のまま理解する練習ができます。

塾のお便り(2025年5月)に掲載した内容を一部改訂したものです。