鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/06/03 9:06:01|釣り具の小宇宙
オモリの小宇宙
釣り具の中にあって、
地味だけれども、無くてはならない物―。
それが、オモリです。

素材は、錫(すず)や鉛(なまり)
が多かったのですが、
毒性も認められた事で、
最近では、鉄とかタングステンなども使われます。

釣りの七つ道具の中にも入っていますが、
オモリが、その時の『仕掛け』の、
全てのバランスを保っていると言っても、
決して過言ではありません。
それ位、オモリの役割は重要です。

上の写真は、川釣りから海の釣りまで、
割と頻繁に使われるオモリを、
種類別に分けて見易くしたものです。
なのに、写真の腕がなくって、
ピンボケになってしまい、ゴメンナサイ(*_*;

左上の2種類のオモリは、皆さんも良くご存じの、
いわゆる『カミツブシ』と、呼ばれているものです。
まん丸なのが、『ガン玉』で、
楕円形の物が、『割りビシ』と、言います。

どちらも、糸に挟んで歯で噛んで潰して止めるので、
カミツブシと言われています。

中に糸が通るようになっている『中通しオモリ』。
円錐形で釣鐘型になっているのは、『ナスオモリ』
真ん中に見える平べったいのは、
主にコイのブッコミ釣りなどに使われる、『カメオモリ』

左下の紐状なのは、『糸オモリ』とか、
『ヒューズオモリ』と、呼ばれます。
これは、生きたエサを使う際に、
それがずれない様に、針に巻いて使ったりします。

右下のいちばん大きなオモリは、
一般的は、『小田原オモリ』などと、呼ばれています。

なぜ「小田原」なのか、と、云うと、
このオモリも天秤などに、ぶら下げて使うので、
形が『小田原提灯(ちょうちん)』に、
似ていることから、この名前になりました。

オモリは、単にエサを沈めるための物ではなく、
前記した通り、仕掛け全体のバランスを保つ、
「分銅(ふんどう)』だと、思って下さい。

川の流れの速さに対抗して、
丁度、お魚が食べやすい速さで、
エサが流れる様にしてくれたり、

サビキなどの釣りでは、
速く底まで仕掛けが届く様にしたり、

ウキ(浮木子)とのバランスを量ったり、
多くの役割があると云うことを、
是非、知ってもらいたいと思います。

単なる金属の造形物ではない、
奥深いオモリの小宇宙、
感じていただけましたでしょうか!?





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