今日で6月も終わりですが、 新型コロナに翻弄され続けて過ぎた半年でしたね。
緊急事態宣言が解除され、 日常が徐々に戻って来てはいるものの、 これから真夏に向けて、 第二波が襲って来るかもしれません。 皆さんも、ご自身による感染防止対策を、 怠らず続けて下さいませ。
さて、釣りの七要素について、 その1から7までお伝えさせて戴きました。 それぞれに、皆さんにも考えて戴きたい要素の肝を、 『レッツスタディー』として、 問いかけさせて戴きました。 皆さんが考えて下さった事の全てが繋がっていて、 その全てが大切であると考えています。
そして、冊子の巻末には、 釣りを始める際に、最も考えて欲しい「ココロ」を、 「タイソンからの伝言」として、 猫の被りものを外した自分が語っています。 この七要素の締めくくりとして、 見て戴けたら有り難いです。
「いただきます」の、言葉の意味は、 七要素を伝える中で、 おそらく皆さんも気付いてくれた事でしょう。 ですが、伝言では、改めてその意味を伝えています。
命は命の犠牲のうえに生かされているもの―。 そして命を支える「食」は、 まさにその命の犠牲をいただくのだと云う事、 だからこその言葉であり、 この命の循環を、このような素敵な言葉で、 表現できる日本語は、素晴らしい言語だと思います。
「いただきます」は、 「もったいない」に並ぶ、世界に誇れる言葉です。 是非ぜひ大切にして、毎日の食事をいただきましょう。
この「いただきます」には、 食に対する感謝もさることながら、 自然への畏敬の念を持つことや、 食物連鎖のある意味頂点に君臨している人間へ、 求められ続ける「責任」だとも、思っています。 だからこそ、自然に対しては謙虚でありたい―。です。 それこそ人類が目標に掲げる、 サスティナブルな生き方に通じるものではないでしょうか。
それでは、「いただきます」と、セットになった、 素敵な言葉、も一つありますよね。 そう。「ごちそうさま」です。
七要素のラストメッセージからの、 レッツスタディーは、この「ごちそうさま」の、 言葉の意味を、皆さんに考えてもらいたい―。 これを問題にしたいと思います。
食事の後、我々日本人は、 当り前の様に、「ごちそうさま」を言います。 これは、確かに習慣なんだろうけれども、 どうして言っているんでしょう。 この言葉の意味、考えた事はありますか?
「ごちそうさま」は、誰に言っていますか? それも併せて考えてみてください。 そして、「ごちそうさま」は、 食事以外の生活の場面でも、度々使われますよね。 どんな場面で言っていますか? そんな事も併せて考えてみると、 この言葉の意味も、きっと見えて来ると思います。
ヒントは、「ごちそうさま」を漢字で書くと、 「御馳走様」と、書きます。 表意文字の漢字には、驚かされますね。
たくさんの「ごちそうさま」に、 会えるのを期待しています。
さあ、明日からいよいよ七月です。 暑さに負けず、コロナに負けず頑張っていきましょうね!!
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