5月3日は「憲法記念日」です。1946年11月3日に公布された日本国憲法が、翌年5月3日に施行された記念日です。多くの人が苦労して作った「日本国憲法」について考えてみませんか。
1947年8月2日に文部省が発行した中学校1年用の社会科の教科書「あたらしい憲法のはなし」には、憲法とはどういうものであるかを次のように記しています。
「憲法とは、国で一番大事な規則、すなわち『最高法規』というもので、その中には、大体二つのことが記されています。その一つは、国の治めかた、国の仕事のやりかたを決めた規則です。もう一つは、国民の一番大事な権利、すなわち『基本的人権』を決めた規則です。この他にまた憲法は、その必要により、いろいろのことを決めることがあります。今度の憲法にも、これからは戦争を決してしないという大切なことが決められています。」
戦後80年、私たちは日本国憲法を順守し、平和を守り驚異の復興を遂げてきました。
教科書のおしまいに「みなさん、新しい憲法は日本国民がつくった日本国民の憲法です。これから先、この憲法を守って、日本の国が栄えるようにしてゆこうではありませんか」とあります。次世代へ憲法の大切さを伝えねばなりません。
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