今年1月に大地震、さらに9月には豪雨災害が能登半島で起こりました。震災の復興もままならない状況の中で発生した大水害に言葉を失うとともに、被災された方々には、ただただお見舞いを申し上げ、一日も早く安穏な日々が訪れることを祈るのみです。
日蓮聖人は災害について瑞相御書に「人の悦(よろこ)び多々(たた)なれば、天に吉瑞(きちずい)をあらわし、地に帝釈(たいしゃく)の動きあり。人の悪心(あくしん)盛んなれば、天に凶変(きょうへん)・地に凶夭(きょうよう)出来(しゅったい)す。瞋恚(しんに)の大小に随(したが)いて天変(てんぺん)の大小あり。地夭(ちよう)も又かくのごとし」と記されています。
人々の善心が満ちていれば天も神々も喜んで天地を穏やかに治め、逆に人の悪心である貪(むさぼ)り、瞋(いか)り、痴(おろ)かの三毒(さんどく)が広まると、天も神々も人間を見放し、悪鬼が横行し自然界に変事凶事が起きるというのです。
「何を非科学的なことを」と思う方もいるでしょうが、事実、私たち人間は三毒によって自然破壊をし、殺戮を繰り返し、地球の環境を大きく変えてきました。それによる代償は少なくありません。自然災害の原因は全ての人間にもあると言えるでしょう。
法華経は山や川、草や木、全てのものに仏の種が有ると考えます。謙虚な心で万物の仏を大切に拝み合うことが、天や神々の喜びとなり守護がいただけます。祈りは決して無力ではありません。
※写真は境内のハート❤
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