甲斐直心館の8月16日の土曜朝稽古(中学生の部)には小学生1人を含め12人が参加しました。熊本から館生の中3宮本源太郎さんが水曜稽古に続いて参加してくれました。宮本さんはご両親の出身地熊本の中学校に進学し、熊本県大会団体で2位、続く九州大会でも団体3位に入る活躍だったそうです。
この日の午前5時20分現在の道場内室温は28度、湿度は70%の状況でした。雑巾掛けをし、途中から小雨が降り出したこともあって、室温は26度と下がったものの、湿度は80%に上がり、蒸し暑さは増す状況でした。湿度が高まると、汗が発散しにくくなるので、注意が必要です。
中3鶴田さんの号令で正座。14種類の素振り計280本を振りました。この素振りに真剣に取り組めるかどうかで、剣道が上向いていくか否かが決まります。「素振り一生」の言葉をかみしめましょう。
日本剣道形を十数分間行いました。太刀の形七本までの打太刀、仕太刀の両方を打てる時間です。錬度に応じて、やり直しや研究をしながらの形稽古でした。
面着け後は6組の回り稽古で切り返し、面打ち、技の稽古をして1分前後の地稽古を4回ほど行い、切り返しで締めました。宮本源太郎さんは、思い切りのいい、高校生レベルの剣道をしていました。
打った後の姿勢が崩れている館生、安定性に欠ける館生が少なくありません。打った後、『しばしとどめよ」が基本です。右足だけで攻めて構えの足幅が広くなってしまう悪癖を修正していくと、体勢が改善していくことがあります。構えにさらに意識を払うことも大切でしょう。