みんなで剣道やろうよ!~ 直心是道場~ 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分~20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時~中学生、7時10分~小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時~10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2012/04/16 5:57:57|稽古日誌
甲府第一高剣道部!


 甲府一高の剣道部が日曜午前に稽古をするので、「時間があったら見てほしい」との依頼をいただき、お邪魔しました。

 2、3年生部員は男子が5人、女子が2人です。今年の新入生には男女ともに剣道経験者がたくさんいるようですが、まだ大量入部には至っていないようです。

 1時間半の設定で稽古を行いました。

 1年生女子を含め、この日の稽古参加者は7人でした。みなさん中学校以前からの剣道経験者で、出身道場、スポ少を尋ねたところ、聖心剣友会、富士川(甲府)、春日居、修道館、湯田、昭和というそれぞれに素晴らしい指導の先生がいらっしゃって、熱心に活動をしている団体ばかりでした。ここに甲斐直心館の館生が加わりました。

 甲斐直心館で行っているのと同じ素振り10種類を紹介しました。上下素振り、正面素振り、左右面素振り、開き足の左右面素振り、小手素振り、左手片手素振り、右手片手素振り、股割り素振り、蹲踞(そんきょ)素振り、跳躍面素振り-です。甲斐直心館では小学生も含め、毎回この素振りを30本ずつ行っています。

 面着けの前に基本の足捌きを行いました。いつもは素振りを60本ほどしたらすぐに面を着けていたようですが、間に基本稽古を入れさせていただきました。面を着ける時間はそれほど長くなくて良いと思います。面を着けなくても厳しい、苦しい稽古はいくらでもできます。

 「エイ、エイ」の掛け声で前進の送り足、「ヤー、ヤー」の掛け声で後退の送り足、そして発声せずに一気の送り足を前進と後退で行いました。さらに笛の音で反応して前進と後退を繰り返す足捌き。これは特にきついはずです。一気の送り足から面の空間打突を入れ、最後は構えから連続面の空間打突を行いました。

 5分間の給水タイムを挟み、残り40分は面を外しません。

 この日行ったメニューは以下の通りです。8人の複数で回れたので、休む人がいませんでしたので、それぞれの技を2人から3人と行うよう、回数を少なめにしました。

 ①2回往復の切り返し。掛かり手は体当たりをしないよう面を打ちきることを心掛けました②正面打ちを交互に2本。これは面を打った後に竹刀をできるだけ打突部位から離さず、真っ直ぐ前進するために元立ちが真っ直ぐ下がりました。道場いっぱいにスペースを使い、交互にシーソーのように打ちました③小手打ち4本。小手を打って体当たり、送り足で下がります。途中で気を抜きません④開き足を使いながら左右胴30本。元立ちはその場で正面に面を振り下ろします⑤右胴左胴右胴の連続3本引き胴×3セット。これをリズミカルに行うにはまず左手が中心にないと難しいのです。これを行うことで自分の胴打ちの癖が分かります。そして面でも胴でも同じですが、右面といったら、自分から向かって左側のことです。右胴といったら、自分から向かって左側の胴のことです。左胴といったら、以前は逆胴と呼ばれていた側の胴です⑥相面4本。遠間から触刃の間合いに入って先を取ります⑦面体当たり引き面4本。高校生は特に引き技で勝負がつくときが多いので大事な稽古です⑧掛かり手が面を打ちつばぜり合い→掛かり手は引き面、元立ち側は引き胴を同時に打つ。試合でも引き胴と引き面で勝負が分かれるときがあります。どちらが有利ということはありません。

 順番は多少違うかもしれませんがおおよそこんなメニューでした。

 この後はお互いの掛かり稽古をしました。

 そして、元立ちの指示に対して瞬時に反応する打ち込み稽古で締めました。「面面面」「小手面胴」などの指示に対してもさすが高校生、しっかり足を送ってついてこられました。声が大きいことも素晴らしいです。甲斐直心館ではこの後に2回往復の切り返し、面一本で締めますが、それはまた次回に。稽古時間は1時間25分でした。

 甲府西高出身である私と、甲府一高の剣道部のみなさんの境遇は似ているので、稽古後に長々とお話をさせていただきました。

 進学校であるが故に、稽古時間がまず限られていること。剣道そのものを指導できる先生がいらっしゃらないため、部長を中心に自らを律していかないと効果は上がりません。人が集まらないからといって時間を無駄にすることがないように。始めの時間と終わりの時間をきっちり設定して稽古をすることが稽古を継続していくためには大切なことです。稽古時間前に剣道着に必ず着替えて鏡の前で構えや素振り、足捌きを確認すること。剣道は一人稽古だけでも強くなれます。

 私が高校生だったころ、甲府一高に菅谷さんという、非常に強い先輩がいました。当時の甲府総合選抜でも県大会決勝に残るような強い先輩がいたことは誇りでした。当時、甲府商高、甲府工高、東海大甲府、日川などが県大会上位常連校でしたが、そういう光る先輩がいらっしゃいました。

 当時の甲府総合選抜(甲府第一高、甲府東高、甲府西高、甲府南高)の頭文字を取ってFEWS(フューズ)という集まりがありました。高校間で交流していました。社会人になってからこの4校の剣道部OBが集まったことがありました。社会でも活躍されている立派な先輩方ばかりです。

 現在の甲府一高の剣道部のみなさんは志望校や自分の将来について明確なビジョンを描いているところが素晴らしいと思いました。今春の卒業生のうち国公立大学合格者が100人を超えたということで学業面でも好成績を上げたということのようです。

 来週も高段の先生が稽古に参加して指導していただけるということのようですので、まずは本部審査会、高校総体に向けて学業と両立させていってほしいと思います。

 剣道を真剣に追求している高校生がいることに大きな喜びを覚えました。真剣なまなざしには、感動を覚えました。ありがとうございました。


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よろしくお願いいたします
 M・Hさま、ごぶさたしております。ご子息と年齢が近かったら、同時に剣道部ということもあったかもしれません。

 新しい顧問の先生も剣道のことを一生懸命勉強されているようで心強いです。部員の保護者に剣道人が少なくとも3人以上いますので、都合のつくときには顔を出して稽古法のヒントなどをお伝えしたいと思っています。

 私が甲府西高時代も結局は稽古内容を生徒が考え、決め、自らを律してやってきました。要は本人たちのやる気次第だと思います。

 ご子息大学合格、そしてご入学おめでとうございました。「住めば都」です。4年間といっても学生生活を謳歌できるのは2年くらいだと思います。悔いのない学生時代を過ごしてほしいと思います。

鷹野  (2012/04/23 6:57:03) [コメント削除]

羨ましい限りです
鷹野先生ご無沙汰しております。遅ればせながら、ちーちゃん、高校ご入学おめでとうございます!
愚息が一高剣道部にいる間にも稽古に来ていただけたら、どんなによかったか・・今の部員が羨ましいです。これからも時間の許す限り、稽古に出向いていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

M・H  (2012/04/21 15:34:36) [コメント削除]

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