5月31日はある県立高校から剣道部の稽古への参加を要請されましたので、午後から、この日3度目の稽古に臨みました。
私の母校ではありませんが、高校の顧問の先生が剣道経験者ではないことなどが自身の高校時代と重なります。この高校もわが母校同様に生徒同士で稽古内容を考えて実施しています。この日参加した剣道部員は18人という多さで、うち女子は6人でした。剣道指導者がいないことを承知で受験し、入学後も地道に剣道を続けていく高校生がいることは、一剣道愛好者としてうれしく感じます。人から強制されない分、自分を自分で律しないといけない違った苦労・難しさがあるはずです。
自身の時を振り返ってみると、高校時代の稽古は1、2年生の時は先輩の指揮で、3年生になると部の伝統的な稽古を踏襲しながら、中学の時に教わった先生の稽古内容や、剣道書を読んで、自分たちに必要なもの、合ったものを取り入れていました。
この高校の剣道部員たちの試合や稽古も何度か見たことがあります。いつもより少し長めの2時間の稽古の中で、基本的な動作を多く取り入れた稽古内容としました。通常なら、準備体操、素振りの後はすぐに面着けに入るところを最初の1時間半は面を着けずに素振りやすり足、目を閉じての左右胴打ちなどを行い、面着け後の30分は切り返し、面打ち、小手打ち、胴打ちの後は相面、出端小手を研究し、締めは9人、8人のグループに分かれて面に対する応じ技、小手に対する応じ技、面か小手に対する応じ技を各人が元立ちになって行い、さらに小手・面・胴・面の連続技を体勢を崩さないように4回ずつ行い、切り返しで締めました。
面着け後はわずか30分間でしたが、稽古後に尋ねると「いつもよりきつかった」と全員が手を挙げました。
次回、お邪魔する機会があれば、短時間の地稽古、掛かり稽古なども取り入れていきたいと思います。高校生の皆さんおつかれさまでした。
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