コロナも収束の兆しがみられず ロシアの侵攻もあり暗雲たちこめる世の中になってしまいブログを投稿する意欲もなくしていたのですが・・・
先日、原田泰治さんの訃報に接しました 原田泰治は昭和15年諏訪で出生 間もなく小児麻痺にかかり両足が不自由になります 昭和19年一家は開拓農民として伊賀良村へ移住します泰治は畑の片隅に置かれて植物や昆虫を友として幼少期を過ごしたそうです これが画家としての目を養ったようです
一家が住み着いた高台は水がでませんでした そのため米を作ることが出来ませんでした 父親は山の中腹に横穴を掘って水を引き込もうと決心をします つるはし一本で掘り進め二年がかりで水を掘り当て 四年がかりで田んぼをつくりあげたのです
その様子は「とうちゃんのトンネル」という絵本に詳しく書かれています 多くの親子に読んで欲しい一冊です 又、諏訪の原田泰治美術館でビデオ放映が行われています 家族とは何か、父親はどう生きるべきなのか深く考えさせられます 涙なしには見られません
泰治は武蔵野美術短期大学卒業後グラフィックデザイナーを経て画家になりました その絵は日本の原風景を素朴なタッチで描かれており日本の風景の美しさを再認識させてくれます
この美しい日本をいつまでも守っていきたいもだと思わずにはいられません。
合掌
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