哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/12/21 20:55:34|その他
真下信一著作集 第3巻 人間と理性 一 生きがいと幸福 生きがいについて8p16g
したがって、これから私たちにとって、私たち個人個人の生活における心がまえの拠りどころとなるべきものは歴史のおきてにたいする謙虚な信頼以外にはない。歴史のおきてにさからった方向に希望と夢を描いたところに必然的な敗戦の運命に遭遇しての今日の生活実感の虚無感があったとすれば、また歴史の動きがどうしても実現してくれるはずではなかったものを実現しようと努めることによって、その必然的な挫折をつうじて、今日のひどい無力感が生じているものとすれば、そのような生活の虚無感や自己の無力感を真に超克する道は、なんといっても歴史が進もうとする方向、歴史の必然的な歩みが指向している方向なに沿って私たちの希望と夢を託し、また歴史がいやおうなしに、おそかれはや実現しようとしているものを、同時に私たち自身の努力の目標とする以外にはないはずである。そのさい注意すべきことは歴史の深い流れの表面に、浮かんでは消え、消えてもは浮かぶ泡沫のごとき現象、またしばしば底流と逆行する表面的な流れを、歴史社会のほんとうの動きと混同してはならないということである。