哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2025/11/23 21:57:29|その他
真下信一著作集 第1巻 学問と人生 4 人生の省察  愛することと生きがい 141p 14g
たしかに人間の生が自覚的だということは、生きることについて考え、考えるところを生きようとすることではある。しかし、もしも人が生きて愛しているとおりに、それについて考え、そして考えるとおりに生きて愛することができているのならばーーということは人間の自覚が完璧であるのならば、ということであるがーーおよそ問題はありえないのであって、生きるとは、愛するとは、などという厄介なことをわざわざ考える必要などもとよりありえない。問題は、生きること、愛すること、それらについて考えることとの、両者間の分裂と緊張が、同じ一人の人間において存在するところ、もっとつきつめて言うならば、生きるとはこの矛盾そのものにほかならぬところにこそあったのである。ここのところに、生きること愛することのむずかしさがひそみ、人生と愛のよろこびも悲しみも、そこに源があったのである。