哲学が根本になければ、砂上の楼閣にすぎぬ。このサイトは持続可能な社会を目指して、地球温暖化防止、緑化の推進、世界平和、世界連邦建設等を目的としたものです。左の写真は、尾崎行雄先生と尾崎先生の意思を継承した相馬雪香先生です。相馬雪香先生の教えを受けた人は多数いると思いますが、雪香先生をおんぶしたことがあるのは、私(中澤誠)だけでしょう。すべての組織は利害で動く 日本は敗戦国となった時から、植民地以下の国になった。だが日本には至るとこに神社がある。それが唯一の救いだ。天之御中主様 この日本を目覚めさせていただきたく。 殺戮の無かった縄文時代に戻ることこそ重要である。
 
2026/06/11 12:06:39|その他
三木清全集  第六巻  ?史哲學  第一章 四 ?史の概念 43p3g
運命とは或る否定的なものである。ところで運命は、それが偶然性を豫想しつつしかも偶然性の否定としての必然性であるやうに、實踐的なものの上に立つ實踐的なものの否定である。それ故もし?史的思惟が或る運命の概念を缺き得ないとすれば、?史が單なる行動主義の立場に於て成立し得ぬこともまた明かであろう。?史は我々が作るものであると同時に我々にとつて作られるものである。行爲が同時に物の意味をもつてゐるところに?史はある。爲すことが同時に爲されることであるところに?史はある。從つてヘーゲルが運命をパトスーーπαδχω(働きかけられる)から來たπαθοζーーと呼んだのは意味深きことであつて、出來事が、παθημαーーの意味をもつところに?史はある。それだから運命の概念は勝れて悲劇といふ美的觀想的なものの中心概念ともなり得るのである。然しそれは決して純粹に觀想的なものを現はすのでなく、寧ろ實踐的なものを豫想しつつこれの否定としての觀想的なものである。更に運命の概念が?史の概念に對して有する重要な意味は、前者が後者にとつて本質的な時間の概念と最も内面的につながつてゐるところにも見られる。