T-Dome79(全天候ドーム型バッティングセンター )

創業から40年、地域唯一のバッティングセンターとして何とかやりくりしてきましたが、建物も機械設備も、もう限界。すべてを使い果たしました。 世間では「オワコン」(終わったコンテンツ)と言われていますが、野球に真面目に取り組むこどもを応援し、その笑顔を実現するため、「事業再生劇場」と銘打ち、その歩みをお伝えしていきます。
 
2021/11/11 15:40:00|バッティングセンター
vol.25「T-Dome79の特徴➑:全面パラマウントビューの視界」の巻

野球 前回(vol.24)に関連したお話です。床から2段上がったスペースにVIP観覧席を用意しましたが、そこから見えてくる景色も、野球観戦と同じにしたいと考えました。そうしなければ、躍動している打者の臨場感が"待合いエリア"で見ている人に伝わってこないからです。

野球 球場のバックネット裏の観覧席から見た視界を、そして遮(さえぎ)るものがない視界を実現したい……。

野球 視察した中に1か所だけ目を引くバッセンがありました。"バッティングエリア"との壁をガラス張りにした、まさに"全面パラマウントビュー"で、他のバッセンでは見たこともない強烈なインパクトでした。

野球 「これだ!…」しかし、ガラスだとボールやバットが当たれば割れてしまうかもしれないと考え、最大10mm厚の強化ガラスを採用し、扉もガラス張りに、さらに柱の数をできる限り少なくし、視界を邪魔するものを排除しました。

野球 "待合いエリア"のどこからでも見ることができるバッティング風景、どこからでもわが子が見えるという安心感が当施設の"売り"です。待合いエリアから見えるパラマウントビューの世界をぜひ見に来てください。

野球 ただし、デメリットがあります。ガラス拭き掃除が大変なことです。自動ガラス掃除機が欲しいなぁ…とつくづく感じます。腰が痛いよー泣き








2021/10/29 11:59:03|バッティングセンター
vol.24「T-Dome79の特徴➐:スタジアムのVIP観客席がモデル」の巻

野球 バッティングセンターは通常、2つのエリアに分かれております。「バッティングエリア」と「待合いエリア」です。今回は後者のお話です。

野球 ファミリーやカップルなど、複数でご来店いただいた場合、1人がプレイしているとき、もう1人(あるいはそれ以上)は、それを見ながら待つことになります。その待っている人たちを「いかに快適に過ごさせるか」ここを徹底的に考えました。なぜそう思ったのか? 実は苦い思い出が引き金でした。

野球 リニューアルする前の建物は老朽化が激しく、既に40年以上経過した建物でした。強い雨には雨漏りが、冬にはすきま風が、イスはパイプ椅子やベンチシートで、穴が開いてボロボロ等々、待っている人には過酷な環境でした。あるとき、親子でご来店されたお客さまが、こどもだけ車から降りて、ご自身は車から降りてきません。こどもはひとりぼっちで黙々と打っていましたが、誰も見てくれないのでとても淋しそうでした。そこで私は声を掛けました。

私:「お母さんは見ないの?」
こども:「車のほうが居心地がいいんだって」
私:「……。」

野球 全国のバッセンを約80か所視察し、「待合いエリア」の形態を見てきました。見えてきたのは、どのバッセンも「バッティングエリア」には力を入れているが、「待合いエリア」はどこも似たような風景でした。スチール製のベンチシートや、丸テーブルにパイプ椅子のセットだったりと、長時間の使用には不向きでした。

野球 ところが、視察したバッセンの中に1か所だけとても印象に残ったバッセンがありました。それは「バッティングエリア」がよく見れるように、床から1段高くしたスペースにイスと机を配置したバッセンでした。そこに座っているお客さまは、とても居心地がよさそうに飲み物を口にしていました。

野球 「これだ! これをもっとバージョンアップしよう…」それをヒントに目指したのが「スタジアムのVIP観覧席」です。
➊前列はベンチシートで、座面に芝生調の分厚いカーペットを敷き、座り心地を良くしました。
➋後列は床から2段高くし、カウンターテーブルと座り心地の良いダイニングチェアを配置し、カフェとして飲食できるようにしました。
➌2段高くしたスペースに分厚いカーペットを敷き、靴を脱いで利用するお座敷スタイルにしました。
➍2段高くした階段部分を反対サイドにも設置し、ベンチシートとして卓球の観覧等に利用できるようにしました。
➎電源およびUSBコンセントを等間隔に配置するとともに、Free Wi-fiを設置しました。

野球 ただ打つだけのバッセン(つまりバッティングエリアの充実)では生き残れない。バッセンだからこの程度という「待合いエリア」の慣習に捕らわれない。バッセンだってきっとできる。お客さまの満足度というモノサシを持つことを……。



 








2021/10/23 15:12:00|バッティングセンター
vol.23「T-Dome79の特徴➏:その存在を打ち消す防球ネット」の巻

野球 T-Dome79の最大の特徴はテント型ドーム施設(vol.20でお話し済み)です。壁・天井はテントですので、ボールが直接当たれば当然、テントは破れてしまいます。そこでテントの内側に防球ネットを張り巡らし、テントを保護しております。

野球 その防球ネットの色ですが、よくあるのが「グリーン」で、学校のグランドや球場でもおなじみの色ですね。全国のバッセンでも最も採用されている色ですが、横浜スタジアムのように「ブルー」や、他に「ブラック」、「グレー」を採用しているところも少数ですが、あります。

野球 果たしてT-Dome79は何色の防球ネットを採用していると思いますか? ヒントは、テントの色は「ホワイト」で、鉄骨の色は「こげ茶」という点です。

野球 当施設で採用した色は全国でも珍しい「こげ茶」です。テント内の限られた空間を、障害物が無く、いかに広く感じることができるか、つまり防球ネットの存在そのものを打ち消す色は何か、という観点で徹底的に比較検証した結果、たどり着いた答えです。

野球 「大きい!大きい!入ったー、ホームラン!」気持ちよく振りぬいたボールはどこまでも遠くへ飛んでいった……、そんな爽快感を味わっていただければ、うれしい限りです。








2021/10/21 15:45:00|バッティングセンター
vol.22「T-Dome79の特徴➎:ICカードを使用した新手法」の巻

野球 バッセンの利用料金を支払う方法としてよくあるのが、➊「現金方式」 ➋「メダル・コイン方式」 ➌「プリペイドカード方式」で、この3つの方法のいずれかをほとんどのバッセンが採用しております。しかし、T-Dome79はそのいずれでもありません。全国でもまだ導入が少ない「ICカード方式」を採用しました。

野球 「ICカード方式」は、各打席に装備されている操作パネルのICカード読み取り機に、ICカードをかざすだけの、カンタン、スピーディーな決済手法(スイカやパスモ等交通系ICカードと同じ)です。実はこの手法は、コロナウイルス対策としてのタッチレス(非接触)対策にもなっているのです。

野球 初めてT-Dome79を利用する際は、ICカードを作っていただきます。そのとき、預かり金として200円いただきますが、ご不要になった場合にICカードを返却していただければご返金いたしますので、ご安心ください。そのICカードに利用料金をあらかじめチャージすることで、そのチャージした分だけ利用できるシステムです。チャージした金額は6か月間有効です。

野球 ご利用料金をチャージする方法は、➊「現金」 ➋「VISAなどの各種クレジットカード」 ➌「PayPayなどの各種QRコード」の3つです。クレジットカードが利用できるバッセンもまだまだ少ないなか、QRコードまで利用できるのは極めて珍しいと思われます。昨今のスマホを利用したQRコード決済が普及・拡大している現状を踏まえ、当施設ではいち早く対応することといたしました。

野球 最後に、もうひとつ、ウルトラCをお教えします。実は、一見(いちげん)​​​​​​のお客さまや、カードをたくさん持っているので、これ以上増やしたくないといったお客さま向けに、ICカードを作らずご利用できる方法があります。それは、直接、各打席に装備されている操作パネルで「PayPayなどのQRコード決済」をすることができるんです。ただし、この手法は、ICカード利用によるポイント特典(チャージ金に振り替え可能)が加算されなというデメリットがありますので、ご注意ください。

※T-Dome79の「T」は「T
echnology/テクノロジー」の「T」です。

 








2021/10/01 0:49:12|バッティングセンター
vol.21「T-Dome79の特徴➍:鮮やかで高精細な投手映像」の巻

野球 ピッチングマシンの性能も重要ですが、それと同じくらい重要なのが、投手映像です。T-Dome79では、みなさまのご家庭にある➊液晶テレビ方式を採用しております。サイズは"65インチ"と同種方式では最大級で、家庭用ではなく耐久性のある業務用の液晶ディスプレイを採用しております。

野球 その他には➋LED方式、➌プロジェクター方式があります。屋外タイプのバッセンには➋LED方式が(そもそも映像を設置していないバッセンもありますが)、屋内タイプのバッセンには➌プロジェクター方式が多いです。➋LED方式は耐久性に優れ、太陽光にも強いですが、画質が粗い点が難点です。➌「プロジェクター方式」は大画面投影が可能ですが、映像が白っぽくなるため画質が劣ります。T-Dome79では全国でもまだ採用しているところが少ない➊液晶テレビ方式を採用しました。他の2つに比べ、価格は高めですが画質が圧倒的に良いためです。ダイナミックな投手映像を、よりリアルに感じることができるはずです。

野球 映像で映し出される投手のラインナップは、サウスポーが2人、右投手が3人です。プロ野球選手を採用したかったのですが、肖像権等で費用が掛かるため、アマチュア選手を採用しました。その中で、実は元プロ野球選手が一人います。さて、誰でしょうか? ぜひ、見にきて対戦してみてください。