Q1:全国にバッティングセンターの数がいくつあるか、想像できますか?
A1:512か所(2016年)と言われています。「言われています」というのは、実は、正確な数が分からないのです。これはバッティングセンターに「まとめ役」となる業界団体がないからです。
そこで、おおよその数字を把握するため、経済産業省が公表する「経済センサス」に記載されている業種の1つである「テニス・バッティング練習場」の事業所数を基に作成した資料が、上記グラフです。
ピーク時の3,000か所(1966年)から下降の一途を辿り、50年の月日を経て、今では2割にも満たない数となりました。…なるほど「オワコン」と言われる理由もわかりますね。
Q2:では、どうしてそんなに急激に減ってしまったのでしょうか?その原因はいくつか考えられていますが、主な理由は以下のとおりです。
A2:➀供給過多(ブームに乗って乱立) A単純システム(面白さや楽しさがない) B嗜好拡大(野球人口の減少) C事故多発(安易な経営)などが挙げられます。
次回は、都道府県別のバッティングセンターの数についてお話しします。
【出所】経済センサス(経済産業省)、事業所・企業統計調査(総務省)、業種別審査事典(金融財政事情研究会)、J-NET21(中小企業ビジネス支援サイト)