二科 山梨支部

◇事務所 公益社団法人二科会山梨支部事務所 〒408-0036 北杜市長坂町中丸1498-3 [支部長]矢野兼三☎0551-32-3661     ◇事務局 [事務局長]出月智子☎055-272-2466 [事務局長補佐]菊島ちひろ☎0551-28-5447 [事務局長補佐/広報・ホームページ編集]坂本充☎0551-36-5903          
 
2016/07/10 7:16:56|その他
第六回 二科 二科山梨支部展 同人の部@

第六回 二科 二科山梨支部展 同人の部@

第六回二科山梨支部展、6月25日から7月1日迄、甲府市
山梨県立美術館で開催され、多くの方にご来場頂き、好評

の中に、無事終了しました。
今回は、県立美術館の特別展「山梨の女性アーティスト

たち」において、二科会関係の女流画家埴原久和代さん、
五味祥子さんが紹介されるのに呼応する形で、山梨から
誕生した二科会会員を紹介しました(二科会の100年を
こえる歴史の中で、約400名の会員が誕生していますが、
山梨から5名が誕生)。
 同人・準同人の出品者数は11名、一般公募の部では
8名が出品。大変うれしいことですが、今回受章された
3名が二科展への挑戦、支部への参加を希望され、新たに

3名の支部準同人が誕生することになり、支部のメンバーは
14名に増えます。


今年こそ、入場者1,000人突破を実現したいと思いま
した
が、来年の宿題になりました。会期中、来場頂い
た二科関係者は、二科会常務理事の生方先生、
「山梨の女性アーティストたち」に出品中の二科会
評議員五味先生、山梨出身の二科会員有泉先生、
神奈川支部事務局長・二科会員辻先生、東京支部
二科会員金澤先生、神奈川支部長二科会員吉田先生
がご来場くださり、出品者の作品一人一人に丁寧に
ご講評くださいました。


山梨支部の同人の作品を、このページ含め三ページに
分けて紹介し、その次のページにて山梨出身の二科会
会員作品、そして
一般公募の部受章作品を紹介します。

今回は左列の最上段から順に、
  山梨支部長・事務局総括
         矢野兼三 「四季・春への序章」F100
  同 副支部長  岸 ユキ 「かぼちゃ T」 F80
  山梨支部監査 浅利美伎子「卓上の詩 T」F100
  同 事務局   佐藤久美子「りゅう(流)T」F100


 







2016/07/10 7:16:36|その他
第六回 二科 二科山梨支部展 同人の部A
   第六回 二科 二科山梨支部展
   同人の部A


    上段左から
  同人 外川昌宏「裏通り」F100
  同人 長澤登美子「夢の続きV」F100
  同人 曽我志緒美「生2」F100 

    下段
   二科山梨支部展会場風景







2016/07/10 7:16:10|山梨支部報
第六回 二科 二科山梨支部展 同人の部B
第六回二科 二科山梨支部展
同人の部 B



  上段左
   同人、事務局補佐 
   菊島ちひろ「stream」
         F100
  上段右
   同人、事務局補佐
   佐野忠明 「重圧」
         F100
  下段左
   新同人
   若奈 威 「1945」
         F100
  下段右
   新準同人 
   小澤 忠
   「駒ケ岳に初雪」F100    







第六回二科山梨支部展 一般公募の部
第六回二科山梨支部展一般公募の部

 第六回二科 山梨支部展は平成28年6月25日〜7月1日まで、
 甲府市の県立美術館で開催され、盛況の中終了致しました。

 今年度出品者の出品作品から二科山梨支部同人全員の
 投票により、 三名・三点が受章されました。 
 受章者・作品は
 奨励賞 真壁芳子 「時々ケセラセラ」F100号 写真上段左
 奨励賞 荒木茂 「中之島公会堂」堂々 F100号 同中央
 努力賞 市川友彦 「新緑の山里」 F-60号   同右
    
    上記三名は、全員二度目の受章で、国立新美術館で開催
  される二科展に挑戦する希望もあり、山梨支部準同人に
  推挙されました。

 その他入選者は
 藤田直美さん、田中 茂さん(初)、大関弘子さん(初)、
 半田さなえさん、小澤一雄さん(初)
    注 : 「初」は初出品 

 写真 下段 一般の部会場風景 
 

 







2016/07/10 7:15:25|その他
山梨出身の女流画家の展覧会が楽しみ
山梨県立美術館は、山梨県出身の女流画家を紹介する展覧会を企画しています。
「美し、やまなし、パワー!山梨の女性アーティストたち」という名称で2016年6月25日(土)〜8月21日(日)県立美術館で開催されます。

昨年100回展を終えた二科会の100年を超える歴史の初期に、女流画家として初めて二科会会友になった埴原久和代も展示される予定です。彼女は、現在の南アルプス市(白根)出身で、1914年の
第一回二科展から出品し、1926年に二科会会友に推挙されました。日本の大きな洋画団体で確たる地位を得た最初の女流洋画家といえるかもしれませんね。日本画では、上村松園、小倉遊亀などの名前があがる野でしょうが、洋画の世界では埴原久和代が最初と言っても過言ではない。イタリア帰りのラグーザ玉もいるが、彼女は、美術教育者として来日していたイタリア人彫刻家ラグーザに嫁ぎ、イタリアで実績を積んで、ラグーザの死後帰ってきたということでは、ちょっと異質の経歴の人ですね。昭和になって、洋画の世界で、入江一子、長谷川町子、桂ゆき、三岸節子などの女流洋画家の活躍が知られていますが、大正時代に、既にしっかり実績を作ったという意味では、洋画壇では埴原女子が最初だったと言えそうですね。それも山梨出身で!!!!!
埴原女子は、南アルプス市出身ということで、1931年に甲斐美術協会の設立の原動力となり、この甲斐美術協会が現在の山梨美術協会の前身であったということを考えると、二科会のみならず、山梨県美術界に多大な貢献をされた作家であったといえます。晩年、高血圧症が原因で失明、仏門信仰に入り、57才で亡くなりました。

この展覧会には、甲府市出身で現在二科会評議員として、気鋭の女流作家として活躍され、金澤にアトリエを構え、ご主人と共に後進の育成に大活躍の五味祥子さんの作品が紹介されるらしい。二科に所属する山梨支部としては大変うれしく、楽しみな展覧会ですが、数多くの山梨ゆかりの女流作家の作品を、皆さんと一緒に楽しみたいと思います。