二科百年展「伝説の洋画家たち」 が東京都上野公園・東京都美術館で昨日7月18日から始まりました!
東京都美術館では9月6日迄、その後9月12日〜11月1日の期間で大阪市立美術館、11月7日〜12月27日の期間で石橋美術館と巡回開催されます。
初日、会場で二科会の仲間と一緒に見ましたが、大変充実した展覧会で、正に「時代の先にはいつも二科があった」を実感させる展示で、そして「今も、これからも」という期待と責任を感じています。
文展から二科として分離する経緯、数多くの有能な若い画家たちが、国内画壇の権威・枠にとどまらず海外に進出し、海外滞在中或いは帰国した作家達の新しい、幅広い表現の発表の機会を二科は提供し、国内のみならず、海外画壇・作家との交流を深め、抽象・写実のジャンルを超えて、新しい才能を発掘してきたことなど、分かりやすく解説し、興味深い展示になっています。国内のみならず海外でも高い評価を受けた日本人画家がこんなにいたこと、海外からも、興味を持って見たり、参加した画家がいたこと、こんなにも幅広い、多様な作家群が二科から生まれ、それをステップに、こんなに多くの公募団体を立ち上げる人材をはぐくんできた二科のその歴史、二科展、そこに挑戦した新進気鋭の作家達、もはや伝説というよりも、画壇の潮流の中心であったという事実に二科に在籍する自分自身胸をゆすられるような深い感銘を受けました。 ぜひ、機会ありましたらご覧ください。 |