| 九州北部では梅雨明けですね~。 こっちも間もなくかなぁ(^^)/ さて、今ではスイッチポンで、 美味しいごはんを、 炊飯器が自在に炊き上げてくれます。 よほど水の量を間違えない限り、 美味しく炊けますね  が、昔は、美味しいごはんを炊く極意として、 始めちょろちょろ・中ぱっぱ・赤子泣いても蓋取るな・・・ なんて云われて、お嫁さんはお姑さんに、 みっちり仕込まれたそうですョ(^_-) 今は当然そんな時代ではありませんが、 例えばキャンプで、 焚き火で美味しいごはんが炊ける人は、 間違いなく人気者です(^^)/ ところで、アユ釣りの専門用語に、 始めちょろちょろ・・・ に、響きが良く似た言葉があります。 釣りは自重して、釣りの勉強しましょ  それがタイトルの、 朝瀬・昼トロ・夕のぼり・・・ と、云う言葉です。 なんとなくで構いませんが、 どう云う意味なのか分かりますか? 当然、アユ釣りをしている方なら、 知らないとエセ・・・ 疑惑が浮かびあがるでしょう(^_-) それくらい、 アユ釣りに関しては重要で、 思わず、ああなるほど~と、 ガッテンボタンを連打してしまうでしょう(^^)/ では、僭越ながら、 今日はこの専門用語を解説する投稿です。 この言葉は、 アユを狙う時間帯を示す言葉です。 朝瀬・・・ これは、朝は瀬を釣りましょう―。 と、云う事です。 こんな理由があります。 夜が明けて日の光が川に差し込むと、 変化として何が起るでしょう!? 第一は、水温の変化です。 日の光が当たれば当然ですが水温は? 正解!! 水温は、上がります  そうなると、アユの活性もあがる訳です。 が、これだけでは大正解には至りません。 では、次の要素です。 アユのこの頃の主食はなんですか? おおっ、正解(^_^)v 川の 石に付いた珪藻類ですね。 早く云えば 苔です。 日の光に当たって変化するのは、 光合成による、この苔の成長 ですね。 たくさん苔が付けば、 たくさんのごはんにありつける訳です。 でも、完全に石が水没していると、 日の光は届きにくくなる―。 水温の上昇によるアユの体温の上昇と、 苔の成長によるエサの確保を考えた時、 川のどんな場所が釣れそうかと云えば、 そう。 『瀬(せ)』です。 瀬とは、開けた流れのある場所ですが、 平瀬とか、チャラ瀬とか、 瀬肩とか、瀬尻とか、色んな呼び方があります。 瀬にはアユの縄張り(エサ場)が点在していて、 朝活性が上がるに連れて、 縄張り争いも激しくなるので、 朝は瀬で釣ってみよう―。 と、云う事です。 では、昼トロはどうでしょう? 響きで考えると、昼はアユも眠くて、 トロっとしちゃう―。から・・・ って、感じですよね(^_-) これ不正解ではあるものの、遠からじです。 トロ― と、云うのは 「トロ場」と、云う意味です。 トロ場とは、川の流れがゆったり、 トロ~っと流れている場所です。 こう云う場所の特徴として、 水深は? さすがっ!! 深いですよね  しかも、瀬ほど石が多い訳ではなく、 でっかい岩が沈んでるってイメージです。 朝に、せっせとエサを食べて、 縄張り争いで疲れたらどうでしょう。 人で云うなら、午前中に頑張って仕事して、 お昼ごはんの後は、どうしますか? その通り 「食休み」ですよ。 こんな言葉もありますよね。 「親が死んでも食休み」ってね  だから、 アユもお昼はお休みです。 だって、アツいじゃん  この時間帯のアユは群れている事が多く、 遊んでる感じなので、 縄張り争いを仕掛けるのではなく、 「遊びましょ!!」って、トロ場でおとりアユを一緒に、 遊ばせてあげるんです。 そうこうしてるうちに掛け針に引っ掛かる・・・ いわゆる 泳がせ釣りってヤツです。 アユに動きを委ねて自然に泳がせておくと、 釣れる確率が高くなる―。 って、云う事です。 さあ、それでは最後の 「夕のぼり」は、 どうでしょう? 日没から暗くなるまでの夕方、 川風が吹いたりすると、どうなりますか? いやあ、良い風だあ、涼しいなあ  って、なりますよね。 できればこの涼しさに、 アユも身を任せていたいのでしょうが・・・ 朝、瀬のごはん、大方食っちまったら、 明日のおまんまにありつくためには、 他のエサ場を探しておかなきゃならない―。 でしょ!? そこでアユが目指すのは 上流です。 明るい内に上流へ移動して、 新しいエサ場&縄張りを探します。 これが 「夕のぼり」です。 が、場所が分からないですよね。 そんな時に川の流れを想像すると、 泳ぎやすいのはどんな場所ですか? ガンガン強く流れてる場所よりは、 チャラチャラ流れて泳ぎやすい場所を泳ぐ―。 そんな場所は、 チャラ瀬とか、 瀬脇のタルミ・・・ そんな所を登っていくので、 そこにおとりを入れると、 おっ、お前もか!! そうはさせないぞ  と、先手を打ってちょっかいを出します。 で、掛かっちゃう・・・ そんな時間帯によるアユの行動を読んで、 誰が言ったか分かりませんが、 朝瀬・昼トロ・夕のぼり・・・ この言葉が定着したんだと思います(^_^)v 友釣りという、 循環の釣りだからこそ、 アユの生活を知って、 永く楽しもうって云う、 サスティナブルな釣りこそ、 アユの友釣りです |
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