| おはようございます。 寒いです  一気に冷えましたね。 八ヶ岳おろしの北風が堪えます  実は昨日の早朝、 ゆ、雪が舞って居りました  なので、一段と寒くなった事を受けて、 オリジナル童話 『じいじの糸電話』の、第三話です。 じいじが釣ったワカサギを食べながら、 「糸電話だ!!」って、云いました。 ばあばも、 「そう言えばそうね」と、納得でした。 その意味がまだわからないちいちゃんですが・・・ 「ちぃちゃん、ワカサギ糸でんわだよ」。
「お話しできるの?」
「ああ。もちろんさ」。
じいじのほそい目がもっとほそくなって、 ちぃちゃんを笑って見つめます。
「ちぃちゃんも、お話ししたい!」。
「もうちょっと大きくなったらね」。
「いつ。あした?」。
「そうだな。小学生になったら行こうね」。
「やくそくだよ」。
「うん。じいじとちぃちゃんの、 二人だけのやくそくだ」。
ちぃちゃんは、だいすきなじいじと、 指切りげんまんしました。
「うそついたら、はりせんぼんのーます」
その時のちぃちゃんには、 ワカサギがおさかなだっていうことも、 おさかな釣りが何なのかも知りませんでした。
でも、じいじとやくそくしたじじつだけは、 しっかりおぼえていました。小学生になったら、 ワカサギと糸電話でお話しができる―
ちいちゃんは、 その日が待ち遠しくて仕方ありません。
でも・・・ 小学生になったちいちゃんでしたが、
まだじいじとの約束は果たされていません
さて、大好きなじいじは、 約束を守ってくれるのかな?
実は、じいじは・・・
それでは、次回をお待ち下さい
もっと寒くなってからですネ |
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