皆様、おはようございます。
11月15日に、八丈島の三根小学校で、 創立150周年の運動会が、 開催されたのだそうです。
台風から1ヶ月― こうした事から、地域に笑顔が戻って来る事を、 心から祈っています。
三小(島での呼び方)さん、 毎年、お世話になて居ります。 創立150周年、本当におめでとうございます。
ところで、波と飛沫で、 ビッショリになったクルージングでしたが、 お天気は最高だったので、 みるみる服は乾いてしまいます。
で、漁協の皆様にお礼を伝えた後、 そのまま全員で、 同じ神湊エリアにある、 くさや工場の見学に向かいました。
実は、昨年まで見学させて戴いていた工場さんが、 社長様の健康的な都合で難しくなってしまい、 新たに別の工場様が、 我々を受容れて下さる事になりました。
港の直ぐ上の高台にある、長田商店様です。 実は、ここの社長様が、 HPで、日々コラムを書かれていて、 運動会の事も、そのコラムで知りました。
とっても、お話しが上手で、 気さくで明るい社長様です。
工場も、やはり小さくない被害があった様ですが、 地域の方と、声を掛け合って、 復旧に取り組んでいらっしゃる事を、 コラムで伝えて下さっています。
なので、HPへのリンクは敢えて貼りませんが、 島の現状や、地域の様子も分かるので、 興味のある方は、 覗いて戴けると良いと思います。
現在、 くさやのネット販売は休止されているとの事です。
5分足らずで工場へ到着し、 早速、社長様が、 くさやについて、お話し下さいました。
特に、多くの見学者や、訪問者を、 快く受容れて下さる様になった「きかっけ」の、 お話しは、繋がる事での「化学変化」 であった事が、伺えました。
くさやの事を調べたい・・・ 大学で「発酵学」を、 学んでいらっしゃる学生を受容れて、 研究を続けていると、 「くさや菌」の、とんでもない可能性に、 社長様が気が付きました。
地場産業である「くさや」を、通じて、 人も、発酵を続ける「くさや菌」も、 様々な「化学変化」を、起こして、 新たな「商品開発」にも、 積極的に、取り組んでいらっしゃいます。
試食では、「くさや」そのものは、勿論ですが、 ペースト状になった「味噌」を、 クラッカーに乗せたものを試食させて戴き、 凄い「マリアージュ」を、体感しました。
その後、 この工場の「命」でもある、 くさや汁を、見せて戴いたばかりか、 「味見」も、させて戴きました。
一見は、うわっと見えなくもないこの液体が、 「魚」を、「くさや」に、変えるのです。
一方で、素材となる「ムロアジ」や、 「トビウオ」は、年々、漁獲が減少しており、 八丈島でも、くさやの工場は、 ほんの数件になってしまった事も、 お話し下さいました。
しかしながら、 「キンメダイ」の、漁獲は安定しており、 ムロアジ漁を辞めて、 キンメ漁師に切り替えられた漁師さんも、 多い事も、伺いました。
それでも、 くさやは、安価で手に入る 「ムロアジ」・「トビウオ」で、 作らなければ未来はない― と、素材に拘って、作り続けていらっしゃいます。
参加者達にとっても、 きっと興味深いお話しだったと思います。
試食中、参加者達が連発した、 「おいしい」には、 きっと多くの意味が、含まれています。
楽しくおいしい時間は、 本当に、「あっという間」でした。
長田社長、 この先、復興にはまだ時間もかかると思いますが、 八丈のくさやを、守って下さる事を、 心から祈って居ります。
もし、来年も山梨の子ども達が、 工場に見学に行くことができたなら、 復興への取り組みなども、 お聴かせ下さい。
本当に、本当に、ありがとうございました!! |