夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2019/09/21 13:30:25|活動報告
令和最初の『やまなし少年海洋道中』7決意を胸に踏破出発2

さあ、VL初チャレンジ組が、
難コース走破に向けて出発する中で、
経験者の2名も、それぞれの決意を胸に、
踏破に繰り出して行きました。

昨年、「寄り添う力」を、如何なく発揮して、
メンバーから絶対の信頼を受けた1班のアヤは、
今年も同じ1班を引っ張っています。

只、今年はチーフリーダーと云う立場となり、
自分の班だけではなく、全ての班をフォローする、
難しい立ち位置です。
しかも、事前研修会を発熱欠席し、
出遅れてしまった―。と、云う不安も抱えていました。

そして昨夜は、前の記事にも書いた通り、
他のリーダーと意見を交わす機会をセッティングして、
そのミーティングは深夜まで続きました。
隣りで彼らの話を聴いていましたが、
ネガティブな意見も互いにぶつけあって、
それは、凄いミーティングでした。
こんなミーティング、
会社では先ずあり得ないでしょう。
お互いがお互いの事を信じているからこそ、
こんなミーティングが出来るのです。

チーフと云う立場になって、
その責任感は、更にパワーアップしていました。
そんな1班も、決して順調ではありませんでした。
1年生が多い事もあって、全体に幼さも目立つ中、
仲間の気遣いに全く気付かない子や、
いけいけどんどん無責任の子や、
それに気付いていながら、何も出来ない子や、
そんなぎくしゃくしたメンバーの間を、
培った調整力でなんとかモチベーションを、
保っていた1班でした。

でも、そんな関係性では走破はできない。
それを予測したアヤは、この踏破のテーマを、
「ゴールすること」より、
「かけがえのない1班になる」事を最優先し、
歩きながらでも、その都度、問題を解決し、
それでタイムアップならやむなし―。
それをメンバーに伝えて、出発する事にしたのです。

コースは、昨年とほぼ同じで、
朝、八丈富士にアタックして、
そこから大坂を超え、樫立でビバーク。
明日、登龍を目指すコースです。

何があっても、全員で解決する。
全員が納得して歩く―。でも、ゴールは諦めない!!
コースが重なる2班に考慮して、
少し時間を空けてのスタートとなりました。
1班が成長していく過程を、
大人もしっかり目に焼き付けよう。

アヤはしっかりと腹を据えて歩きだしました。
必ず全員でやり遂げような!!
頑張れ1班。

一方、3班を引っ張るありちゃんは、
昨年とは打って変わって、
笑顔いっぱいの班に育てていました。
チョッとした成功でもみんなで喜び、
逆にチョッとした失敗は、笑ってやり過ごす。

人の発言や意見は、必ず最後まで聴いて、
必ず拍手で評価する・・・
そんな「いいね」を、積み上げるリーダーシップで、
とてもいい状態で、踏破に臨みました。

昨年、うまくできない自分に不甲斐なさを感じ、
他のリーダーを真似ようとしても空回り、
そして、踏破は途中でショートカットで終了。
只、まっすぐさと健気さで、
子ども達からリーダーにしてもらったありちゃんが、

今年は、自分からリーダーになるために、
出来ない自分を変えるのではなく、
一緒に成長しようと呼びかけて、
信頼を得ていきました。

それを、本当に上手にフォローしてくれたのが、
カウンセラーのMさんです。

ありちゃんを立て続けて、
細かい後始末を、何気なくクリアーにしてくれて、
まっすぐなありちゃんの、
一番の理解者で居続けてくれました。

そのフォローにありちゃんが、
気付いてくれたかどうか分かりませんが、
昨年とは全く違うモチベーションで、
踏破に臨んでいきました。

3班のみ富士登山をカットして、
純粋に島を一周するコースを設定しました。
昨年、南原で謎の3時間を過ごし、
道半ばでショートカットした反省に立って、
昨年とは、逆のルートで、先に南原を廻り、
三原小・中でビバーク。
翌日、登龍にアタックするコースです。

VL2年目の今年、
絶対にコース間違いは許されないので、
しっかりと島を廻るプランを実践する事にしたのです。

明日は、笑顔で帰って来いよ!!
にこにこ3班、頑張れよ(^u^)

午前6時を回って、5つの班は、
それぞれの思いを胸に、
八丈を全身全霊で感じる旅に出発しました。

さあ指導者も、パトロールを頑張りましょう!!
次第に夏の太陽が、ギラギラと輝き出しました。






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