みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2025/10/09 0:44:05|稽古日誌
10.8 甲斐直心館水曜通常稽古!


 甲斐直心館の10月8日の水曜通常稽古には33人が参加しました。

 中3鶴田さんの号令で準備体操。北村先生の号令で握る運動、開く運動の補強運動も行い、素振りを行いました。

 



 この後、グループごとに分かれて稽古を行いました。

 小4〜6年生グループは指導者4人、館生13人でした。だいぶ涼しくなってきたこともあって最初から面を着け、切り返しの後は4〜5人一組になり、3〜4人元立ちで面の連続打ち、小手面の連続打ち、面-小手面-胴の連続打ちなどを行いました。跳ね足の癖がある人や左足が前にいく癖のある人は踏み切り足が弱く、前進力に課題があります。打った後に止まってしまう癖のある人も、前に伸びることを覚えます。




 遠間から大きく振りかぶる人には、直前で速く大きく振りかぶり振り下ろすことを求めました。「大強速軽」が剣道の基本です。

 昨年名古屋の八段審査の二次審査を見ても、40代で合格された先生がほかの先生と違ったのはどこか。誤解を恐れずにいえば、もちろん理合その他もあるでしょうが、大きく振りかぶっての速い打ちが圧巻でした。基本の初歩を学んでいる小中学生はまず一拍子で大きな打ちを身につけていくことが大切です。

 2グループに分けて1分間の試合稽古も1人3試合ほど行いました。打った後に気を抜いて打たれる人、相手の打ちを受けっぱなしにして時間が足りなくなる人。それぞれに課題も見えました。

 







 指導者も入って30秒一本勝負も行い、切り返しで締めました。木刀による剣道基本技稽古法も学びました。残心のとり方に進歩が見られた館生も出てきました。
 


 
 







2025/10/05 12:55:00|居合道稽古日誌
10.5 甲斐直心館居合道稽古会 53回目!


 甲斐直心館道場に丹澤孝之居合道教士七段を指導者にお迎えしての居合道稽古会の53回目稽古を10月5日、午前6時から1時間行いました。9月21日以来、2週間ぶりの稽古となりました。道場内室温は22度、湿度は75%でした。

 前日の小学校の運動会がこの日に順延となったこともあり、参加者は甲斐直心館の指導者2人でした。

 制定居合を一本目から十二本目まで抜きました。これまで教えをいただいたことを振り返りながらの稽古でした。

 参加者が剣道指導者だけだったこともあり、丹澤先生が古流の技を披露し、要点を紹介してくださいました。古流の技の意味も考えると、居合道とは生死に関係する重い武道だと感じさせられます。

 次回は10月26日(日)午前6時から54回目稽古を予定しています。

【全剣連制定居合】
一本目「前」・二本目「後ろ」・
三本目「受け流し」・四本目「柄当て」・
五本目「袈裟切り」・六本目「諸手突き」・
七本目「三方切り」・八本目「顔面当て」・
九本目「添え手突き」・十本目「四方切り」・
十一本目「総切り」・十二本目「抜き打ち」

 【全剣連制定居合】
〈正座の部〉
一本目「前」
二本目「後ろ」
三本目「受け流し」
〈居合膝の部〉
四本目「柄当て」
〈立ち居合の部〉
五本目「袈裟切り」
六本目「諸手突き」
七本目「三方切り」
八本目「顔面当て」
九本目「添え手突き」
十本目「四方切り」
十一本目「総切り」
十二本目「抜き打ち」


【初伝 大森流(正座の部)】
一本目 初発刀(前)
二本目 左刀(右)
三本目 右刀(左)
四本目 当刀(後)
五本目 陰陽進退(八重垣)
六本目 流刀(受流し)
七本目 順刀(介錯)
八本目 逆刀(附込)
九本目 勢中刀(月影)
十本目 虎乱刀(追風)
十一本目 逆手陰陽進退(脛囲)
十二本目 抜刀(抜打)


 







10.4 甲斐市伝統文化親子剣道教室 8回目!


 文化庁委託伝統文化親子教室事業の甲斐市親子剣道教室の8回目教室を10月4日、甲斐市篠原の甲斐直心館道場で開きました。9月20日以来の2週間ぶりの開催です。

 この日は当初、甲斐市内の小学生は運動会の予定でしたが、天候不順のため、運動会が翌日に順延されました。子どもたちも予定が変わって大変な一日だったことでしょう。運動会が順延となって朝稽古、そしてこの教室にも参加した小学生も複数いました。

 幼児、小中学生、一般の計30人が参加しました。写真撮影の時に胴場外に出ている幼児もいました。

 この日から初めて剣道着を着ける人、剣道具を着ける人もいました。教室を序盤、中盤、終盤に分けると、中盤の最終日に当たる節目の教室となりました。

 
 剣道具の着装などの時間を要したため、その間、経験者はラダーの訓練を先に始めました。小6志澤さんの号令で整列しました。
 
 準備体操の後、握る運動をいつもと違う形で行いました。腕を上に挙げて前にこぶしを倒すように握ると思いのほか大変で、効果があるそうです。

 竹刀をとり、足さばき、三挙動の正面素振りを行い、それぞれの列で披露しました。

 
 面着け後は剣道具を着けている人は切り返しをしました。全員で面打ち4本、面打ち-小手打ち-胴打ち-小手面打ちを行い、小6男子、中2男子にみんなの前で披露してもらいました。

 初心者も含め、地稽古を体験しました。




 
 初めて面を着けた参加者らから感想発表がありました。初めて剣道着を着た子どもたちもとてもうれしかったそうです。うれしい瞬間ですね。

 
 次回は10月11日(土)17:00〜18:30に9回目を開催します。2週続けての開催で、教室もいよいよ残すところ終盤の4回です。



 

 本年度、テキストとして2種類の書籍を各20冊購入しました。一冊は大泉書店「マンガでよくわかる少年剣道」(「東松舘道場」3代目舘長 榎本松雄・監修)、もう一冊は「剣道用具マニュアル」(著作・イラスト 石渡康二先生)です。どちらも初心者にも分かりやすい内容ですが、奥深い内容も入っていて、非常に勉強になります。
 

 
 







2025/10/04 11:56:00|稽古日誌
10.4 甲斐直心館一般稽古会!


 甲斐直心館の10月4日の土曜朝稽古後の8時45分からの一般稽古会には4人が参加しました。

 日本剣道形を打ち、面着け後は3人でしたので、切り返し、相面、相小手面を行い、地稽古をして切り返しで締めました。


 朝6時からの稽古に参加している一般は最初から4時間になります。さすがに体力的にもきつくなります。
 







2025/10/04 11:55:00|稽古日誌
10.4 甲斐直心館土曜朝稽古(小学生以下の部)!


 甲斐直心館の10月4日の土曜朝稽古(小学生以下の部)には中学生の部から引き続き参加の中学生を含め13人が参加しました。

 甲斐市内の小学校が運動会の予定で当初は小学生、幼児の2人だけの参加の見込みでしたが、天候不順で翌日に順延されたため、いつもの半分程度ではありますが、想定より多くの参加となりました。小学生は運動会に向かう気持ちを一日先延ばしし、切り替えての参加でした。朝方からの小雨、曇りの状況でした。

 号令は小6雨宮さん。5種類の素振りを行い、小手を着けて竹刀を構え、足さばき、空間打突を行いました。



 
 面着け後は全員で切り返しを行い、面打ち、小手体当たり、小手面打ちを行いました。小手を打った後の体の速い寄せを体感してもらうために小6女子にお手本を見せてもらいました。

 






 
 小学生4年生以上と3年生以下に分かれて試合稽古を多めに行いました。




 打ってその場に止まってしまってなかなか最初は有効打突がなかった低学年の館生が、打った後に抜ける意識を強く持つことで、見違えるように勢いが出て有効打突が増えました。

 「気剣体一致(きけんたいいっち)」といいますが、「気」にも「剣」にも「体」にも勢いが大切ということを実感できたのではないでしょうか。気勢、剣勢、体勢です。


 4年生以上では女子の勢いが目立ちました。仲間同士で厳しく高め合っていけることが理想です。

 それぞれの課題をしっかり自覚し、より理想の剣道に近づける稽古をしてほしいと願います。


 道場連盟体験作文の館内発表会は10月11日(土)の朝稽古の際に行います。当日は6:30〜中学生の稽古を早めに切り上げて中学生の部の予選会を行い、小学生の部は稽古を7:50までとし、その後、小学生の予選会を行います。当日、お隣の法久寺・大生園の運動会となっていますので、境内に甲斐直心館関係者の車を停めることはできません。近くの福よしの女将さんにご了解をいただきましたので、早めに帰る中学生を含め、甲斐直心館敷地内に停められない方は、福よし駐車場に停めてください。