| 運転席側のフロント・スピーカが時々鳴らない | | - 購入から1年くらいで、時々フロントの運転席側のスピーカが鳴らない症状が発生しました。最初は本当に稀に。暫くすると症状がなくなっていたので、そのままにしていました。しかし、だんだん稀にが時々になり、2007年6月頃からは鳴る時の方が少なくなり、最後には音が出ない状態になりました。
音がしないと、スピーカを手で叩いてとか非常に超昭和的な手段で凌いでいました。 - ということで、フロントスピーカを新品に入れ替えることにしました。ネットで色々調べてみると、W124にフィットするものとしてMac Audio社製のMac Mobile 12.2という製品を見つけ、通販で購入しました。富山県のREDZONEというショップです。
Mac Audio社のMac Mobile 12.2 は、W124フロント用として市販されているものです。 - REDZONEさんのホームページには写真入りで詳しい取り付け方法が説明されていますので、私のような初心者にも問題なく取り付けができました。
- 一番上の写真は、スピーカを取り外すために、最初にモールを外している様子です。写真のように先の細いマイナスドライバーのようなもので外すとやりやすいと思います。しかし金属製のドライバーではメッシュに傷がついたりしますので、マスキングテープなどを施して傷が付かないように注意が必要です。メッシュはすぐに表面の黒い塗装がはげてしまいます。
- 二番目の写真は、モールを外した状態です。爪がこのようになっていますので、手前の爪をまず最初に外すと、あとはすんなり取れます。
その後、手前と奥に見えるボルトを外せばメッシュは外せます。 - 古いスピーカを取り外します。中にウレタンの防音材があり、新しいスピーカのマグネット部とぶつかりしっかり入らなかったので、ウレタンの防音材は思い切ってカッターで切り取ってしまいました。
- 購入したMac Mobileを取り付けます(三番目の写真)。スピーカケーブルとスピーカは半田でしっかりと接続しました。ケーブルとスピーカを接続した端子台部分が車の金属部と接触しないようにスピーカの向きに注意して取り付けます。
- 一番下の写真は取り付けた状態です。ちょっと見ずらいですが、スピーカの回りに3か所クリップが付いています。このクリップを押し込むことでスピーカを固定します。直ぐにクリップは取れてしまうので、セロテープでクリップをスピーカに張り付けておいて押し込むように、REDZONEさんの説明にもありました。
- しかし、これがちょっと良く分からなかったので、直接REDZONEさんに電話で聞くと、社長さんがとても親切丁寧に説明をしてくれました。それだけでなく、このスピーカの特徴やら、REDZONEさんで手掛けている色んな取組を熱心にお話していただきました。
- 写真は助手席側ですが運転席側も同様に作業して取り付け完了です。
- 音を出してみます。純正のスピーカとはかなり違う良い音がします。
普段はクラシックを聴くことが多いのですが、このスピーカは値段の割には音質が良いので満足しました。 - 取り外した、純正のスピーカはネットオークションで売却してしまいました。
音が出なくなった運転席側のスピーカも、家の中できちんと接続したらしっかりと音がでたので、たぶん半田の接続部の劣化かなとも思いました。 ジャンク品で出品したので、それ相応の値段で落札していただけました。 |
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| カーラジオのアンテナが下がらない | | - 2006年9月のことでした、帰宅して駐車場に車を止めエンジンを切ってもラジオのアンテナが下がらず、出たままのMax状態になってしまいました。
ラジオのスイッチをOn・Offしても一向にダメです。 アンテナを手で押して縮めようとしても引っ込みません。 翌日から1週間のアメリカ出張になるので、カーカバーを掛けて出かけたいのですが、アンテナがMax状態で伸びたままではカバーがかけられません。 仕方なく、青空の下で駐車したまま出張に出かけることにしました。 - 出張から戻り、次のような応急処置をしました。
アンテナを根元から取り外し白いギザギザのプラスティックのひもをモータに絡ませようとしましたが、ラジオのON・OFFをするとアンテナが上下するばかりで止まらず、やむなくアンテナをはずし雨が入り込まないように蓋をして急場凌ぎをしました。 - 修理工場で見てもらったらモータAssy交換ということで、部品代だけで4.7万円だそうです。(だったらラジオなんか聞かなくてもいいもーーん)
- 修理は諦めて、アンテナの白いギザギザをアンテナを半分伸びる程度の所でカットして元に戻しました。これで、手動式で上下できるアンテナになりました。
しかし、ラジオの電源をON・OFFするたびにモーダがギーギー空回りしてうるさいので、アンテナユニットの電源コネクターを取り外してしまいました。 - 一番上の写真は、トランク内のアンテナユニットが取りついている状態の写真です。M8のナットで止まっているだけなので簡単に取り外しができます。
- 取り付けはアンテナユニットさえ手に入れば簡単に交換できることは分りましたが、このユニットを4.7万円も出して新品で購入したくはありません (あまりラジオは聞かないし)。しかし、このままではラジオが聞けないのでイザという時に困ります。(平凡なサラリーマンがベンツなんかに乗るから、ケチ臭い話になります)
- どうにかならないものかと、アンテナユニットを取り外して分解してみました。
二番目の写真は取り外した状態のアンテナユニットです。 - 三番目の写真は、ふたを開けた状態です。
白い歯車に、アンテナを伸ばしたり縮めたりする白いギザギザのプラスティック製のワイヤーが引っ掛かってモーターで伸び縮みさせているようです。 - W124Clubのトラブル掲示板で問い合わせてみたら、以下のようなアドバイスをもらいました。
中の白いボックスを外すと円盤形の基板が入っています。 その接点が焼けて基板に穴が開いて動作が不安定になっているはずです。接点をヤスリで磨いて接点復活材を吹きかけて元に戻すと復活するはずだ!! - そんなこんなをしている時に、ネットオークションで94年式E280用アンテナユニットが出品されていることを見つけ、無事11,000円で落札できました。
新品の4.7万円に比べれば安上がりで済みました。 |
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| 燃料ポンプが寿命・・・エンジン不動に | | | - 2007年9月、お彼岸のお墓参りに行った実家から帰る際に、セルを回すもエンジンが掛りません。セルは元気よく回っているんですが。(謎)
- リレーのコラムにも書きましたが、折角予備の燃料ポンプリレーなどをトランクに積んでいても、エンジンが掛からない状態に遭遇すると頭の中は真っ白になってしまうものです。 今にして思えば、もっと冷静にセルが回るんだから、次は燃料系とか、点火系とか疑ってみて、トランクのスペアパーツでなんとかして見るとか予備パーツを有効に生かすようにならないといけないなと思う次第です。
まー、即頭の中が真っ白になるほど、利休号はトラブルとは縁のない状態が続いていたということも裏を返せば言えるのですけど。 - それにしても実家の庭でよかったです。これが路上だったりしたらと思うとゾッとします。
- という訳で主治医に電話をすると、すぐに来てもらえることができました。
さすがはプロです。まずは症状からセルが回るのにエンジンが掛からないということで、即燃料系を疑います。燃料ポンプリレーを外して直結してみますがエンジンは掛りません。この段階で燃料ポンプリレーではなく燃料ポンプ自体が疑わしいということになりました。 - 左側の写真は、後輪の右側(運転席側)から車の底を写した写真です。
分りにくいですが、楕円でかこった箇所に燃料ポンプと燃料フィルターがあります。 - 右側の写真は、その部分を拡大した写真です。
- 主治医は燃料ポンプを棒でつついて刺激を与えます。私は運転席で「ヨシ!!」の合図でセルを回します。なんと燃料ポンプが一時的に復活してエンジンがかかったではあーりましぇんかー。(なんという荒療治。現代の車とは思えません。)
しかし、こういうノウハウは素人には到底思い気付きません。良い勉強になりました。 - エンジンが掛ってしまえば燃料ポンプは作動し続けるそうですが、一旦エンジンを切ると再度棒で燃料ポンプをつついて刺激を与えないとダメだということで、途中で完全にポンプが逝ってしまう前に主治医の整備工場に直行です。
- しかし、あくまでこの荒療治は燃料ポンプが完全に死んだ状態ではダメだそうです。棒でつついて一時的に生き返るかどうかは運だそうです。
こういう症状になったら、お試しあれ。 - さて、我主治医はスピードジャパンから格安な部品を取り寄せてくれるので助かります。利休号の燃料ポンプは2個使い仕様です。1本 12,000円也。ついでに燃料フィルターも新品に交換しました。(こちらは1個使いで、6,200円)
- 2005年12月の購入時の納車整備で燃料フィルターは新品交換してもらってありましたが、燃料ポンプは交換していませんでした。2007年年末に車検があるので、その時にポンプは交換しようかなと思っていた矢先でした。
普段からエンジンを掛ける前の燃料ポンプの発する「ジー」っという音にもっと気を付けていないといけなかったと反省しています。 - それにしても、棒でつついて一時的にせよ燃料ポンプが刺激で復活するなんて、とてもアナログ的で面白いですね。
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| 各種リレーの予防交換 | | - エンジンルームのフューズボックスの奥に各種リレーがあります。
- 一番上の写真の下から緑のリレーがフューエルポンプリレー、青が電動ファンリレー、白がP/Wリレーとなっています。
- 購入した利休号の過去の交換履歴が分らなかったので、リレーの故障を起こす前に予防として交換していくことにしました。(2006年6月、購入から半年後)
- 購入はスピードジャパンより。
- 緑はフューエルポンプリレー(001-542-9619) 3,000円
- 青は電動ファンリレー(002-542-0119) 3,388円
- 白はP/Wリレー(001-542-7819) 6,163円
- 引き抜いたリレーはリレーソケットに接点復活剤を吹き付けてから新しいリレーを入れます。接点不良を防止になります。(二番目の写真)
- 三番目の写真は、OVPリレーです。OVPは、オーバー・ボルテージ・プロテクションの略です。
- 雑誌にOVPリレーが故障するとアイドリングが不安定になったり、エンジンがかからなくなるという記事が出ています。利休号も信号待ちなどで不動になっては一大事なので上の緑・青・白のリレー交換と一緒にOVPリレーも新品に交換することにしました。
- OVPリレーは、ボンネットを開けてエンジンルームの右側奥にあります。
(フューズボックスとは全く反対側) OVPリレーは黒いプラスティックのカバーで覆われています。これを外すとさらに黒いカバーがすっぽりと帽子のようにOVPリレーにかぶさっていますので、上に引き抜きます。 - 三番目の写真のようにOVPリレーは左右にネジ止めされていますので、これを外すとOVPリレーが取り外せます。手や工具が入りずらい場所にありますので、ネジを落とさないよう注意が必要です。
- 一番下の写真は、取り外したリレー類の写真です。このまま袋に入れてスペアとしてトランクに入れておきます。
- これから約一年半後に、燃料ポンプ自体が寿命を迎えてエンジンがかからなくなるトラブルに遭遇しました。
- この時主治医がまず燃料ポンプリレーを疑いましたがリレーは新品交換してあることを伝えました。しかし、本当にリレーが作動しているかどうか不明だったのでリレーを引き抜いて、常にポンプに電源が行くようにリレー端子にコードを直結して確認していました。これでも燃料ポンプが動かないので、リレーではなく、燃料ポンプ自体がNGだということになりました。さすがプロ。
- 折角、トランクに燃料ポンプリレーをスペアで積んでいても、エンジンがかからなくなった状態で、まず冷静に燃料ポンプリレーをトランクからスペアのものに変えて試してみるなどの判断と処置が自分自身でできなかったことに、大いに反省しました。やはり出先でエンジンが突然かからなくなると、気が動転してしまうものなんですね。
- この件は、また別のコラムで紹介します。
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| W124のフューズ | | | - W124世代のメルセデスに用いられているフューズは、左写真のような形(大きさ)をしたフューズです。国産車のフューズとはまったく形が違います。
- フューズボックス(右写真)は運転席側のエンジンルーム内の奥にあります。(利休号は右ハンドル車なので、ボンネットを開けて向って左側奥になります。)
- 右写真のフューズは、利休号購入直後の2005年12月にネットオークションで購入し交換したものです。(付いていたフューズはスペアとしてトランクに入れてあります)
- BOSCH製(8A:20本、16A:10本、25A:10本入り一袋入り)で通販で1,100円でした。
- 因みに、フューズの色ごとのアンペア数は、白:8A、赤:16A、青:25A、になっています。
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