みなさんこんにちは、アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表 太田唯男です。
絵画の技法や用語についてお客様から良くご質問をいただきます。
これから何回かに分けて、簡単ではありますがご説明したいと思います。
Q 「新画」とは何ですか?
最近ではあまり使わない言葉かもしれません。
「新画」は「油彩画」、つまり「油絵(あぶらえ)」のことです。
歴史の長い日本画に対して、そう呼ばれるようです。
油彩画は、日本での広まりが遅く、その歴史は2世紀にもなりません。
日本で油絵が本格的に知られるようになったのは19世紀、明治初期です。
皆さんご存知のように、鎖国をしていた日本では長い間外国の文化を学ぶことが厳しく禁止されていたため、一般的になるのが遅かったのです。
開国後まもなくイギリスの報道画家として来日したチャールズ・ワーグマン(1832-91)に、
五姓田義松(ごせだ よしまつ)が入門し油彩画を学び始めたのが1865年、
そして高橋由一(たかはし ゆいち)が弟子入りしたのがその翌年でした。
ちなみに、油彩はフランドル地方(現在のベルギー)が発生で、ヤン・ファン・エイク(1390〜1411)という画家が兄のフーベルトとともに完成させたといわれています。
ヨーロッパでは、顔料に卵を混ぜて描く「テンペラ画」という技法が使われていました。
しかし油彩画は顔料に混ぜるのが植物性の油ですから透明感がありますし、
また、グラデーションなどの豊かな色調表現も可能なことから、
15世紀以降のヨーロッパでは、テンペラ画に代わる技法となりました。
次回は油彩画の特徴についてお話します。
アートギャルリー日本ぶっくあーと、太田でした。
2012.04.17.
アートギャルリー日本ぶっくあーと
WEBショップもよろしくおねがいします。
http://nihonbookart.com/