おはようございます!!
今日は、端午の節句―
五月五日の「こどもの日」で、ございますぅ
さて、最近は、五月の空を悠然と泳ぐ、
『鯉のぼり』って、余り見かけなくなりましたねえ。
まだ、山梨なんかは、泳いでる方かなあ・・・
って、感じはしますが、
日本伝統の文化が、消滅しつつあるようで、
寂しい思いをされている方、
きっと多いのではないでしょうか?
ところで、
端午の節句に、どうして鯉のぼりが揚げられるのか、
あなたは、ご存じでしょうか!?
これは、
「登竜門」の、お話しに由来しています。
中国の、
『後漢書』で、語られた故事で、
「鷹は生命をもって自らを高しとす
士有り、その容接を被る者は、名付けて登竜門となす」
に、なぞらえられていて、
流れが急な「龍門」と、云う川を昇りきった鯉は、
龍になる―
と、云う伝説が基になっています。
後に
「登竜門」の伝説は、
日本において、
「鯉の滝登り」と、云う、
誰もが知っている「ことわざ」として、
広く伝わっています。
端午の節句が風習が一般的になった江戸時代、
特に男児の、「立身出世」の願いを込めたシンボルとして、
端午の節句に「鯉」を、模した幟(のぼり)を、
その家の屋外に掲げたのが、始まりだったそうです。
さて、去る5月1日は、
正に「五月晴れ」の、晴天だったので、
薫風と陽気に誘われて、
なかなか行く機会がなかった、
甲府市の昇仙峡の奥に鎮座する、
『金桜神社』
に、初めて行って来ました。
金運アップに御利益があると云う神社で、
その名は全国にも知られていますが、
「灯台もと暗し」とでも、云いますか・・・
実際に参詣した事は、
山梨に住んでいながら、
産まれてこの方、一度もなかったんです。
ですが、長引く物価高で、
苦労する日々が続いているので、
困った時の・・・
と、云う事でもないのですが、
このパワースポットに、行ってみたくなったんです。
一の鳥居をくぐって、
参道から続く長い階段を昇った先に、
まるでトーテムポールの様な、
2大きな大きな柱が目に留まりました。
そこには、
「昇龍」と、
「降龍」の、
彫刻が施されていて、その大きさに圧倒されて、
暫し、色んな角度から、眺めていました。
すると、ある事に気付いたんです

「降龍」が、睨む先に、
一尾の
「鯉」が、泳いでいる姿を見つけました。
おっ!!
と、思い、改めて「昇龍」を見てみると、
門が閉まった「寺院」の、様な建物が掘られています。
丁度、鯉の視線が、
その門を、じっと見つめている様に見え、
おおっ、これは、正しく登竜門ではないのか!?と、凄く厳かな気持ちにさせられたのです。
龍は門の先から、勢い良く天に向かいます。
そして、天に昇った龍が、
再び、地に向かって降りて来た先に、
大きな緋鯉が、門を見据えている・・・この2本の柱が、
いわゆる、
「輪廻」を、現わしているようで、
その迫力に、息を呑みました。
鯉のぼりは、
子ども達の健やかな成長のシンボルです。
鯉が、やがて「龍」に、昇華していくように、
子ども達が体験する、
学びや、遊びが、成長には欠かせません。
この2本の柱を見て、
この地のパワーを感じて、
短い時間ではありましたが、
とっても大事な何かを、
教えてもらえた気がしました。
そして、今の仕事に改めて、
自信を取り戻せた気がしました。