北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2013/11/24 22:16:08|変態な日常
コラム「棒道」
今月初旬、ウチの息子どもが通う学校のPTA会報に、コラムを載せていただきました。
このまま新聞の折り込み広告にまぎれて、どっかに消えてしまうのはちょっと惜しいので、備忘録まで。


『冬支度』

ウチは家じゅうの暖房を、一
台の薪ストーブで賄っている。
暖房効率を考え、家の造りも
ごくシンプルにした。ほかに
暖房器具はなにもない/なん
といってもいちばん大変なの
は薪の調達。あちこちの知り
合いに声をかけ、処分に困っ
た雑木を片付けて回ったり、
時にはチェーンソーを担いで
伐採ごと引き受けたり。原木
運搬・玉切り・薪割り・薪積
み。一〇年以上、ずっとひと
りでやってきた/三年くらい
前から子どもらに、薪積みを
分担させるようになった。よ
うやく手際がよくなってきた
と思ったら、今年の春、一番
上が家を出た。二番めは火起
こしが上手い。薪棚に効率よ
く積みあげるのも慣れてきた。
ただその二番めも、再来年の
春にはたぶん家を出る。そう
して最後の三番めもいずれ家
を出て、私はまた、ひとりで
原木を運び、玉切り、割り、
積み上げる/大丈夫。お前た
ちが居らんでも、古里の冬は
暖かい。たまに帰って来た時
は、少しだけ楽をさせろよ。

(実際は縦書きでした)










2013/11/22 23:30:01|変態な日常
この土日は山梨で


もちろん休んでるヒマはございません(泣)。
明日も早朝から、現場へトツゲキ!

仕事をいただけるだけ幸せなんで、めっちゃありがたいのには違いなぃんですが、
さすがに今日の午後はびっくりしました。
東京は千駄ヶ谷の現場で作業中、にわかに体が震えてきたっ。
まぁ、6Fの屋上やし、もしかしたら『愛宕山』のタタリかもねっ(爆)。

と、いぅわけで今週は、嵐のよぉな一週間を過ごしてまいりました。

先週末は、千葉県で開催された『第3回落語国際大会in千葉』に出場。
二日間の日程を終えたあと、最終の「あずさ」で帰宅した翌日はまた、早朝から現場・現場・現場。
おまけに週中からは東京出張ありで、ほとんどパソコン開けませんでした(汗)。

で、前述の大会なんですが、幸運にも、なんと決勝戦へ駒を進めること出来ましたっ!!
しかも驚くことに!
決勝進出10名のうち、8名がお友だちっ!!!
なんだか、競り合うといぅよりも、仲間うちで開く寄席のよぉな雰囲気で、もちろん楽屋も和気あいあいで!

だいたい、大会主催者からして、「国際」と名のつくわりにはゆるゆるで、ところがまたそのゆるさ加減が、なぜか心地良かったりして、大阪池田の大会とは、またひと味もふた味も違ったコンテストを、楽しませていただきました。

かといって、審査まで、ゆるゆるやったわけではありません。
こんなこと言ぅたら、来年の池田ヤバいかもしれんけど、大阪の大会は、決勝に残った演者のうち、ひとりくらいは「あれっ?」って方が、残念ながらいらっしゃる気がするんですが、あ、もちろんけっしてご本人のせいではなくってね。
主催者側の思惑とでも言ぅんでしょぉか・・・。

そこいくとこの千葉の大会は、構えはゆるゆるやのに、どっから仕掛けよぉとしても、つぎの一歩を踏み出せない、審査の達人が待ちかまえていらっしゃいました。
唯一の上方落語やったからと、慰めていただきながらも、結果を見れば文句はありませんでした。

優勝は『鹿鳴家春木』さん!準優勝『笹の家小夏』さん!三位『道落亭かね平』さん!そして審査員特別賞に『喜楽亭笑吉』さん!

こんな社会人落語界を代表するそうそうたる面々と、決勝大会をご一緒させていただけただけで、もぉじゅうぶん幸せでした。


その夜の打ち上げでも、なんせ受賞した人、み〜んな身内っ!!
めっちゃ盛り上がって楽しくって、出来ることなら最後までお付き合いさせていただきたかったんですが、悲しぃかな次の仕事が控えてますから、最終の「あずさ」で、泣く泣く戻ってまいりました。

けどねっ。
同じく決勝進出を、なんとオリジナルの創作落語で堂々果たされた『火災亭珍歌』さんが、来春、栃木県鹿沼市で、今回決勝に残った面々の、お披露目落語会を企画してくださってるとか!!

実力も人間味も兼ね備えた、こんな素敵なお仲間の皆さんとご一緒させていただける幸せを、今宵もかみしめております・・・








2013/11/15 1:25:02|変態な日常
十八代目 中村勘三郎 追悼の会
せっかく購入してた3F末席2,000円のチケットが、当日の昼ギリギリまで無駄になる確率80%やった今日、分刻みで現場を掛け持ちしながら、それでもなんとか松本行の電車に飛び乗ることができました。

目的地は、まつもと市民芸術館。
中村屋が、最後に舞台を踏んだこの劇場で、あとにも先にも一回こっきりの追悼公演が行われたのです。
生前交流のあった立川談春師が企画し、どちらか一人でも来てくれたらと、立川志の輔師匠と、
さだまさしさんに声をかけたらふたりとも来ちゃった!といぅ、なんとも贅沢な顔ぶれの会となりました。

オープニングはVTR。
復帰公演をこのホールで催した時、壁一面にびっしりと埋め尽くされた寄せ書きに、おもわず号泣した中村屋。

ひとしきりVTRが紹介されると、会は、談春師から始まりました。
噺の長い志の輔師匠と、コンサートの長いさだまさしさんで、「皆さん、終電はあきらめてください。そのかわり、近場のホテルの門限には間に合わせますからっ!」って、17時からの会で、
まさかあとで、ほんまに焦るとは思わなんだ(爆)。

ネタは『宮戸川』。
マクラからちょっとおとなしめかな?っと思ってたら、なんと半ばで噺を終えた!?

じつは、とんでもないサプライズゲストが居ったんですねっ!
談春師が高座を降りた後、まさかの「笑福亭鶴瓶」師匠登場!!
「いいとも!」が終わった後、速攻であずさに飛び乗ってこられたとか。
勘三郎さんとは三十年来の友人で、この面々の中ではいちばん濃いぃ繋がりの師匠。
さんざんトークで会場を湧かせるだけ湧かして、さらにたっぷり『青木先生』かけてくださいました、メェェェ〜〜〜ッ。

その後、演出家兼俳優で、当館の館長もつとめておられる串田和美さんを交えて、座談会。
勘三郎さんの様々なエピソードで盛り上がった後、一回目のお仲入り。
ここまでで一時間半経過。

くいつきは、さらにトークから。
談春師とさださんのトークに、帰り支度を済ませた鶴瓶師匠が引っ張り出されて、リュック背負ったまま登場。
明日は早朝から『家族に乾杯!』のロケがあるそうで、最終のあずさで東京に戻らないかんのに、ぎりぎりまでなんとサービス精神の旺盛な、喋る喋るっ。
あげくに勘三郎さんの、マル秘『う〇こ』事件まで暴露して、
「言われたなかったら、先に死ぬなっ!」
鶴瓶師ならではの、たむけの言葉を残して、駆け出していかれました。

あとに残されたさださんの、鶴瓶いじりトークが続いた後、いよいよコンサート。

大好きな「落語」と、大好きな「さだまさし」を、いっぺんに堪能できるこの幸せ・・・

『家族に乾杯のテーマ?ソング』
『道化師のソネット』
来春公開される自身の原作による映画のテーマソングで、なんとこの日が初演となる、『残春』
そして、『精霊流し』。
「いまさら5分、10分縮めたからって、どうしよぉもないでしょっ!」
もぉたっぷり、さだまさしの世界に、浸らせていただきました。

そして、二回目のお仲入り。
「ここで、20分の休憩をとります」
アナウンスに時計を見たら、19時50分!

ここでなんと、先日、南三陸でもご一緒させていただいた、狐々亭さえの助さんが、同じ会場に
いらっしゃることが判明!!
しかも、廉価版のワタシと違って、めっちゃプラチナ席っ!
某所で仰ってたご旅行って、このことやったんですねっ!!

そしていよいよ、立川志の輔師匠登場。

「もぉ最初っから袖で楽しませていただいて、今の気分はお客さまと一緒です。もう、さださんで終わりでえぇやんっ!」

そんな言葉とうらはらに、『中村仲蔵』たっぷり一時間20分。
ほんとうに、時のたつのを忘れました。激、感動。
えっ?一時間20分て、こんなに短かったっけ!?

エンディング。
談春師、さださん、志の輔師匠。
大きな大きな中村屋の、笑顔の写真を背景に、
最後は、三本締めで、幕が下りました。

なんと贅沢な四時間半やったことでしょう・・・。

小淵沢行きの最終電車の時間がぎりぎりで、終演後、駅までダッシュしたために、せっかく同じ会場にいらっしゃったさえの助さんとも、感動を分かち合うことができず、それはめっちゃ残念でしたが、これだけの会を堪能することができて、それ以上はもう、望むときっとバチが当たると思うくらい、素晴らしい会に巡りあうことができました。

俗世では、まだまだ“死のロード”の真っただ中。
ほんのひととき、心に栄養を補てんすることができた夜でした。
ありがとう・・・









2013/11/09 21:22:40|趣味まんだら
ほっと一息
きょうは、市内武川町にございます某公民館の、『はつらつシルバーの集い』に
お邪魔してまいりました。
北杜市内の、各地の公民館でおしゃべりさせていただいてますワタシの噂をお聞きになり、
わざわざ図書館にまでお問い合わせいただいて実現した会。

このところ、不本意な高座が続いておりましたワタシも、素晴らしいお客さまがたのおかげで、
つられて笑うのを必死でこらえながらの、たいへん楽しい高座をつとめさせていただくことができました。
50名ほどのはつらつシルバーの皆さまにお集まりいただいたんですが、上手半分女性陣、下手半分男性陣と、真っぷたつに客席が分かれまして、初めはついつい反応の良い上手に向きがちだった体も、いつしかまんべんなく上下をふる余裕まで出てきて、落ち込み気味だった気分を一掃していただけたほど、このたびのお客さまには、ほんとうに助けていただきました。
がんばって回を重ねていると、たまにこんなご褒美がいただけるのですよね。
それでもいくつか、あらためて反省点もみつかり、まだまだ未熟なことには変わりありません。
この先、また壁にぶつかることがあったら、きょうの高座を思い出して、くじけずに前に進んでいきたいと思います。

今月は、本業のほうもまれにみる忙しさで、これ以上の新規現場をお受けするのはかなり厳しい状況です。もちろん、すでにお伺いしている現場に関しては、どんなことがあっても対応させていただきますので、どうかご安心ください。

本業の防水工事も、落語のほうも、重なる時は重なるもんで、これも調子が上向いてきた予兆でしょうか。
どちらも気を抜かず、もちろん手を抜くことなく、精一杯つとめさせていただきます。

明日ももちろん現場です。
雨の予報なので、かなり手こずりそうですが、せっかくきょう気分のいい思いをさせてもらったので、負けまへんっ!
必ずきっちりおさめます。
お酒も美味しくいただいたし、雨戸も締めたしガキも寝た・・・あ、違うか(爆)
きょうはもぉこれで寝ます。
おやすみなさい。

写真左は、我が家のもみじ







2013/11/04 21:48:48|変態な日常
おととい・きのう・きょう
写真左。
一昨日、娘の通う学校の学園祭で、ステージに上がるというのでわざわざ出かけてまいりました、親バカちゃんりんしゃん。

写真中。
昨日、仕事疲れをものともせず、翌日のために
アタマを剃りあげた夜。

写真右。
今日、いちお国民文化祭in山梨の一環なんですが、
こんなことに。
アタマを剃る必要があったかどぉかは、永遠の謎です・・・

またねっ。