北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2012/06/28 5:27:39|趣味まんだら
福祉施設で落語会
昨日は、名水の里・白州町で、落語会を開いていただきました。
呼んでくださったのは、社会福祉法人「白州いずみの家」。
利用者さんのために、定期的に様々な催しで地域と交流を重ねておられる、とてもアットホームな雰囲気の施設です。

会場は円形のこじんまりしたホールで、日当たりも良く、窓越しには木々の緑が眩しいほど。
そこに、利用者の皆さんと職員の方々、そして日頃ボランティアで施設を支えてくださっている
地域の方々など、約50名ほどがお集まりくださいました。

福祉施設で落語をやらせていただくのはこれが初めて。

皆さん、どんな反応してくださるんやろ?と、不安と期待を胸に高座へ上がりました。

けど、よけいな心配は全く必要なかった。
ほんとに皆さん、思い思いの表現で、熱心に聴いてくださって、ときたま起こるハプニングも、
それを上手に拾い上げて笑いにつなげられないワタシを鍛えてくださってるようで、ワクワクしながらおしゃべりさせていただきました。

会の終わり、素敵なプレゼントまでいただいて!
右の写真、利用者さんたちが作っておられる「いずみの家」の名産品、とっても丈夫で爽やかな柄の「いずみ織り」のマットと、ルバーブのジャム。
心のこもったプレゼントが、ほんとうに嬉しかったです。

お茶の時間では、何人もの利用者さんからツーショット写真をご依頼いただいたり、ほんとに楽しんでくださってたのが伝わってきて、めっちゃ幸せなひとときでした。

ボランティアでお越しの皆さんともお話させていただいたんですが、地元の方ばかりかと思っていたら、なんと大月からもお見えになってて。しかもその方、小遊三師匠と学生時代、卓球でともに汗を流したお友達だそう。

「いずみの家」の皆さん、ほんとうにありがとうございました。
また機会がありましたら、ぜひお邪魔させてくださいね!

いずみの家ホームページ









2012/06/24 22:09:06|変態な日常
学園祭
正確には学校祭なんですが。
ウチの子どもらが皆、おんなじ学校に通わせていただいてて。
きょうはそこの学校祭でした。

中学と高校と一緒なんですが、毎年じょうずに連携して、
それはそれは見ごたえのある、催しなんです。

そんな中、今回はウチの連中がみな、どっかしらで実行委員に携わってたんですね。
その頑張りっぷりは、やはり親としても、見届けとかんとあきません。
人混み大っキライなワタシですが、今年はいつになく、めっちゃ滞在してました。

ホール、出店、アトラクション、野外ステージ、展示コーナーまで、いろんなとこで
それぞれ、ほんまよぉ頑張ってた。

こぉいぅのを親バカっちゅんでしょな。
けどきょうは、どんだけバカと言われてもえぇ。

こんなだらしない父親やけど、カミさんがしっかりしてて、なんぼ貧しくても明るい家庭やったら、子どもは勝手に成長しよるんですね・・・。

日頃はでかい声でどやしつけることのほぉが多い、晩メシの時間でしたが、
つい、やさしい言葉で返したくなる、なんかこそばい夜でした。









2012/06/23 13:03:43|明日のために
紙ばくだん
あくどいやつは懲りませんな。
べつに興味は無いんですが、それでも卑怯なヤツが徘徊してるのを見ると、
どぉも我慢ならん。
政治ネタなんか書く(打つ)と指が汚れそぉで嫌なんですが、
それはきっと読んでくださる方も一緒。
楽しい記事を期待されてた方、ほんまにごめんなさい。
今日のは読み捨ててくださいねっ。

で、本題。
またまた、「紙ばくだん」が投下されたようで。
週間文春の記事「小沢一郎の妻の手記」。
消費税増税案に反対しそうな議員のところには、記事のコピーが入った差出人不明の手紙が、わざわざひとりひとりに届いたそうです(笑)。

相変わらずやることが卑怯でふるくさいでんな。
政局になるたんびに、この手の怪文書が出回るんですね。
『永田メール事件』(※文末注)の時もそぉやった。

今回は、小沢一郎の奥さんが書いたという触れ込みやが、
そもそもそこから怪しいと、冷静な識者たちによって、
いろんな角度から検証が進められています。
だいだい、奥さんに誰も裏をとってない。筆跡鑑定もしない。
そんな報道記事って、あり?

また、小沢一郎は放射能が怖くて逃げたとか、千葉の漁協から貰った魚を捨てさせたとか一部が騒いでるらしぃけど、実際はその全く逆で、わざわざ漁協に出向いて、地元の漁師さんたちと一緒に美味しく食べてみせる、安全アピールまでしてたんです。
それもどうよと思うけど、とにかくANNの全国ニュースにも、その映像まで流れてたんやから間違いない。




べつに小沢一郎を擁護する気もないけど、ここまであくどいあの手この手を駆使して、闇にひそむ連中が躍起になって、小沢一郎を葬り去ろうとしてるのを見てると、よっぽど何か都合の悪いことでもあるんかな?っと、ふつう思いますわな。
それで日本の現状が良ければえぇけど、ところがどっこい、これがまたもぉ、目も当てられん悲惨なありさまで。

とぉとぉ自民党のオハコやった、古き悪しき手段まで駆使して、なりふり構わず国民不在の政治を続けよぉとする野田政権には、とにかくさっさと、崩壊してもらいたいと思います。

追記:それにしても、「ナベツネだより」に落ちぶれた読売新聞にはワロタ。
週刊誌ネタを今頃入手した!?
小沢を潰したいだけやん。素人にも見え見え。
読売は読む値打ち無し。東スポに身売りしたら(大笑い)。



※注『永田メール事件』
小泉内閣時、ライブドアのホリエモンが送ったとされる偽メールを、民主党の永田議員がうっかり信じ(といぅか引っかかり)国会で追求したところ、後で捏造されたものだったことが発覚して、崩壊寸前やった当時の自民党政権が、息を吹き返して形勢逆転、民主党がガタガタになった事件。ネタの提供元は「西澤孝」という、過去にも偽記事を捏造するなどしたといわれる素行の怪しい人物やったが、証人喚問寸前までいったものの、結局それも実現せず、うやむやになってしまった、なぁんでかっ?それはね・・・







2012/06/16 20:44:56|趣味まんだら
推定仮死の酔亭化枝(よってけし)
町内の公民館で、きょうも落語を一席やらせていただきました。
地域の福祉まつりでございます。
こちらへお邪魔させていただくのは、これで3年連続。
いくつかある公民館の中で、3回も呼んでくださったのはこちらが初めて。
たいへんありがたいお客さま方でございまして、先の小学校寄席の余韻も冷めやらぬなか、しっかりつとめさせていただかなあかんと、寝る間も惜しんで新ネタを仕込んでたんです。

これまでのお礼の気持ちを込めて、創作落語のネタおろしをさせていただく予定でした。
あの、プロの噺家さんにも作品を提供なさってる『微笑亭さん太』さんが、ワタシのために書いてくださったネタ、これを一番にお聴きいただくつもりでした、ところが。

昨夜のこと。
最後の仕上げのつもりで、ビデオの前でひととおり稽古し、カミさんにも入ってもらってチェックしたんです。
ビデオを見終わったカミさんがひとこと。
「これ、あしたかけるの?」
「えっなんでっ?」
「面白いけどブラック過ぎるで。関西やったらイケるやろけど、あしたのお客さまにはついて来れんと思う。・・・てか、引かれるわ」
こぉいぅ時のカミさんのアドバイスは、めっちゃ当たるんです。
これまでにも、言うこと聞かんと強引にかけたばっかりに、しくじった高座がいくつもありました。

「そんなこと言ぅけど、もぉあしたやでっ!いまさらどないすんねんっ!? まだ、マクラも考えてへんのにっ」

うおぉぉぉっ、また試練が襲いかかってきたぁぁ・・・

少ない持ちネタをひっくり返して、そんなかから選んだのが『七度狐』でした。
けどもぉ、一年くらいかけてない。
おさらいしたら案の定、つっかえてばかりでした。
えらぃこっちゃ、間に合わんがな。
目が覚めるようにウイスキーの炭酸割り片手に、深夜まで稽古。

やっぱ心配で深くは眠れんかったんでしょね。
翌朝は、4時には勝手に目が覚めました。
ワタシあかんのです。
ちゃんと準備が出来てないとボロボロな人間なんで、今回みたいに、前日にネタ決めて、
マクラも一晩で作ってかけるなんて、今までやったこと無かった。

なんでこんなに、胃に悪いことばっかりしてんねやろっ?
半ベソかきながらも、聴いてくださるお客さまに罪はありません。
楽しみにしてくださってるのに、がっかりさせるわけには絶対にいかない。
時間ぎりぎりまで、ブツブツブツブツ、稽古してました。

午後、いよいよ会場入り。
「では、15分後に始めます」
担当の方の言葉に、控え室で心落ち着けてたら、
「早くっ!出番です!」
「えっ、えぇーっ?」
まだ3分も経ってへんやんっ。

司会の人の声が聞こえる。
「・・・それでは、スイテイカシさん、お願いします」
誰やねんっ、『スイテイカシ』てっ!!

つぎつぎと襲いかかるアクシデントに、とうとう「推定仮死」状態のまんま、高座へ引っぱりあげられました。
ケーブルテレビ局のカメラも、なぜか来て回ってるし! 
聞いてへんがなぁぁぁぁぁっ・・・

「えぇいっ、なるよぉになれっ!」
討ち死に覚悟で、おじぎから顔を上げた。
ところが。

今回もまた、お客さまに救われました。
とくに女性のお客さまがたには、ほんとうに声を上げてよく笑っていただいて、
どんどん調子に乗せていただいて!
男性のお客さまがたも、そない大声では笑わんけど、殿方はいつだってそうです。それでもとても楽しんで聴いてくださってるのが、その表情からびしびし伝わってきました。
終わってみたらあっという間。
ほんとうに楽しくつとめさせていただきました。

つくづく思います。
落語って、ほんまにお客さまと一緒に作る芸やな、って。

3年連続でお声かけいただき、そして今年もお楽しみいただいた、
松向区の皆さま、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました!










2012/06/10 11:28:07|趣味まんだら
『ひまわり寄席』
ふぬけてます・・・。
いゃあ、昨日はほんまに楽しい時間を過ごさせていただきました。

じつは、東京から「ぽんぽん亭遊月」さんをお招きして、北杜市内にございます、とある小学校にて落語会をやらせていただいたんです。
PTA主催の親子研修会ということで、全校児童約250名とその保護者の皆さん、さらには地域の方々にもお越しいただいての、それはそれはもぉ、盛大な会でございました。

きれいな大きい体育館が会場やったんですが、前日仕込みでお邪魔したときは、こんな広いとこで、ほんまにだいじょうぶやろかと、めっちゃ不安でした。
子どもたち全員に座ってもらっても、体育館のなか3分の1くらいのスペースで収まってしまう。
保護者の皆さんはきっと100名くらいでしょうとのことで、これ、半分は余ってしまうなぁ、
音めっちゃ反響するやんっ・・・とか心配してたんですが、ふた開けてみてびっくり!
100名どころか、児童の皆さんとおんなじくらい、いや、もしかしたらそれ以上の保護者や近隣の地域の皆さんにお越しいただいて、いちばん後ろの出入口のところまでお客さまでいっぱいでございました。

なにより子どもたちが最高に素晴らしかった!
めっちゃ素直なんです。会が始まった瞬間から、がんがん食いついて来てくれる!
しかも1年生から6年生まで、しっかり話しを聴いてくれてるんですね。
だから、笑いが欲しいところで、きっちり返してくれる。
面白かったのは、やはりオトナと子どもでは、当然笑いのツボが違うんですけど、子どものツボでは子どもが、オトナのツボではオトナが、色分けできるくらい反応してくださったこと。
へぇっ、こんなに違うんやって、また新しい発見をさせていただきました。

ぽんぽん亭遊月さんの高座も絶品でした。
朝5時に起きて、朝一番の「スーパーあずさ」で駆けつけてくださったんですが、そんな疲れを微塵も見せずに、福井の大会の優勝賞品でいただいたという、初夏にぴったりの、とても涼やかなお着物で高座をつとめてくださいました。
この方こそ知る人ぞ知る、昨年福井県で開催されました「第4回ちりとてちん杯ふくい女性落語大会」において、見事優勝された方でございます。これ以上ない強力なゲストを得て、ワタシどんだけ心強かったことか!

遊月さんの「だくだく」は、ほんとうに見事でした。
まず、マクラでしっかりと子どもたちの想像力を揺りおこし、そのまますっとネタへ。
泥棒が出てくる場面からはもぉ、圧巻でした。
子どもたちがぐいぐい引き込まれてる!
みんなの目に、長屋の部屋の中の様子が、しっかりと見えてる!
遊月さんの熱演に、会場じゅう、手に汗握りながらの大爆笑でございました!

さらにワークショップでは、ますます遊月さんに来ていただいてほんとうに良かったと思いました。
子どもたちをステージに上げての実演指導なんて、ワタシ生まれて初めてやるもんですから、もぉ初っぱなからテンパってて、しくじってばかりやったんですが、そんなぐずぐずのワタシをほんとに上手に導いてくださって、遊月さんの名MCのおかげで、コケるどころか大盛り上がりで進んでいきました。

ほんまに楽しい小学校公演でした。

夕方、遊月さんを駅までお見送りして、「あずさ」がホームを離れて見えなくなったとたん、
何か心地よい疲労感とともにぼぉっとして、そのまま今朝までふぬけになってました。

A小学校の児童のみなさん、おなかのそこからいっぱい笑ってくれて、楽しんでくれて、
ほんとうにありがとう!
また、お集まりくださった保護者の皆さま、地域の皆さま、そして、会の運営を最後までお手伝いくださったPTA役員の皆さま、そして先生方、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました!

それから・・・最初から最後まで、ずっと名マネージャーとして支えてくれたカミさんへ。
感謝してます。ありがとう。


写真は左から
開演直前、保護者の皆さんが続々とお集まりの様子
東京から駆けつけてくださった、ぽんぽん亭遊月さん
ワタシがこのあとズッコケる、ワークショップの様子