北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2012/07/25 22:32:09|趣味まんだら
空にいちばん近い寄席
先日は、山梨県を中心に?活躍されてる「DJジロー」さんが、富士山頂の浅間神社で奉納落語に
挑戦し、見事成功されたそうでおめでとうございます。
この方、じつは六代文枝を襲名された、桂三枝師匠のお弟子さんやそぉで、最近はDJだけでなく、落語にも取り組んでいらっしゃるようでして。
そんなジローさんにはぜひゲスト出演していただきたい、落語会のお知らせです。

昨年来あたためておりましたトンデモ企画が、多くの皆さまのご協力のおかげで、なんといよいよ実現することになりました! 
その名も、
『空にいちばん近い寄席〜山落語(やまらくご)』

八ヶ岳連峰のひとつ、編笠山(2524m)に登頂しまして、その直下にある山小屋「青年小屋」で落語会を開こうという、なんとも酔狂なハナシで。

出演は、全日本社会人落語選手権で優勝されたこともある『鹿鳴家吉遊(かなりやきっちゅ)』
さんをはじめ、落語国際大会では決勝進出を果たされた『鹿鳴家傅右衛門(かなりやでんえもん)』さんと、ワタシ。
さらに運が良ければ、豪華飛び入りゲストの出演があるかもしれません。
(Y姐さん、心よりお待ちしてますっ!!)

寄席のあとは、とっておきの純米酒とともに、夜が更けるまで酒盛りが続きます。
なにしろここは、入口に“赤ちょうちん”もぶらさがってる、日本一高所の居酒屋「青年小屋」ですからねっ。
それだけやございません。
落語会の催される9月下旬は、登った者だけが楽しめる、山頂付近の紅葉の季節。
さらにワタシが密かに楽しみにしてるのは、押しつぶされそうな満天の星空。

どれひとつとっても、ぜったい見逃せない落語会でございます。
売り切れも予想されますので、参加ご希望のかたは、ぜひお早めにお申し込みください。

【ご参加いただくにあたっての注意!】
登山は、自己責任が原則です。
また、編笠山は、本格登山の経験と装備が必要ですので、初心者の単独行動は絶対に避け、
必ず経験者と共に行動し、安全に充分配慮してください。

とき / 平成24年9月29日(土) PM7時開演
ところ/ 八ヶ岳・編笠山 青年小屋(標高2400m)
木戸銭/ 無料
    ※但し、山小屋の宿泊費が必要となります。

お問い合わせ・お申し込みは、
青年小屋直通    090−2657−9720(20:00まで)
青年小屋 竹内自宅 0551−36−2251(21:00まで)

または「北杜舎」0551−20−5250まで!!








2012/07/21 21:38:32|趣味まんだら
お寺で落語
ありがたいことに今年もまた、須玉の東漸寺で、高座に上がらせていただきました。
3年目でございまして、施餓鬼会のあと、いつも落語会を催していただいてるんです。
きょうは1年目と同じく、春風亭柳之助師匠の前座をつとめさせていただきました。

まず、法事終了と同時に金屏風から何から高座設営をし、そんときはまだTシャツとGパン。
ところがお客様がたはもう席についてて、じぃっとその様子をご覧になってるんです。
あんまり間が持たないんで、一番太鼓、二番太鼓流しながらセッティングを終えると、
大慌てで着物に早着替え。
何しろ最初に出るのはワタシですから、めっちゃ焦りました。
お馴染み、にらさき落語会名物「段取り聞いてなぃよぉっ!」トラップでございます(汗)。

師匠からマクラに関して貴重なアドバイスもいただいたんですが、頭でわかってても、
こんな状況でうまく切り替えの出来る人間ではございません。
仕込んでたマクラをこなすので精一杯でした。しかもマクラふってる最中に、あろうことか三たびも、卒塔婆が音を立てて倒れたり(猛爆)。

東漸寺は臨済宗のお寺さんなんですが、今回かけたネタがなんと『宗論』で。
勇気あるなぁとか、怖いもの知らずやなぁとか、いろいろ褒めて?いただいたんですが、
意外にも、これまででいちばん笑っていただけたよぉに感じました。
それだけに、やはりマクラはもったいなかった。
師匠のおっしゃるとおり、しっかり時間かけてもっとあたためてたら、もっとウケたよぉな気がします。

会が無事に終わったあと、嬉しいこともございました。
昨年の秋ワタシを呼んでくださった、市内某小学校の先生との再会がありまして!
お寺のお手伝いをなさってたんですが、ワタシの落語を楽しんでくれた子どもたちが、
それ以来、落語の本を競って手にとるようになったと教えてくださいました。
そんなお話を聞かせていただくと、一生懸命やってて良かったなあと、つくづく幸せな気持ちになります。

ほんまのこと言ぅと、昨日からいろいろかなり不調で、ろくに稽古も出来なかったんですが、残ってる力振りしぼって頑張ったご褒美を、ほんの少しだけいただいたような気がしました。








2012/07/17 16:57:07|明日のために
原発はいらない
いつも拙ブログをご贔屓いただき、ほんとうにありがとうございます。
7月14日、生まれた日を除くと4度目の歳男としての誕生日を迎え、
考えるところがあり、タイトルを変更することにいたしました。

FRP専門の防水屋稼業も、はや27年。
べつに望んだわけでも無いのに、気がついたら人生の半分以上、防水屋やってる。
あと何年、看板張れるかわかりません。
少なくとも、ガキどもを世の中に放り出すまでは現役で生き抜くつもりですが。
その先は、ようそろ・・・。

残りの人生に、本気で責任持とうと思いました。
子どもたちの未来を守るためにも、今、生きている大人たちが本気を出して戦わないと、
マジで日本は滅びると、忍び寄る危機を、恐ろしいほど感じずにはおれません。

ワタシは群れるのが苦手な人間です。
これまでも、ずっとひとりで生きてきた。
ワタシにとって、最大の集合体は家族です。
だから、団体行動は苦手です。

毎週末、首相官邸を包囲して繰り広げられる、抗議活動には参加できません。
そして、そこに集まって、いつか必ず届くと信じて声を上げている人たちを、
心の底から尊敬します。
一緒に参加できなくて申しわけありません、と、頭を地面にこすりつけたくなります。

ワタシは、ワタシに出来るやり方で、この日本から原子力発電所を全廃するための、
皆さんの行動を支えていきたいと思います。

その覚悟を、タイトルにも表現してみました。
『FRPで天井貼れます』は、今日でおしまい。
これまで支えてくださった、15万余のアクセスをくださった皆さま、
ほんとうにありがとうございました。
次回からは、原発廃止を訴える、防水屋のブログとして、
これまで同様のご愛顧を賜ればありがたいです。

ただ、誤解を招かないよう申し添えますが、中身はこれまでと全く変わりません。
インチキオヤジのおちゃらけブログです。
そして、ときどき毒を吐く。

どうぞよろしくお願いいたします。

有限会社 小淵沢FRP
取締役 社 祐幸








2012/07/16 0:41:29|趣味まんだら
ネタおろし
週末は、韮崎市内の公民館で落語会でございました。
そして、ずっとチャンスを狙っていた新作のネタおろしを、
ようやく果たすことが出来ました。

微笑亭さん太・作『結婚相談所』。

拙ブログでも何度かご紹介させていただいている『微笑亭さん太』さんが、
ワタシのために提供してくださった作品です。
内容としては、ブラックてんこ盛りでたいへんワタシ好みなんですが、
慣れるまでは、かける場所にも若干気を遣うネタなんですね。
ところが、ご年配の方が中心の会やったにも関わらず、また、ネタおろしやったにも関わらず
けっこう反応が良くて、ちょっとだけ自信をつけることが出来ました。
まだまだ反省点だらけではありますが、しっかり稽古を重ねていけば、
きっとテッパンネタになる予感がしています。

今週末は、お寺で柳之助師匠の前座。
さすがにそこではかけられませんが、師匠もたいへん楽しみにしてくださっているので、
近いうちにぜひ、どこかで聴いていただきたいです。

この日でいよいよ48歳。えぇ節目になりました。
季節がら怪談も仕入れたいし、この調子で、がんばってネタ増やすぞっ!









2012/07/09 19:24:48|趣味まんだら
豊橋・寄席堪能ツーリング
車検から上がってきたのも束の間、オイル漏れが止まらず再入院してた愛車が戻ってきたのが
金曜の晩。
ぎりぎりセーフで間に合いまして、さっそく週末愛車にまたがり、テスト走行を兼ねて豊橋へ
出かけてまいりました。

先般、拙ブログでもご紹介させていただきました、『豊橋小市民寄席』でございます。
心配していた天気も、朝方、出かける頃には雨もすっかりやんで、曇り空の下、6時過ぎに出発。
諏訪湖畔に差し掛かる頃には、雲間から青空も顔を出し始めました。
途中、高速を使うつもりやったんですが、あんまり気持ち良かったもんで、結局、全行程一般道で、お昼過ぎ無事に会場へ到着。
ここまで、約260km/6時間。

会場となる豊橋公会堂には、すでに長蛇の列が!
今年で33回目となるこの寄席が、ほんとうに地域の皆さんに愛されてるのがわかりました。
あまりの行列に圧倒されて、最後に入ろうとそばの地べたに座り込んでたら、今回お誘いくださった『微笑亭さん太』さんが、「ほんとに席が無くなりそうだから早く!」と知らせに来てくださって、慌てて最後尾に並びました。
おかげで最後列ですが、一人がけの席を見事ゲット!
ワタシにとっては、周りに気兼ねなく楽しませていただける、最高の特等席でした。
そぉこぉしてるあいだにも、続々とお客さまがお見えになって、開演前には、パイプ椅子の特設席までびっしりと。
それでも足らずに、立ち見のお客さままでいらっしゃいました。

落語はもちろんのこと、太神楽あり漫才あり、寄席踊りや富くじまである、てんこ盛りの3時間半でした。
なかでも、とくに心に残ったのがお三かた。

まずはやはり『微笑亭さん太』さん。盤石でした! マクラで新手の振り込め詐欺の話しが出たんで、ワタシがじつは密かに伝授して欲しいと願ってる、詐欺に引っ掛からないための「啓蒙落語」かなっ!?と期待したんですが、さすがにそぉ都合良くはいきません。
さん太さんがTVドラマよりも先に作られた『家政婦は三田』をかけてくださいました。
マクラから安心して笑える高座は、さすがのひと言です。
さん太さんが高座に上がられたとたん、客席のテンションが一気に上がる様子が、一番後ろから
拝見してたワタシにははっきりとわかって、それはもぉ、「凄い」としか言いようがありませんでした。
また、座布団とそっくりおんなじ色のお着物も印象的でした。

お二人目は『成田家紫蝶』さん。
初めて豊橋にお邪魔したとき、あの「長篠合戦」をかけてくださった方です。
とにかく、上手い。
間が、これ以上無いくらい絶妙で、紫蝶さんが言うと、ぼそっとおっしゃるひと言ひと言が、
めっちゃウケるんです。間違いなく、全国レベルでご活躍できる実力のお方やと思いました。

もぉおひと方は『成田家虚生』さん。
まず、この寄席のために新調したといぅ羽織に目がテン・・・。
さん太さんのお着物どころじゃありませんっ、まっ金金なんですっ!!
横山たかしもしっぽ巻いて逃げ出すような、あれ、いったい素材は何で出来てるんでしょうかっ!?
で、この羽織を脱いだらもぉ、わけわからんっ!
なんと表現したらいいのか、まるでミラーボールのような、七色に変化するキラッキラのお着物。
ところが虚生さん、魅せてくださったのは、衣装だけではありませんでした。
地元豊橋ならではの創作落語をかけてくださったんですが、よそ者のワタシにもじゅうぶんに楽しめる、素晴らしい熱演で。
ド派手なお葬式の噺やったんですが、噺の持つ力と、演者のパフォーマンスがマックスに融合した、それはもぉ、ほんまに見事な高座でした!
着物のド派手なことなんか、とぉの昔に忘れ去ってたくらい、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

富くじでは、残念ながら何ひとつ当たりませんでしたが、じつは来しなに立ち寄った、例の
「サークルK・長篠店」でたった一枚だけ、200円で購入したスクラッチが、なんと4等500円アタリ!!
まっ、こんなもんですよね。

すっかり堪能したあとは、何しろ翌日は仕事。いそいで帰路に向かわなければなりません。
ご挨拶もそこそこに、会場を離れました。
帰りは迷わず高速へ。
開通したばかりの新東名を、ぜひ走ってみたかったんです。
三ヶ日JCTを折れ、いよいよ初走行。

いやぁ快適でした。
路面は濡れていましたが、ワタシに合わせてくれたのか、一滴も雨にはあたらず。
空いてるとは聞いてたんですが、ここまで空いてるとは思わんかった。
日曜の夕方なのに、3車線がらっがら。
真ん中車線に陣取り、たった一台での独走状態が、延々と続きました。
気分はまさに、ロンサム・カウボーイ。

新清水ICで下車。
豊川ICからここまで●●分(爆)。
これは使えるわ。ますます豊橋が身近になったみたい。

新東名のおかげで帰りは4時間掛からずに帰宅。
ツーリングと落語を、両方いっぺんに楽しんでしまおうといぅ、ちょっと欲ばりな試みでしたが、結果は大成功!
総走行距離530km、心も体も大満足の一日でした。