北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2021/01/02 8:45:47|明日のために
明けましておめでとうございます


拙ブログにお越しの皆さま、新年明けましておめでとうございます。
思い起こせば昨年は、誰も予想だにしなかった、たいへんな一年となりました。
それでも毎日陽は昇り陽は沈む。人は目を覚ましてやるべきことを粛々と積み重ね、やがてまた、眼を閉じる。
自然を前に無力さを思い知らされながら、それでもしぶとく、しなやかに、我慢強く、許される限りどこまでも生き続けるんですね。

毎年誰かしら欠けていたわが家族も、昨年の大晦日から元日にかけて、久しぶりに全員が顔を揃え、にぎやかな年越しとなりました。
例年、恒例になっていた清里での初日の出鑑賞も、今年は諏訪大社への初詣も兼ねて、諏訪湖畔からご来光を拝みました。

この春からは末の息子も、いよいよ社会人として働き始めます。
今までの常識は通用しない、新しい価値観の生まれる中で、戸惑うことも多いと思いますが、それでも逆境に強いのがウチの家族の強みです、したたかに、しなやかに、地に足をつけて、生きていってほしいと思います。

拙ブログをご覧くださってる皆さまもぜひ、しなやかに、この混迷を極めた時代を乗り越えていっていただけますよう、心の底から願っております。
きっと、良い一年でありますように。








2020/12/20 10:58:00|趣味まんだら
御礼!社会人落語日本一決定戦
ご報告が遅くなり、大変申し訳ありません。
すでに新聞記事等でご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、先週末、大阪府池田市で開催されました「第12回社会人落語日本一決定戦」において、第3位という、過分な賞をいただきました。
これもひとえに、日ごろから応援し、支えてくださっているお客さま、そして仲間、家族、親戚、
通りすがりの人のおかげと、心から感謝しております。

披露したのは創作落語。2年前、落語仲間で落語作家でもある「微笑亭さん太」さんに、移動スーパーをテーマに書き下ろしてもらった作品でした。
昨年8月、さん太さんと、やはり落語仲間の「参遊亭小遊」さんを小淵沢にお招きして、ホールで落語会を開催させていただいた時、初めてこの作品を聴かれた小遊さんから、めっちゃ熱心に「決勝進出を目指せ!」と叱咤激励いただきました。おかげで、それまでちっともそんな気が無かったワタシに、ちょっとだけ欲が湧いてきました。

けど、まだいうても夢の話やなと思ってました。
ところがなんと、その1か月後。
山落語仲間の「参遊亭遊若」さんが、第11回大会で見事優勝!!
いつも一緒に落語やってる遊若さんが、第十一代名人となられたことで、それまでまったく雲の上のタイトルやったのが、ほんの少しだけ身近に感じられるようになりました。

ただ、決勝を目指すには、まだまだ作品のインパクトが足りません。
コロナがだんだんと猛威を振るうなか、予定していた落語会も次々と中止になり、お客様の前でかけさせていただく機会もないまま、さん太さんのお許しを得て、今ふうにアレンジを重ね、とりあえずもなんとか形が出来たのが1週間前。
はしば文庫で、初めてかけさせていただきました。
そこでいただいた反応をもとに、さらに手をいれて池田の予選会に臨みました。

そしていよいよ予選会場。
不思議にわりと落ち着いていました。
やることはやった。あとは、落ち着いて、楽しみながら演じること。

予選の高座は、もぉ幸せのひとことでした。
客席には、歴代の名人・歴代の決勝進出者・落語仲間の皆さん・・・。
ほかにいくつも強豪が出ておられる会場があるのに、みな、ワタシの噺を聴きにきてくれてる・・・。
落語やってて、こんな幸せなことはありませんでした。
会場の雰囲気もあったかく、最初から最後まで、めっちゃ気持ちよく演じさせていただけました。
これでもし決勝に行けなくても、もうじゅうぶん幸せやと思いました。
それなのに、なんのご褒美か、まさかの決勝進出。

池田には、やはり落語の神様がいました。

じつはこの日、例によって車で大阪入りし、早朝には会場についていました。
駐車場も事前予約でストレスなく確保でき、ビリケンさんにも願掛けし、池田城址公園の天守閣で稽古、五月山公園散策とともに、歴代名人の植樹された記念樹にごあいさつ。
どれもこれもその場の思い付きで行動したのに、すべてが流れるようにスムーズでした。
天気は快晴。
あまりにも良い気が流れてるように思えて、つい太極拳の型の稽古をやってみたりしました。


決勝の日。
前日の予選会にくらべ、ひとりになって集中できるスペースが少なく、気持ちを整えるのにちょっと苦労しました。
ましてまわりは、全員決勝進出を果たしたツワモノぞろい!
自分の出番が来るまでは、聴けば絶対自信を無くすので、極力聴かないように、楽屋の外の冷たい廊下を、檻の中のクマのようにウロウロしたりしてました。

決勝の高座は、もうただ無我夢中でした。
コロナ感染防止対策により、1,000人は入る客席も心なしかまばら。
そのなかで、とにかく最後までやりきりました。
直後の講評では、審査員で「よせぴっ」編集者の日高美恵さんから、もったいないくらいのお褒めの言葉をいただき、「これで終わったぁっ!」と袖に戻りかけたら呼び止められ、そのあと桂文枝師匠からご講評をいただけることを知らなかったワタシは、慌てて舞台へ戻りました(爆)。

じつはこのあとが、今大会で、ワタシの一番の宝物となった時間でした。

文枝師匠から、作品の経緯についてご質問いただき、一生懸命無いアタマをしぼってお答えしているうちに、なんだか文枝師匠と掛け合い漫才のようになってきて、客席はドカンドカン受けるし、ネタやってるときはこんなに受けんかったのに・・・と戸惑いながら、これって「新婚さんいらっしゃい!」やなと思ったり。
そのうち時間もどんどん経って、「えぇっ?まだしゃべっててええのっ!?」とか、余計な思いが頭をよぎりながら、けど、あの文枝師匠から、こんなに絡んでもらえて、ウソみたいな、夢のような時間でした。

けど、最後の最後、「では最後にお聞きしますが・・・」と、文枝師匠がネタふってくれたのに、テンパってたワタシはまんまとそれに気づかず、とんちんかんな返しをしてしまいました・・・(轟沈!)


あそこでうまく返せるのが、名人なんでしょうね、きっと。
後で気づいて、撃沈してるワタシはマダマダと、自分の力の無さと、お笑いの怖さを思い知らされました。(・・・そんなんウマく返せたら、とっくにプロになってるわいっ!・・・と心の声w )

結果発表で、いきなり「第3位・・・引き売り屋を・・・」と名前を呼ばれたときは、思わず天を仰ぎました。
「がんばった・・・、カミさんとふたり、寝る時間も削ってがんばってきた努力が報われた・・・」と、なんかものすごく、肩の荷が下りた気がしました。

とりあえず、大会の感想はここまで。
長文たいへん失礼しました。まだまだ書きたいことが出てきそうなので、ここらでいったんひと区切りとさせてください。


最後に、今回はコロナ禍での開催でもあり、感染防止対策には最大限の注意を払いました。
公共交通機関は一切使わず、移動はすべて自家用車。池田市に入ってからも、定宿のビジネス旅館とその前のコンビニ以外は一切立ち寄らず、お土産のひとつも買えませんでした。
1日も早く、以前のように、皆で肩を揺らしながら大笑いできる日が訪れますように。


令和2年12月20日
第12回社会人落語日本一決定戦
第3位 酔亭化枝( 社 祐幸 )


写真は左から
山梨日日新聞12月15日版・受賞式の模様・決勝進出者の皆さんと

追記:毎日新聞山梨版にも、同日、記事にしていただきました
https://mainichi.jp/articles/20201215/ddl/k19/200/156000c








2020/12/07 19:12:02|趣味まんだら
はしば文庫で落語会
ご無沙汰しててすみません。
コロナの影響もあって、しばらく落語する機会もなかなか無くって、つい、ブログやってることも忘れてた、ポンコツ人間の今日この頃でつ。<(_ _)>

そんな中、昨日は、とっても趣のある素敵な場所で、久方ぶりに落語をやらせていただきました。
地元北杜市は白州町にある、「はしば文庫」。
古いお蔵に大工さんの手を入れて、鮮やかによみがえった、素敵な会場でした。

某大学の同窓会にお呼ばれしたのですが、以前からすっごい気になってた場所に初めておじゃますることが出来て、めっちゃ嬉しかったです。

こちらでは2席、かけさせていただきました。
そのうちの1席は、来週、とある舞台でかけさせていただく、創作落語のほぼネタおろし。
やはり、つくづく思い知らされました。
百ぺんの稽古より一回の高座。

貴重な学びをいただきました。
これを糧に、ご来場いただくお客さまには、より楽しんでいただけるよう、来週に向けてがんばります。

こんなブログを、いつも応援してくださってる皆さんに、きっと良いご報告がさせていただけますように。









2020/10/30 22:53:23|明日のために
人生初MC‼
「働き盛り必見!あなたの将来像」
シリーズもいよいよ最終回。
にんげん、半世紀以上も生きてたら、何が起こるかわかりませんなっ。

前回の告知で、ブログ仲間の「くまさんのカノジョ」さんもつっこんでくれましたよぉに、
この、このアドリブ全く無理なワタシが、成り行きで、健康のスペシャリストのおふたかたを前にして、なんかMCっぽいことをやってしまいましたっ!

もぉ、しどろもどろで目も当てられませんが、それでも落語やってなかったらこんな機会もめぐってこなかったわけで、もしよかったらお暇なときにでも、不肖よってけしの初舞台をご覧いただけたら幸いでつ。

特集コーナーは、7分45秒あたりから始まります。

・・・ちなみに直前の話題でハートの折り紙持ってる右側の人は、市内の寄席でご一緒したこともある、多芸多才のA嬢でつ!









2020/10/23 22:44:52|明日のために
放射能汚染水・本日の報告書より
<以下コピペ>

グリーンピースは今日、放射能汚染水に関して、新しい報告書を発表しました。

日本政府と東京電力は、タンクに貯蔵されている123万トンもの放射能汚染水は「処理済み」で、トリチウム以外の62の放射性核種を除去している、という説明をしてきました。しかし、除去しているはずの62の放射性核種が取り切れなかったことを、東電は隠していました。

そして、その62の放射性核種に含まれていない放射性炭素(炭素14)が、高濃度に残っていることも、東電は最近まで隠し続けていたのです。

炭素14は、他の放射性核種と同様に放射線を放ちDNAを傷つけます。
炭素14の半減期は5370年。
今から5,000年前といえば、三内丸山遺跡のような巨大集落が生まれ始めた縄文時代の中期です。
人間にとって世界が一変するほどの年月をかけてもなくならないものを海に投棄しようとしています。

<ここまで>

この期に及んで、なんで政府は原発を廃止しないのか、不思議でなりません。
目先の利益のため?
それで次世代の人々がどうなっても知ったことではないと?

政治家・大企業に、もはや倫理は無いのですね。
そんな政府に対し、国民のできることはただひとつ。

『声をあげ続けること』

おかしいことはおかしいと、どんなに迫害を受けようと、声をあげ続けることが、老いてゆくワタシらの、次世代に対するケジメやと思います。