原油価格の高騰、二酸化炭素による環境問題が、テレビや新聞等に大きく取り上げられております。 私共は、いかに消費エネルギーを減らし、環境にやさしく住まいに健康増進・利便性・快適性の向上を図るにはどうしたらいいのか考え、「高断熱・高気密」を取り入れることにしました。
 
2018/08/16 18:06:37|リフォーム
家の歴史とその想い
お盆前までに2軒の古民家の改修工事をさせていただきました。

1軒は床の改修。もう一軒は床と壁の改修工事でした。

共に築100年以上経っている立派な家です。


床の構造は今とは違っており、以前に別の現場でもここと同じ造りになっていました。
この当時はこれが普通だったのかなと感じます。
 

ご実家の改修工事という事で、ご近所に住むご主人のお姉様も来られ
状況をご確認していただきました。


こういった建物の床下には度々時代を感じるものが出てきます。

大正四年と読めます。これは棟札?なぜ床下に?

この時代の家は、木材を再利用しているのをよく見ます。
梁を柱・大引に使用したりして。
随所に見られる増改築の形跡から、その時代その時代で手を入れて
現在まで大事に家を維持されてきたのだと感じます。

隣の部屋の床下には、土で固められたものが見えました。

堀炬燵だそうです。
子供の頃使っていたと、懐かしくお話してくれました。



改修工事はその時代の大工さんの仕事が見られ、本当に勉強になります。
全てが手仕事。細部にわたって丁寧な仕事がされています。
木を削り・木を組む。
やはりこういう伝統技術は残し継承していかなくてはならないと身に染みて感じました。








2018/06/25 20:47:35|ちょっといっぷく
住宅デー
毎年開催される甲府建設組合の住宅デーが、今年も敷島総合文化会館で
包丁研ぎ・木工教室を行いました。

この会場で行うのも、もう5年目。
毎年の恒例行事に多くの地域の方がお越しいただき
今年も開始時間の30分前には長い列ができました。



今年は研いだ包丁の数が300本を超えました。
お昼前までに仕上げた包丁です。


あまりの数にお昼ご飯も簡単に済ませて、終了時間の14時までに
140本近く研ぎました。
さすがに組合員の職人さんたちもへとへとでした。

この奉仕活動は大好評をいただいておりますので、我々もやりがいを感じています。


来年も開催する予定ですので、お気軽にお越しください。







2018/04/01 11:55:11|リフォーム
甲府市住宅リフォーム助成事業 終了
平成28年度〜30年度にかけ行われる予定でした、甲府市住宅リフォーム助成事業が
平成29年度をもって終了になり、空き家対策への助成を拡充する為
空き家対策事業に移行することになりました。

だいぶ浸透してきており、弊社のお施主様もこの制度を利用してリフォームいたしました。少しでも負担が軽減できるので、とても喜んでいただいていただけに残念です。

ただ空き家の数は全国でも山梨はトップであり、その対策としてこの制度は良いかと思います。もう少し対象区域があればいいのですが。。
詳しくは甲府市のHPをご覧ください。


昨年、子供部屋を作るために改装工事をさせていただきました。
一部解体と木工事を弊社で施工、内装工事はお施主様がやられました。
壁紙のみ支給させていただき、パテ処理から張り作業はすべてご夫婦でされました。

お施主様から完成した写真をいただいたものです。




下り壁・腰壁の張りづらい場所に、レンガ調で張り合わせがとても難しい壁紙を
完璧に張られています。継ぎ目も完璧でびっくりです。

お施主様と共同でのリフォーム、いいですね。
弊社はDIYも応援します。









2018/02/26 20:27:05|高断熱・高気密住宅
省エネ住宅と健康
愛知県にある換気システム等を製造しているパナソニックの工場へ行ってきました。



高断熱・高気密住宅(省エネ住宅)にとって換気は最も重要な設備です。
所属してます新住協の企画で、パナソニックの換気システムのショールーム・工場・
モデルハウスの見学に参加してきました。

ショールームでは、給気と換気の解説・仕組・構造等が解りやすく展示されており
お施主様に給気と換気の重要性をご説明する為のとてもいい勉強になりました。

モデルハウスの見学は今回参加した一番の目的で「空気質」を体感できるというものです。
異なる換気システムを使用した居住空間の違いを体感できます。
一つの建物でその違いを体感できることはめずらしい事で、居住空間の温度・湿度・快適さをその場で比較できた事は参加して本当によかったですし、貴重な経験ができました。

また、このモデルハウスは省エネ住宅と健康をテーマとして建てられたものだそうです。



高断熱・高気密住宅とって重要な換気。
省エネ住宅の温度のバリアフリーに、温度・湿度・快適さをコントロールする事で
さらに住宅性能が向上し、より健康的な暮らしができるのではないでしょうか。

2階はまだ発表前の設備が多く設置されており、写真撮影は規制されていました。
未来型の居住空間で、ただただ驚きました。

近年、住宅の在り方が大きく変化してきています。
弊社が掲げている健康住宅・温度のバリアフリー。
今回得た知識も踏まえ、お施主様へ快適な住環境をご提案して参りたいと思います。









2018/01/22 20:05:58|エコ通信
ハニカムサーモスクリーンの勧め
今日は雪も降り、とても寒い一日でした。
予報より積らなくて一安心。

弊社では新築工事はもちろん、リフォームでも省エネ住宅化をご提案しております。
この時期は寒さ対策・付加断熱としてハニカムサーモスクリーンと内窓を
お勧めしております。
HPでは内窓やガラスの性能については載せておりましたが
ハニカムサーモスクリーンについては全く載せてなかった事に気付きました。

●ハニカムサーモスクリーンとは。
 





夏の外気温は窓から侵入し、冬の部屋の暖かい空気は窓から逃げていきます。
外壁側の壁には断熱材を充填してますので、熱の侵入・流出を防ぐ事ができますが
窓はガラスのみです。
そのため新築・リフォームの際は、開口部の性能の重要性をご説明させていただいてます。

弊社では、ハニカムサーモスクリーンと内窓を方角で使い分けるようご提案してます。
すべてハニカムサーモスクリーンは構いませんが、すべて内窓にはしません。

南面の窓にはハニカムサーモスクリーンをお勧めします。
ハニカムサーモスクリーンの利点は昼間日射を窓全体から取り入れ
夜間は閉める事により、省エネの効率UPにつながります。
南側を内窓にした場合、窓の半分は内窓で塞いでしまうため
日射の取入れの妨げになります。

弊社事務所は、南側にハニカムサーモスクリーン
北側にペアガラスの内窓を設置してます。
体感上、性能はほぼ一緒ぐらいな気がします。(一枚ガラスの内窓は絶対に使いません。)

また、ハニカムサーモスクリーンや内窓の設置は部屋を暖かくするのではなく
熱を逃がさない為のものです。
夏の冷房・冬の暖房の熱を逃がさない事で、省エネに繋がり
結果涼しさ・暖かさを感じ、持続されます。

設置写真をいくつか載せました。