パソコンを始めて最初の頃、「フォルダ」と「ファイル」という考え方が出てくる。 「あのフォルダと、ファイルね」 と馬鹿にして、パソコン歴ばかりが積み重なると段々困ってくる。 「フォルダ」と「ファイル」をなめていたからである。 「『あのフォルダとファイル』とはモノが違うんだ!」
そうして、パソコンとは情報=ファイルを、並べ、整序、不要なものは迷いなく廃棄すべき、たったそれだけのシステムだからである。 パソコンは舐めても、このシステムを馬鹿にしてはしっぺ返しを食らうのである。
まわりくどいことを言っているが、必要な「ファイル」が我がパソコンからなかなか見つからないことが、しばしば起きてくるのを嘆いているのだ。 3台のパソコン、外付けディスク、数々のメモリーを同時並行でつかっていると、こういうことが起こりやすい。 特に画像ファイル、PDFファイルなどが甚だしい。 「その画像はありますよ」と返事してから、汗かいて探し回ることも少なくない。
駄目な図書館、個人文庫のようなものである。 データが「組織化」されていないのだ。 「フォルダ」と「ファイル」をしっかり管理しておかなかった罰である。
今もパワーポイントメディアをこしらえた素材の画像の群を探し回っている。 印刷素材に提供するのに、困ったものだ。
写真:韮崎市さくらリゾート |