夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2024/12/13 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告35(自主の日①実は良くある出来事でして・・・)

皆様、おはようございます。

今年の漢字一字は、
『金』でしたねえ。

自分の予想は『米』でしたから、
見事にハズレでしたねえガッカリ

パリオリンピック、
金メダル多かったですもんね。

ところで、
突然ですが、あなたは自転車自転車に乗れますか?

まあ、おおよその方が、
『乗れます』って、
答えられると思うのですが、

ちょっと思い出して下さい・・・

補助輪の無い自転車に乗れる様になるために、
結構、我々は練習しましたよね~自転車

お父さんが、ハンドルを持ってくれたり、
後ろの荷台を押してくれたり・・・
お母さんも、応援してくれたり・・・

ですが、住んでいる地域に、
余り平らな場所がなくて、
移動は親の車車のみ―
とか、

ご両親とも働いていて、
教えてもらえる機会がなかった―
とか、

そもそも家に自転車がなかった―
とか、

みんなが、イコールではないですよね。

で、海洋道中の報告なのに、
どうして、こんな話しを冒頭でしたのか、
この後の、報告を、読んでくださいませ。

サバイバル踏破で各班は、
個々に自信を深めたり、
班の結束が高まったり、
成長出来た事は、間違いない事実です。

一方、サバイバル直後って云うのは、
気持ちも高揚しているので、
みんながみんな同じ事ができる―

って、錯覚してしまうようなところが、
実はありまして、

あれほどフツーやっていた、
「思い遣り」や、
「気遣い」が、

ふと、
できなくなってしまうって事が、
実は度々、起っています。

そんな一件が、今年も起ってしまいました。

直ぐに解決できた訳ではありますが、
笑顔いっぱいの3班に起ってしまったので、
教育的な部分も含めて、
先に、ご報告させて戴きますね。

自主の日は、
各班が八丈島でやりたい事を全員で決めて、
半日、班で自由に過ごす―
って、云うお楽しみデイです。

以前は、個人がやりたいことを、
グルーピングしてやっていたのですが、
昨年度から、班ごとに変更しました。

ですが、昨年は台風の接近で、
やるにはやったものの、
指導者がテント撤収―
とか、慌ただしかったので、

自主の日を、まるまる楽しめる、
絶好の日となりました。

各班の活動は、次に回しますが、
3班が選んだ活動は、サイクリング自転車

その中でも楽しみなのが、
八丈で大人気のカフェに行く―
って、事でした。

出発前、みんなワクワクしていて、
指導者も、「いってらっしゃーい」と、
笑顔で送り出した訳ですが、

レンタルサイクルを借りてから―

です。

実は、メンバー2人が、
自転車が漕げない事が発覚しました困った

様子を見に行った指導者から、ケータイ

「○○が、自転車に乗れない!!
 もう借りちゃったし・・・」

で、「○○も乗れないけど、
   歩くって云ってる・・・」

正確には、乗った事―

は、あるそうで、ヘルメットも持参していたし、
よもやの出来事で、指導者も驚きました。

電動アシストも付いてるから、
漕いだ事あるなら、なんとかなるかも・・・

って、本人は思っていたみたいなのですが、
乗らせてみたらフラフラで・・・

と、云う報告があり、

○○の代わりに、私がその自転車で、
3班に追走する事になりました。

もう1人の○○は、VLのおすぎが、
声を掛けながら、カフェまで歩こう―
そういう算段だった様です。

が、この二人以外のメンバー、
早くカフェに行きたくって、
二人を気にしながらも、先に行っちゃった・・・
らしい。

しかも、食べたいものの話しやらで、
ワイワイ盛り上がっている―

で、その様子をカフェで待機していた、
指導者が、問いただしました。

「おかしくないか?」

全員で同じ事をしようって、決めたはず。

「なんで待ってあげてないんだ?」

「このままでいいのか!?」

「先にみんなでこの後どうするのか考えなさい」

と、云う指導があったそうです。

そうです―

って、云うのは、追走した私がカフェに着いたら、
なにやら、指導を受けている最中だったので、
他の指導者から状況を聴くと、
そういう指導だったそうで、

そりゃあ当たり前だわな・・・

と、班で話し合う様子を、
遠目で見守っていました。

着いたら待ってようと思った―
とか、

まさか乗れないなんて思っていなかったから・・・
とか、

最初は、自己主張ばかりのミーティング
おすぎも、さすがに焦りがみえて、

「このままじゃ、
  カフェなんて楽しめないんじゃないか」

の、ひと声で、少し冷静を取り戻し、

先ずは二人に謝って、
カフェはなしにして、
みんなで歩いて自転車を返しに行こう―

って、事になりました。

そこで、自分は着かず離れず3班を見守りつつ、
様子を逐次、報告する事にして、
彼らと同じく来た道を、
そのまま歩いて帰る事に・・・

しゃあない。

自分も、ソフトクリームは我慢です。

自転車を引いて歩き始めたのですが、
他のメンバーも釈然としないところが残って、
愚痴が出ます。
わがままも出ます。

給水のため、ちょっとした広場に来た時に、
ついに、見かねたおすぎが、
メンバーたちに怒りをぶつけました。

「なんなんだよお前ら・・・」

もう言葉も選ばず、

「もし自分が逆の立場だったらどうすんだ!?」

「無理に乗って怪我したら、どうすんだ。あーッ」

「こんな状態のままでいいんかよ!!」

涙目で、訴えていました。

そこでやっと我に返った3班、
それぞれ、無言で自転車を引いて歩きました。

自分自身の甘さや、
身勝手な部分に、やっと気付いて、考えたんです。

レンタサイクルのお店まで、
徒歩では、だいたい40~50分。
ほぼほぼ、自主活動はなくなって、

午後スノーケリングをする底土へ向かいました。

でも、救う神あり―

なんですね。

底土のビーチにもカフェがあって、
タイミング良く、そこには取材で、
人気の芸人さんも来て居ました。

お店は代わったけれど、
それぞれカフェメニューを、
味わう事ができました。

3班に、昨日までの弾ける笑顔が戻りました。

おすぎが一番焦っただろうな。
先ずは、良かった。
もう大丈夫。

で、その芸人さんっていうのは、

「大丈夫ですよ。はいてますから」の、人と、

キレて、
大声で地団駄を踏む、あのお方です。

ちなみに、いつものアレを、
ちゃんとはいていらっしゃいました。

が、眼鏡のあのお方は、
とっても穏やかでしたスマイル

「底土へおいでやすう・・・」スマイル

次で、3班以外の活動、報告しますね!!




 





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